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| 2009年11月16日(月) ■ |
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| ヒトを続けてきたのですから |
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書籍「パルスだ、情熱だ」(五行歌集)(岡野忠弘著・市井社・251頁)から。 先月、静岡県清水町で国民文化祭「五行歌」が開催され、 夕方からの「交流会」で、隣に座ったのが、なんと作者の岡野氏。 五行歌でびっしりのメモ帳をみせられ、楽しいひとときを過ごした。 「サイエンスを歌にするのは、五分咲きなんだって」と呟き、 歌集を出していることを教えていただいた。 さっそく手に入れ、お気に入りを幾つかメモしたが、 その中でも一番心に響いた五行歌の一部を気になる一言にした。 5行全部を紹介すれば 「老人は 赤子以上に やさしく 接しなければ ヒトを続けてきたのですから」 そうそう、最近は少子化対策で「子育て支援」が花盛りだけれど、 「ヒト」という動物を何十年も続けてきた老人の方がもろくなっている。 戦争を経験し、現代の社会を築き上げてきた老人に対して、 やさしく接してあげるのは、後輩として当然のことだと思う。 なんだか、胸に沁みた。 また、科学者としての一面を感じさせる五行歌では、これが好き。 「ほたるの 発光ダイオード まだ 完成出来ていない 自然の神秘さ凄さ」 やっぱり、科学者でサイエンスが好きなんだなぁ、岡野さんは。(汗)
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