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| 2009年11月30日(月) ■ |
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| 作品と対話する |
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沼津美術研究所3FのSpace 52で「ナガクボケンジ展 "For One Minute"感覚のための台座に-」が開催されている。 作家は、中学の同級生なので、久しぶりに会話でもしながら・・と 立ち寄ったが、意外な体験をすることとなった。 彼との会話よりも、作品との対話時間の方が長かったのである。 今までの私の鑑賞の仕方は、 作家はこの作品で、何を訴えているのだろうか、 私たちに、どんなことを伝えようとしているのか・・など、 作家の意図を、作品の中に読み取ろうとしていたのだが、 実は、鑑賞している私が、作品から何かを感じればいいらしい。 1つの作品の前に、何もしゃべらず、何十分も座って眺めていると、 いろいろなことが思い浮かんでは消え、とても楽しい時間となった。 頭の中が、スッキリした・・というのが、率直な感想である。 こんな体験は、生まれて初めてであった。 完成品を求めず、未完成のまま、観る人に提示することも、 作家としての面白さであるようだ。 この作品を通して、何かを感じてくれればそれでいい・・ そんな気持ちを、文字にしたら「作品と対話する」となった。 この域に達したら、もっと芸術が面白くなる。
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