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| 2011年03月10日(木) ■ |
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| それくらいの覚悟は持てよ |
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映画「ゴールデンスランバー」(中村義洋監督)から。 主人公、青柳雅春は、大きな影の力で、 首相殺害の犯人にしたてられ、どんどん追い込まれていく。 人間は「こいつが犯人」というイメージを前提に、 情報を植え付けられると、何もかもそれに結びついて考える。 マスコミは、火に油を注ぐように、追い討ちをかけ、 何の根拠もないまま、面白可笑しく報道し、 視聴者が受けることならなんでもする、といった形が優先され、 そのターゲットとなった人物の人権などは、無視される。 それに怒ったか、脚本家(もしかしたら原作者・伊坂幸太郎さん)は、 主人公の父を通して、こんな台詞を口にさせる。 「お前らのやっている仕事は、 人の人生を台無しにするかもしれねぇんだ。 それくらいの覚悟は持てよ」・・ マスコミに対して、吐き捨てるように言い放ったシーン、 久しぶりに、スッとすることができた。 これは、映画や小説の中のことだけではない、 日頃のマスコミの騒ぎ方をみるたびに、思うことでもある。 マスコミは、報道の自由を御旗に付けて、 何でも訊く権利があると勘違いしていないだろうか。 NZ地震被害で足を切断した学生に 「今、どんな気持ちですか?」と尋ねるのと同じだ。 「辛かったね、本当に良く頑張った、ゆっくり休んで下さい」 どうして、これくらいのことが、言えないのだろうか。
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