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| 2007年01月20日(土) ■ |
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| 携帯カメラの撮影はご遠慮下さい |
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先日、安倍総理の講演を静岡から東京・五反田まで聞きに行った。 それは私にとって、貴重な体験になると思われたから。 外遊から帰ってきたばかりで、さぞお疲れだろうと思ったが、 「まだ時差調整中です」と笑顔で話してくれた。 ところで、講演中に気になったことがある。 講演開始前には「携帯の電源をお切りになるか、 マナーモードにしてください」と注意があり、 さすがに講演中に携帯電話の音が鳴ることはなかったが、 かわりに「携帯に付属しているカメラ」のシャッター音が 会場のあちこちから鳴り響いた。 盗撮防止で、必ず音が出るようにしてあるためか、 意外と大きな電子音である。 講演前の注意事項は「話している総理に失礼に当たりますから、 音を出すものは控えて下さい」という意味であり、 最近では「時計のアラーム」でさえ音を消すよう指示される。 携帯電話のカメラシャッター音だけ許されることではない。 総理が「教育の再生」を強く訴え、 人間としての最低限のマナーを求める話をしている中で、 大人たちのこの光景は滑稽に思えた。 これからは「携帯カメラの撮影はご遠慮下さい」も 注意事項に入れないとわからないのだろうか。
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