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| 2011年03月24日(木) ■ |
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| 衣食足らずとも、礼節を知る |
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最近、この震災を体験して発見した、日本人の定義かもしれない。 今までのお馴染みは「衣食足りて、礼節を知る」。 辞書を引くと(「管子」牧民の「倉廩(そうりん)実(み)ちて則ち礼節を知り、 衣食足りて則ち栄辱(えいじょく)を知る」から) 人は、物質的に不自由がなくなって、 初めて礼儀に心を向ける余裕ができてくる。衣食足りて栄辱を知る。 しかし、衣食が足りなくとも、配給の水や食料を、暴動が起きることもなく 長い列を待ち続けている、東北の避難者の姿を見ると、 日本人は、物質的に不自由でも、礼儀に心を向ける行動が出来ることを 証明したことにならないだろうか。 言い換えれば、中国数千年の歴史を超えた、瞬間とも言える。 地震や原発の災害に同情をしながらも、 日本人の「礼節」に対する行動に、驚いた国々は、多いに違いない。 だから、私たちは「日本人」としての「誇り」を大切にしたい。 これは、事業仕分けで、効果が薄いと判断されがちな、教育の分野である。 教育の成果は、時間がかかるけれど、こんな非常事態になってこそ、 その成果は発揮されることを、実感しただろう。 中国は「衣食足りて、礼節を知る」、 しかし、日本は「衣食足らずとも、礼節を知る」。 どうだ、参ったか!
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