ぶつぶつ日記
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2002年06月29日(土) ヒーロー

久しぶりに英語のCDを買った。
なつかしい、甘い声。
私のヒーロー、デヴィッド・ボウイ。
もうすっかりおじさんだけど、
やっぱりこの人はかっこいい。
一番かっこいいと思うのは今でも、
ジギー・スターダストの頃のクレイジーなボウイだけど、
年を取って、あくが抜けても、
やっぱりこの人には「スタイル」があると思う。

実際に、唄がうまい、とはとても思えない。
でも、その微妙な歌いまわしに、
胸をぎゅっと鷲づかみにされる。
音楽性が無難になったとか、色々言われるけど、
別にそんなのはどうでもいい。
だって、この人は存在自体が「デヴィッド・ボウイ」だから。

でも、私の絶対に譲れない10曲の中に、
ボウイの「ヒーローズ」が入っている。
今でも聞くと、とても不安な、そして走り出したくなるような、
そんな気分にさせられる。
それでいて、最高のラブソング。

割と早い時期にロック史上でも屈指の愚妻と結婚して離婚したボウイが、
結婚離婚を繰り返すわけでもなく、
自分自身を熟成させてから選んだ女性は、
ティエリー・ミュグレーのミューズだったイマン。
ソマリア出身の世界でもっともエレガントな女性の一人。
さすが!の趣味である。
絵から抜け出したような、それでいて暖かい雰囲気のこの大人のカップルが、
不妊に悩んでようやくベイビーを授かったのは最近のことだ。

ボウイは生まれたばかりのベイビーの成長と共に、
自分自身はゆるゆると年を取っていくのだろう。
レコードノーツのインタビューの最後に言っている。
「年を取っていくのがうれしいよ。
他人よりも若かった時期が、ぼくは長すぎたんだ(笑)。」

誰が何と言おうと、デビッド・ボウイは彼しかいない。
今のボウイのような人も、今までいなかった。
やっぱり彼はヒーローなんだ。




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