ぶつぶつ日記
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イスラエル軍のエリートパイロット27人が、 「占領地での違法で反道徳的な空爆命令を拒否する。 パレスチナの一般市民への攻撃を拒否する」 との声明を付記した書簡を空軍司令官に提出した。 ハルツ空軍司令官は、「数千人のうちの、たった27人」と言っているが、 それでも、いまだかつてなかったことであり (イスラエルでは過去3年間に約500人が「占領は違法」と、良心的兵役拒否、 投獄されているが、エリートのパイロットの集団拒否は初めてのこと)、 軍への衝撃は大きいという。
イスラエルは国民総予備兵国家だ。 18歳になると男女問わず全員が徴兵され、 それが終わっても予備兵として登録され、 訓練や実際の軍事に参加しなくてはならない。 そして、もしこれを拒否したら、 投獄を免れない。 投獄だけではなく、社会的にも差別され、 仕事に就くこともままならない状態になるという。
兵役拒否の波は、軍司令官の言うように、 本当に微々たるものである。 この国の人々は今も、自らを守るのは自らであると、 喜んで兵役につく。 そして、彼らの面前に敵として存在するのは、 「国家」も、「軍」も実質的には持っていない、 パレスチナの人々だ。 やられたから、やり返す。 やり返えされたから、また攻撃する・・・。 果てしない憎悪の鎖を断ち切るのは、 「国家」を持ったイスラエルが先だと、私は思う。 なぜなら、彼らは国際的に自分たちの立場を主張できるから。 パレスチナには、その権利すらない。
微々たる行動でも。 それが気の遠くなるような長い時間をかけなくては、 大きな流れにならなくても。 今回の27人の思いが、いつか実を結ぶように。 すがりつくような気持ちで、応援するしかない。
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