ぶつぶつ日記
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2006年06月24日(土) シルバーチャイルド

「化け物じゃないよ・・・子供だよ・・・」
「ある日突然変態する子供たち」という
車内広告に引かれて、「シルバーチャイルド」を読み始めました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4652077750/250-2465854-1522611?v=glance&n=465392

読まなくてはいけない文献がたくさんあるのに・・・。
昨日今日で、(1)ミロと6人の守り手、(2)怪物ロアの襲来、
一気に読んでしまった。
さすが児童書。

シチュエーションはよくある話です。
ある日地球の危機に際し、選ばれた子供たちが立ち上がり、
地球を守ろうとする。
違うのは、選ばれた子供たちが一種おぞましい姿に変態していくこと。
しかもそれは、心や体、そしてある時はその両方の、
激しい痛みを伴います。
そして、変態していく途中で、当の子供は、
どうして自分がそういう風に変わっていくのか、
その理由を知りません。
だからこそ、苦しみを味わうのですが・・・。

人間といえない姿に変態していく・・・というと異世界のことですが、
このような「自分の体が変わっていくことへの戸惑いや恐れ」というのは、
私たちにも無縁なことではなかったですよね。
女の子だったら、初潮が来ておっぱいが大きくなり、
男の子だったら、夢精が起こって、声が変わり・・・。
自分の体から流れ出る体液におびえ、自分が死んじゃうんじゃないか・・・
と思った子供は古今東西数えられないくらいいるでしょう。
そして、ミロやタンニのように、信じられない体になっていくことへの苦痛は、
性同一性障害の子供たちが、今まさに感じていることではないかと思います。

個人的には(2)の主要登場人物であるタンニが良い。
体が変化して行くなか、的確にリーダーシップを取り、
自分の変化した体をしっかり受け止め、行ってしまった過ちを認め、
そして、だからこそ出来る使命を見極め、前を見据えて行動していく。
彼がどんな戦いをするのか、最終巻である(3)が楽しみです。


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