ぶつぶつ日記
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EUになって、どんな時に自分がヨーロッパ人かと感じるか? という質問に、一番多かったのが、 「アメリカに行った時。」だったと言うのはちょっと笑えた。 ヨーロッパと言っても、均一な文化を持っているわけではない。 西ヨーロッパのラテン国同士だと、 違うなりにお互いの言葉でコミュニケーションが取れることもあるが、 EUが東欧まで広がった今となっては、 一番の共通言語は実は英語なんじゃないか、という なんとも皮肉な逆接も考えられる。 経済効果にしても、今目に見えるものは決してプラス効果ではなく、 どちらかと言うと、マイナス効果のほうが多い。 安価な国から輸入される食物に脅かされる自国農業。 安価な人件費で働くEU内外からの移民(不法滞在も多数含まれる)に 職を奪われますます失業率の高まる中流よりも下の自国民。 不法入国者にはそれなりの職住が提供されるが、 こうした自国民にはなかなか目も手も廻らない。 治安も、良くなるわけがない。
世界を1つに。 それは人間が人間になった時からの夢だと思うが、 理想と現実を埋めることはあまりにも難しい。 私がスペインに行きだした頃よりも、 もっともっと治安が悪くなっているマドリッドで、 より一層増えた肌の色の違う人たちを見ながら、 人権とか権利とか差別とか、 きれい事では済まされない現実をしばし直視した。 理想家でありたいと思う。 でも、楽観はできない。
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