ぶつぶつ日記
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2003年10月29日(水) Her life without him

予感はあった様に思う。
去年クエンカで会った時に。
ああ、この人はきっと、日本に戻ることはないだろう、
そんな予感。
でも、そんなことは考えたくなかったし、
実際、きっと彼は100歳まで生きると、
そんな風に思っていた。

朝、そのクエンカから届いた、たった一行のメールの、
「連れ」という言葉が、とても重かった。
法的になんら縛られることのない、
それでいて、濃密な関係。
これから先、彼女はどこで一人で生きていくんだろう。
彼のいない、クエンカというところで、
生きていきていくんだろうか。
そこは、さびしい所ではない。
友だちがいて、二人で暮らした家があって。
でも、そこにはもう、彼はいないのだ。
彼のいた場所にあるのは、果てしない空間だけ。

Her life without him,
your life without me,
my life without you.

誰かがいない人生を、想像してみる。
亡くなった人を見送る代わりに。


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