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| 2009年09月28日(月) ■ |
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| 世の中に罪は1つ、「盗み」だ。 |
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映画「君のためなら千回でも」(マーク・フォースター監督)から。 まずは「邦題」を付けてくれた方に感謝したい。 原題「The Kite Runner」では、たぶん観なかったかも。(汗) さて気になる一言は、父親から主人公の息子へ、教訓。 世の中に罪は1つ、「盗み」だ。他の罪は「盗み」の変形だ。 男を殺すことは、男の命を盗むこと。 男の妻から、夫を盗み、子どもたちから、父親を盗むことでもある。 人を騙すことは、その人から真実を盗むこと。 盗みは、何よりも卑劣だ・・と諭した一部分から、引き抜いてみた。 なるほど、今、私たちの周りで起きている犯罪の全ては、 「盗む」ことの変形かもしれない・・と納得できたから。 特に、この物語全体を包んでいる「無条件の愛情・友情」を、 「時計を盗んだ」という嘘で裏切るのは、悲しかった。 しかし、物語冒頭で主人公が耳にした「君のためなら千回でも」 というフレーズを、物語の最後に、今度は主人公自身が口にする。 その間に展開される、彼なりの罪の償い方が、彼にそう言わせたのだろう。 「君のためなら千回でも」・・この台詞、 あなたなら「言われてみたい?、言ってみたい?」
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