木陰で遊ぶぞ〜!



2004年04月18日(日)

白竜ドリを走り書きしてみる。1


 ……サイトが更新停止した以外、生活が変わっておりません……。
 ううう。
 走り書きだぁ〜。れっつらごー。
 白竜ドリのシリーズ(予定)。







 好きと伝えて済むものならば。
 とっくに好きだと伝えている。
 心の中では何度でも、その言葉を叫んでいる。
 伝えたい相手であるのに、伝えられもしないのだ。
 これは何だ?
 本当に好きなのか?
 憧れに過ぎないのではないか?
 思う度に、叫ぶ度に。
 積もり続けるだけのこの感情。
 相手は実在しないのだ。

 それがつい先日までのことだった。
 どういうわけか同じ空間に存在することが出来て、好きだと伝えて、一緒にいられるようになったけれど。
 大切な日常に戻らずにここに留まることを決めたのは、後悔していないけれど。
 まだわからない。
 本当に好きなのか?
 憧れに過ぎないのではないか?
 それでも、今。傍にいたいという気持ちが変わらないことだけが確かだ。



 明るさに目を覚まし、星蘭は横になったまま身じろぐ。
 草の上に布を敷いただけの寝床で暫しまた眠りに浸り、頭が冴え始めたところで体を起こす。
 見事に朝日を反射する、つるっとした後頭部を見つける。端正な笑顔が振り返る。
「おはようございます、瑞(すい)」
「……おはようございます」
 瑞、というのが自分の呼び名だとすぐにわからなかった。寝起きで声が掠れている。
 森の中だ。朝露を含む草木の匂いをゆっくり吸い込む。胸の中が洗われるようだ。涼やかな空気に睡魔が去っていく。どこからか聞こえる鳥の鳴き声が耳に楽しい。
 寝床を片付けて、朝の経なぞ読みふけっている三蔵に声をかける。
「ちょっと用足しに行ってきます」
「わかりました」
 まだ眠りを貪っている悟空たちを踏んづけないようにして、離れた茂みへ向かう。
 この言い回しにも慣れてきたか?と星蘭は思う。トイレと言えば済んでいたが、今はそうも行かない。和製英語とは時にとても使いやすいものだったのだなとしみじみ思わされる。
 戻る前に、深呼吸する。
 目を閉じる。心の中で一言、命じる。

『男になれ』

 両腕両脚で四つの輪がひやりと呼応し、心臓がどくんと脈打つ。







 ……あれ? 長くなった。
 小説書かない、だけはちゃんと実行するつもりだったのに、うーむ。
 ま、いいか。走り書きだし。うむ。
 てーことで、続くのかこれ??
 補足しておきますと、まだここまで書けてないのでネタバレになるのですが――。

 主人公(デフォルト:星蘭)は、現代日本の女子高生。
 なのに西遊記(渡辺仙州訳限定)を読んで、白竜に惚れてしまう。
(三蔵が乗ってる白馬のことです。実は竜の王子様)
 叶わぬ恋。自然消滅を待とうと諦めかけた、その時。
 彼女は、なんと中国に来てしまった!?
 しかも現代の中国ではなく、西遊記の世界。
 白竜に会い、三蔵たちにも会い。
 彼女を現代日本から飛ばした張本人の観音菩薩は、彼女に二つの選択を迫る。
 現代日本に帰って思い出とするか。三蔵たちの旅に同行するか。
 悩んだ末、彼女は後者を選んだ。
 旅の都合上、女であることは何かと不便だというので、観音菩薩は彼女に「男になる術を為せる道具」を授ける。
 それが四つの金の輪。両腕両脚に嵌める。
 そして彼女は、三蔵たちと共に一路西天を目指すのであった……。

 とゆーお話を、最初の出会いだけあっぷしてあります。となり下のOthersに。
 白竜ドリ、は「白竜相手のドリーム小説」の略です。


 そこのあなた。
 渡辺仙州さんの西遊記全三巻、読みませんか?

   


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