ぶつぶつ日記
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| 2002年06月27日(木) |
まったりとした、豊な時間 |
今カイロにいる友人のHPを見ていたら、 エジプトでの時間の流れを、久しぶりに思い出した。 テレビを見るわけでもない、本を読むわけでもない、 手作りを楽しむわけでもない、 でも、気がつくとほの暗いろうそくの中で、 真夜中へと時は黙って進んでいて。 夜明けのアザーンの声を聞いて、 私たちはようやくおしゃべりを止め、 眠ることを思い出すのだった。
昼間のカイロはあわただしく、ほこりと喧騒にまみれていて、 それだけで心の不快指数の針がびーんと あがってしまうこともしばしばだけれど、 私たちが今もカイロの生活を懐かしく、 そして取り戻したいと思うのは、 夜の、こうした時間を持つことが、 日本では本当に難しいからかもしれない。
カイロで出会った友人知人というのが、 他の地で出会った誰とも違う意味を持つのも、 こうした時間を共有できたからと思うからだろう。 100%分かり合えていたわけではなく、 反発や嫉妬や、そんなマイナスの感情がないわけじゃない。 それでも、最後までこの人たちは私のことを見つづけてくれるような、 そんな、底の方に流れる絶対の信頼感。 遠く離れていても、どこかでお互いを気遣っている、 そんなことがわかる。
あなたたちはきっと、世界中のどの恋人たちよりも今、 幸せで濃密な時間を過ごしていると思う。 日本に帰ってきて、時間に余裕がなくなって、 けんかをしたりすることもあるだろうけど、 ある一瞬に、ふっと、 自分たちがカイロにいるような気分になることがある。 それは、何にもかえられない、仲直りの魔法になると、 私は思います。 お幸せに。
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