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2006年07月20日(木) リハーサル:All Mozart 

今日から土曜日の演奏会に向けてのリハーサルがはじまりました。
今回はモーツアルトの生誕250周年を祝って、All モーツアルトプログラムです。今回もいつものように私の隣はどなたになるのか全くわかりませんし、一体周囲の人々がどんな風に演奏をするのか、と考えると緊張感が高まっていました。

モーツアルトはやはり独特のスタイルがあり、それをうまく表現できる人というのは、なかなかまれなのかもしれません。ちょっと離れたところで弾いているある方は、ヴァイオリンをおもちゃのように扱えるような印象のとってもいい弾き手で、恐ろしいと思ってしまうくらいスゴイ、という印象を受けたことがあった人です。でも、そこから聞こえてくるモーツアルトは...モーツアルトではありませんでした。

コンサートマスターが魔笛序曲のある箇所をデモンストレートしてくださったときには、本当に興奮しました!!♪♪♪♪のあとに続くフォルテと指示された16部音符、最初の音にアクセントがついてしまい、前のめりになって弾いてしまうのは多くの人が経験することなのでしょう。でも、彼が弾いてくださったときには4つの音の粒がそろっていて、走らないように弾くことでどれだけ印象が変わるのか、しっかりと見せてくださいました。

モーツアルトの作品中頻繁にでてくるダイナミクスの違い、同じパッセー時でも、ピアノ-フォルテのときとピアノ-sfのときがあったり、よく見るととても細かい指示がなされています。こういうことに注意を払い、演奏するのは本当に楽しい!


けい |MAIL

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