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| 2003年07月01日(火) ■ |
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| 少しでも早く見せたくて・・・ |
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今度の土曜日に控えた職場の部下の結婚式。 久しぶりに「結婚式のしおり」作成を依頼されたが、 会議、先進地視察、広報発行などに追われ、 いつものように、何度も飲みながら新郎新婦についての情報を仕入れ、 少しずつ仕上げていく過程が踏めず、少し焦っていた。 そこで、同じ職場の部下に「手伝ってもらえないだろうか?」と声を掛け 日曜日などは、夜10時近くまでかかって作業をし、 やっとの想いで、印刷所に依頼する原稿が出来上がった。 そして今日、「色校」も含めた出来上がりイメージを手にした彼は、 印刷所から届いた見本を手にして、私に興奮して電話を掛けてきた。 「まだ、職場にいますか?」に続いて発せられた台詞が、今日の一言。 数10分後「自分が一番興奮しています・・」と言いながら、 とても嬉しそうに見本を抱え、私のところへやってきた。 ここ数日、仕事が終わってから、自宅のパソコンを駆使しながら、 (奥さんには何をそんなに夢中になっているの?と不思議がられ・・) 私の厳しい指摘に耐えてきた。(アドバイスのつもりなんだけれど) だからこそ、この喜びは大きかったのだろう。 簡単な8ページばかりの「結婚式しおり」であるが、 この自信は彼にとって、これからの大きなステップとなる。 そんな気がしてならない、私の「課外授業」の成果であった。 未完成をいくつも持っているより、完成品を一つでも持った人の方が いざとなったら強いんだろうな、と喜びに満ちあふれた彼を見て思った。 だからこそ「生きた証」が欲しくなるのである。
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