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| 2007年04月24日(火) ■ |
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| のちに「うれい」を残すな |
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NHK大河ドラマ「風林火山」のファンが多いのか、 日曜日や翌日には、風林火山ネタの「気になる一言」を期待する 読者がいることに、驚かされている。(笑) 同じ番組を見て、私がどんな台詞に興味を示すのか、 楽しみにしているというメールもいただいた。 さて、今回は・・選挙ネタで遅れてしまったが、 メモだけは残してあるので、さっそく選んでみた。 降伏した諏訪頼重(諏訪家当主)を切腹に追い込み、 諏訪の残党をどうするか、と思案する場面、 武田晴信は、家臣・板垣に「そちにまかす」と指示をした。 そのフレーズが「のちに『うれい』を残すな」である。 メモはしたものの「うれい」の漢字で躓いた。 「うれい」には「憂い(心配・懸念・不安)」と 「愁い(深い悲しみ)」、2つの意味があるから。 私は「のちに深い悲しみを残すな」という意味に解釈している。 深い悲しみこそ、強い憎悪に変わることを知っていたのでは・・と、 自分なりに理解している。 しかし、主君として「不安材料」を残さず始末しろ、ともとれる。 戦国の時代、敵は徹底的に潰すのが当たり前だったからだ。 さてあなたなら、どちらの「うれい」を選ぶだろうか?
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