
|
 |
| 2011年05月31日(火) ■ |
 |
| 黒鳥を踊ることは大変なことだよ |
 |
映画「ブラック・スワン」(ダーレン・アロノフスキー監督)から。 バレエと言えば「白鳥の湖」(たぶん、それしか知らない(汗)) 主役である純真な「白鳥」が、邪悪で官能的な「黒鳥」に変身。 その2役を見事に演じきった主人公には、素直に拍手を送りたい。 同一人物が、そのニ面性を両方、表に出すところに、 この作品の面白さ、凄さがある気がしている。 しかし、自分の生活に置き換えてみると、 「善・悪」両方を使い分けて生きる必要性は、あまり感じない。 勿論「寛にして律」(寛大だけれど、怖れられる人物)のように 相反することを備えている人物には憧れるが、それとはちょっと違う。 誰もが持っているニ面性を、どのようなバランスで表に出して、 自分という人間を作り上げていくか、が大切であるといつも思っている。 さて、選んだ一言は「黒鳥を踊ることは大変なことだよ」。 これには、台詞には出てこないが「白鳥の心を持ったまま」という 気持ちが隠れていると思う。(だから、難しい) どちらかに徹して良ければ、楽なんだろうけれど、そうはいかない。 この難役を乗り越え、彼女は誰もが認めるプリマドンナになった。 意外と重たい作品だったが、大満足である。
|
|