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| 2007年07月16日(月) ■ |
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| 勘助、そちが月影となれ |
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久しぶりに、NHK大河ドラマ「風林火山」のワンシーン。 千葉真一さん演じる、武田家の重臣・板垣信方が、 武田家軍師の山本勘助に、諭した。 「月影となって親方様を照らし続けろ」と念を押したが、 脇役の役割を的確に表現してくれたと思う。 決して「そちが太陽になれ、地球になれ」とは、言わなかった。 「まことの軍師となれ」と遺言し、 合戦では本陣にあって晴信を守るよう命じた台詞、胸にしみた。 軍師たるもの、自分で輝いてはいけない。 太陽の光を反射して、主役てある惑星「地球」を照らし続けること。 それが、地球の衛星としての「月」の役割である。 そんな気持ちが込められているのだろうか。 とても、意味の深い言葉であったと思う。 有名になると、つい自分が惑星の一つと勘違いしてしまいがちだが、 放映後の翌日、彼は俳優としての引退宣言をし、 「世界で活躍できる俳優を1人でも多く作ってみたい。それが喜び」 と意気込んだ彼のこれからの生き方と、タブって聞こえてくる。 今後の活躍にも期待したい。お疲れ様でした、板垣信方様。
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