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| 2003年07月16日(水) ■ |
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| どんなに負けまくっても、ご飯を食べて、眠る。 |
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娘が、亡き義父(彼女にとっては祖父)に宛てた手紙の一節である。 「そして、何回もそれを繰り返して、生きていくよ」と続けてあった。 (こればかりは、紹介しようかどうか随分迷ったけれど、 私の今日の記憶にとどめたかったから取り上げることにした。 娘には、後で怒られることを覚悟の上で・・) 彼女にしか書けない弔辞である。しかも、誰にも聴かれることのない この文面は、封筒に入れられ、棺の中に納められた。 前後の文が紹介出来ず残念であるが、御勘弁願いたい。 「どんなに負けまくっても・・」 この言い回しは、彼女の今の心境を語っていた。 「昨年、美大の受験に失敗し、今年こそというプレッシャーと もしかしたら、今年もという不安があるけれど、 じいじ、私は負けないよ、私は私なりに生きていく」 そんな想いが込められているのではないだろうか? 両親にも話さない心の内を、 彼女は可愛がっていただいた亡き祖父に向けて発していた。 心の底から湧いてきた感情を文字にした弔辞。全文を読み終えて、 娘が優しい気持ちを持った人間に育ってくれたことを喜び、 そしてなぜか涙があふれて止まらなかった。 まだまだ子供だとばかり思っていた娘の成長を気付かせてくれた 亡き義父に対して、感謝の意も含めて、冥福を祈りたい。
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