ネガティ部 May日記

2005年08月31日(水) 
また、謝ってしまった。


謝るべきことと、話すべきことと。
きちんと分けることをしないで、結局謝っておわりにしてしまうのは悪い癖だ。
今までにも何回か、そういう機会はあって、
そしてその度に私は謝っている。


口に出せない思いの分、心の中で渦巻く言葉はさらに濁流となって。
私を襲い、私を押し流す。




でも、もういい。
それがあなたにとって、迷惑であり無駄なことであるなら。
もう言うまい。
飲み込んだそれが、沈殿し、澱となって、いつしか心が溢れるまで。




沈んでいく言葉の分だけ、執着が増えるのかもしれない。






***



二人で越えよう。


そう言ってくれた山を、私は一人で彷徨っている。

私は携帯を持っていて、山の様子を伝えたいと思うのだけれど、
口から出る慄きの言葉は一向に要領を得なくて。
どこに居るのかと問う声にも、私は所在を告げることができない。
嵌まり込んだ淵は暗く、あなたの姿を求めあがくたびに足は深みに引き摺られていく。

痺れを切らしたあなたは、自分の携帯を放り出してしまった。



どんなに叫んでも、私の声は届かない。
携帯を持っていても、私はもうあなたに探しに来てとは言えない。
淵から逃れ孤独の中で、一つ一つの木を見上げて過ごすだけ。

星を見上げて歩くあなたが、近くを通る足音を待って。











創作です。念の為。
     
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