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| 2006年01月18日(水) ■ |
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| 人間関係における贅沢 |
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またまた直木賞を逃してしまった作家の伊坂幸太郎さん、 「砂漠」(伊坂幸太郎著・実業之日本社刊・410頁)から。 学生を主人公にしたストーリーで、読みながら「懐かしいなぁ」 「あの頃は楽しかったなぁ」と当時を思い出していたら、 最後にこの台詞が、私の前に飛び出してきた。 卒業式の学長の挨拶であるが(サン=テグジュペリの引用らしい) 「学生時代を思い出して、懐かしがるのは構わないが、 あの時は良かったな、オアシスだったな、と 逃げるようなことは絶対に考えるな。 そういう人生を送るなよ」と主人公の学生達に告げた後、 「人間にとって最大の贅沢とは、 人間関係における贅沢のことである」と言い切るシーン。 登場人物も作品の中で感動しているが、読者の私も感動した。 あの人と出逢えた、一緒の時間を過ごせた、共有できた・・ と思える生き方、これが最大の贅沢なんだ・・と気づかされた。 私はどれだけ人間関係が贅沢か、感謝しながら調べてみようっと。
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