〜 女房の呟き 〜
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 福音

その言葉に、
私は今でも救われている。

遙か昔、
電話で話しただけの見知らぬ人。
話の筋は忘れた。
が、その言葉に衝撃を受けたのは確かだ。
不思議な印象だった。

「私なんかでいいのかと思う」
男とつき合う己の心許なさから、私は傲慢に呟いた。


「キミが楽しいと思う時、
 相手も楽しいものなんだ。
 
 つまらない考えは止めなさい」


2002年04月25日(木)
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