ネガティ部 May日記

2004年02月24日(火) 
好きなのか嫌いなのかと問われれば、多分好きだと言うだろう。
本当は嫌いじゃないのかと言われれば、そうかもしれないと答えるだろう。

どっちでもいいんだ。
どっちかに決めるなんて面倒臭い。
それよりも、一緒に居られればそれで良い。

正にも負にも転がる感情で、砂に書いた文字を消すようにして。
全てを流し去る波が足を掬い、水底までいざなって行くように。



*

「なんでしちまうかねえ」
「まったくだ」
俺が火をつけた煙草を横から奪い、一息吸い込んで灰皿を近寄せる。
セックスの後の会話はいつも決まっている。
「別にしなくても構わないんだけどねえ」
「そうだな」
奴は興味もなさそうに同意する。
本当のことだ。

会ってぶらぶらついでに飯食って、行き先が無くなると部屋にしけこんで、やる。
どっちが誘ったんだったか誘われたんだったかそれさえも記憶に無い。
気がついたらそういう関係が成り立っていた。
恋愛だとか友情だとか悪ふざけの延長だとか、最初のうちこそお互い頭を抱えることも無いではなかったが、会うたびにそんなことばかりも考えてはいられない。
学校のこと、バイトのこと、友達のこと。新聞を賑わすニュースや巷の噂話。
要するに俺たちは若かったし、一つことに固執してほかの事全てを見過ごすような真似は出来るはずも無かったのだった。

なのになんでしちまうかねえ。
これも毎度ではないが、三回に一回は出る台詞だ。
考えるつもりもないのに口をついて出てくるのは沁みついた、としか言いようない。
中途半端に浮かんだ笑みを口元に貼り付けて新しい煙草に火をつけると、奴がこっちを見て目を据わらせていた。








どうしようもなく半端なまま放置。
ねます




***

指輪を観に行って、予告編のキャシャーンに持っていかれる。

うをぉ、すげー、は〜〜・・・くらいは口から出たような気がするけど、蒸気ってなにさ。
羊さんによれば漏れ出てくるそれを萌えといい、それを掻き集めて形にするのがヲタクだそうな。
じゃ、何かい。
蒸気ならガラス板に当てて水滴に戻して集めるのか。
そうなったらもう萌えじゃねえよな。
・・・みたいな話を歩きながら交わす。
目的地が遠かったら延々続いたかも知れず。


あ、指輪は楽しかったです。
原作しか読んでないんでどうかなと思ってたんですが。
登場人物の名前は覚えてなくてもストーリーは案外しっかり覚えてたようです。(ちょっと偉いぞと自画自賛)
字だけじゃ受け取れないものもあるってのは前回のラストサムライでも感じましたが、それだけじゃなく想像力だけでは限界があるってのもまざまざと感じたことでありました。

で、なにが一番ショックだったかって・・・。
変〜に上がったテンションのまま預け物を受け取りに行った羊さん宅で、薄い本を差し出され、ふつーに読んでしまったこと。
うわぁ、何でもいいのかよ私。どこまでも着いていってるぞ〜。

     
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