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しもさんの「気になる一言」
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2003年06月27日(金)
広報は、行政と住民に対して「中立の立場」

先進地視察で訪れた、長野県真田町役場の前広報担当者は、
広報について、こう説明してくれた。
行政職員が作る広報だから、ついつい行政よりの内容になりやすい。
しかし、それでは住民の信頼は得られないんですよ、と言う。
行政の悪い部分も住民に伝える、それくらいのスタンスが望ましい、
と彼は、広報にかける熱い思いを語ってくれた。
だから、行政職員でも立場は中立。
結局これが住民の信頼を得られる広報、読まれる広報の秘訣なのだろう。
このスタンスは、私に取って大きな「気付き」となった。
行政が伝えたいこと、住民が知りたがっていること。
これを、どういうふうに「特集」として捉え、記事として書き上げるか、
広報担当の腕の見せ所ということなのだろう。
いただいた資料に、こんなことが書いてあった。
「広報はお役所から届くただのお知らせではない。
自分の一番大切な人に読ませたいものを」と。
広報の「特集」について、大きなヒントとなるフレーズである。
いつの日か「そうなんだよ、こんなことが知りたかったんだ」と
声をかけてもらえることを夢見て、
明日からの広報づくりに活かしていこうと思う。