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2006年07月19日(水) 篠田節子 「第4の神話」

先日、近所の図書館を訪れました。このあたりはアジア人が多いので、日本語の本も少数ではありますが、書棚に並びます。この図書館の一角には書店があり、古本を安価で売っています。夫と一緒に散歩中、ちょっと寄っていきたい、ということになり、ぶらりと立ち寄ったとき、夫は小さい規模の百科事典を2ドルで購入。(笑)私は篠田節子さんの「第4の神話」に出会いました。ハードカバーのEditionで、古書のため外カバーはなくなっていて、本には傷みもみえました。でも、その装丁、うつくしい花々が描かれている、には目をみはるものがありました。冒頭の数行を読んでみると、文章も読みやすく、なんとなく次を追ってしまう感覚が得られたので、買ってみることにしました。

2週間くらい経ったでしょうか。毎日少しづつ、細切れの時間や眠る前の時間を利用して読了しました。おもしろかった。いくつかの違った女性の生き方がクロスされて描かれると同時に、芸術に対するある姿勢のようなものも織り込まれていたのが、私の興味を持続してくれたように思います。久しぶりに本を一冊、それも楽しく読み終えました。とてもすがすがしい感覚と小さな達成感に満足です。


けい |MAIL

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