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| 2009年12月08日(火) ■ |
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| 坊や、私を捜しているの? |
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映画「この道は母へと続く」(アンドレイ・クラフチューク監督)から。 ロシア映画って感じが、全体に表現された作品だった。 作品の冒頭、ガス欠で車が立ち往生した時、 凍てつく外の風景をじっくり眺めるシーンがあり、 「ほら、まさにロシアって感じだ」と呟くシーンが 私の印象とダブり、違った意味で面白かった。 さて、気になる一言は、映画のラストシーン。 母を探すために孤児院を脱走したという少年の実話を基に 製作されたという映画だけに、どんな終わり方をするのか、 母親がどんな顔をするのか、とても興味があったが、 顔は出さず「坊や、私を捜しているの?」の台詞だけ。 (たぶん、私の聞き間違えでなければ、 病院で主人公を追っかけていた男を手当てしていた病院の看護婦が、 本当の母親である彼女だと思うのだが・・) その優しいイメージが、この台詞を引き立たせた。 このあと、思い切り抱きしめたことは、誰でも想像ができる。 「僕を孤児院に預けたの?捨てたの?」なんて、野暮な会話はいらない。 それほど、このフレーズは、インパクトがあった。 この言葉だけで、どんなに苦労して訪ねてきてくれたかを察し、 もう2度と離さないからね・・と泣きじゃくるシーンさえ浮かぶ。 「坊や、私を捜しているの?」声が震えていた気がする。 う〜ん、ロシアって感じの作品・・・観終わってもう一度、呟いた。
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