ぶつぶつ日記
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2002年07月18日(木) アメリカのイスラムバッシングについて考えてみる―その3―

アメリカのイスラムバッシングについて考えてみる―その3―
(ユダヤロビー)

アメリカのあらゆる分野で、ユダヤロビーが動いている。
何も、ユダヤ人だけがロビー活動をしているわけではない。
ではなぜ、政治の動きの中でユダヤ人の意思が反映されることが多いかというと、
やはり、ほとんどのアメリカ人がいわゆるノンポリ、だからだ。
だからユダヤロビーほどすでに形が出来上がっていて、
行動をすばやく起こし、票をまとめられる団体が動くと、
それが実現されることが多いという。
なるほど。

現在、入植地に入植している人たちの中に、
アメリカ生まれのニューオーソドックスの人たちが多くなっているという。
彼らの思想は大カナン思想。
エジプトまでイスラエルだったりする(^^;)。
中学生くらいの子供に「ユダヤ人が幸せになるためには、
自分たち以外の多少の犠牲は仕方ない。」
なんて言わせてしまう親たちが、
死守!イスラエル!って感じでアメリカからイスラエルに「リターン」する。
そうなると、てこでも入植地からは動かないですよね。
何せ、「使命感」ですから。

でも、ほとんどの在アメリカのユダヤ人にとってイスラエルは、
「かわいくてしょうがない、甘やかしてしまってしまった放蕩息子」で、
自分たちがそこで苦労(テロの脅威などにさらされていないという)をしていないことに対する負い目を持っていると言われている。
そのためにどんなわがままも聞いてあげたい。

アメリカでのアラブ人口の比率と言うのは(イスラムを入れたらなお)
決して割合的に低くはないと思うのだが、
残念ながら、アラブ(もしくはイスラム)と言うのは、
そう簡単に一致団結が出来ない。
なぜならアラブ・イスラムの中がまず多民族であるから。
またそんなに昔からアメリカに入り込んでいたエスニックグループというわけではないので、
生活第一、生きていくための基盤を作っている段階から、
まだ抜けていないのかもしれない。
そんな中で911が起こり、彼らの立場はますます厳しくなっている。
法による人種差別的な規制も新たに作られそうだが、
それを「人種差別」として糾弾してくれる、
サポーターを得るのも難しい状態だ。

そんな中で、一つの新しいユダヤロビー活動が今年になって始まったそうだ。
この団体は、イスラエルが占領地から全て無条件 撤退するまで、
アメリカ政府にイスラエルへの軍事支援をしないよう要求し、
パレスチナ人の人道確保の支援もするというもの。
ユダヤ人からこう言う動きが生まれたことは、
何にもまして心強いし、希望がもてる。
きっとユダヤ人の中でもマイノリティーな動きかもしれないが、
在米のアラブ・イスラム団体が、
彼らのような新しいユダヤロビーと一緒に活動していければ、
アラブロビーとしての活動も、
広がっていくんじゃないかと思う。
その時に、ユダヤだからとかアラブだからとか、
そういうつまらないカテゴリーを打ち破れるだけの度量を、
アラブ・イスラムの人たちにも持って欲しいし、
私も持ちたいと思う。




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