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しもさんの「気になる一言」
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2007年03月16日(金)
「喪主」は、一番悲しい時が一番忙しい

お通夜の帰り、ちょうどタイミング良く、
カーラジオから流れてきたフレーズである。
番組名も、パーソナルティもメモしていないが、
このところ、身近な人の身内が亡くなり、
お通夜や告別式に参列することが多かったので、
あっ、私と同じことを思っている人がいた・・とメモをした。
参列してくれた方々に失礼があってはならないと、
涙をこらえながら、忙しく立ち回る喪主の姿が痛々しい。
どうして、亡くなった人に一番親しい人たちが、
あれもこれも・・と決めることが多いのだろう。
少しでも、亡くなった人の傍にいたい。
少しでも、亡くなった人との思い出を振り返りたい。
それなのに・・・喪主には悲しむ暇さえ与えられない。
結婚式同様、ややイベント化してきた、お通夜やお葬式。
故人を偲ぶことすらできやしないなんて・・本末転倒である。
本当に、これでいいのだろうか、と私は思う。
映画「寝ずの番」ではないけれど、親しい人たちで
故人の思い出話で盛り上がり夜を明かす・・これが一番だな。