ぶつぶつ日記
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いつも行かない方向に、ご飯を食べに行ったら、 タイ料理のカー販売のチラシをもらった。 イートインもできるということだったので、 何気なく行ってみると、 そこには、よく見知った、でも懐かしい顔があった。 2年前に卒業して、大学院に進んだ元学生。 その大学院も卒業し、その会社に就職したという。
そんなに、日本語が上手上だったわけではないが、 一日も学校を休まず、まじめに勉強している学生だった。 代表として、卒業式で挨拶をした時、 緊張と感激で、途中言葉に詰まってしまった彼女を がんばれ!とみんな心から応援したものだ。
「先生〜!」と、彼女がかけよって来て、 そしてぎゅっと抱きしめてくれる時、 私は教師の仕事のすばらしさを感じる。 すべての学生が、彼女のように慕ってくれるわけじゃないけれど、 誰かが、私を懐かしく思ってくれる。 そういう絆が、何よりもうれしい。
今、私は学生を受け持っていないので、 こういうことが少ないのがとても残念。 日本語教育のわかるコンピュータの便利屋ではなくて、 コンピュータが使いこなせる先生になりたい。 それが、私の求める姿。
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