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| 2006年04月17日(月) ■ |
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| すべてを打ち切るには都合のいい言葉 |
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夏草冬濤(井上靖著・新潮社・743頁)の一節から。 あることがきっかけで、この作品を読み始めた。 (この「あること」は、後日報告します) その中の一節、面白い表現にぶつかったのでメモをした。 「気になる一言」にフレーズから想像して、 読者はどんな言葉を連想しただろうか。 答えは・・・「行ってまいります」。 主人公の洪作少年が、朝の支度が間に合わず、 伯母さんにぶつぶつ言われるシーン、この表現が使われた。 少年でなくても、この台詞は使える。 小説の中だけではなく、私の生活でも使える。 深夜まで飲んだ翌朝、昨日、何時に帰ってきたの? 誰と飲んでいたの?と質問攻めにあった時は、この台詞。 二日酔いで頭をかかえながら「行ってまいります」。 「行ってまいりますと行ってしまえば、 すべてはこれでお仕舞いであった。」と著者も書いている。 確かに、すべてを打ち切るには都合のいい言葉だなぁ。 今晩も、夕方から3本の映画を見続け、帰宅は午前様。 明日の朝、さっそく使います、この台詞。
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