ぶつぶつ日記
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| 2002年06月04日(火) |
大人の居場所、子供の居場所 |
サッカーワールドカップ、乳児の入場拒否。 大会運営組織のやり方にも問題があったのかもしれないが、 私はこういう場所に子供を連れて行くのは、 はっきり言って反対である。 せっかくのチケット、行きたい場所、見たいもの、 もちろんその気持ちはわかる。 しかし、非難をごうごう受ける覚悟で言うが、 私は大人と子供の居場所は分けるべきだと思う。
最近では、幼い頃から色々な経験をさせる、 という常套文句があるが、 それは、子供の経験のため、ではなくて、 単に親が行きたいから行くのであろう。 子供は出来るだけ混雑した場所から遠ざけた方がいいので、 サッカー好きの3歳には、 おうちのテレビでだいしゅきな選手をまじかで見ながら、 ゆったりと観戦する方がよくわかるし、 楽しいし、体にもいいはずだ。 ましてや1歳半の乳児にサッカーの何がわかるというのか。 サッカー場での観戦なんて、うるさくてつらいだけだと思うけれど。
サッカー観戦はそれでもまだましかもしれない。 最近びっくりするのは、 ベビーカーを押したほろ酔い加減のママが、 夜の街を歩いていることだ。 お酒を飲む席というのは、大抵タバコが充満していて空気が悪い。 そんなところに子供を連れて行って、 あまつさえ酔っ払ってベビーカーを押しているのを見たときには、 その人だけでなく、一緒にいる大人たち全員の神経を疑った。
義務とか責任とか、子供のいない私が言うのもおこがましいけれど、 子供を産み育てる、というのはそういうものから 逃れられない時間なのだと思う。 一度、子供を産んでしまったら、 自分の欲求よりも、子供のことを優先させるべきことが多くなる, それが親になることではないかと思う。 その自己犠牲の時間と引き換えに、 親となった人はそれ以上のすばらしい贈り物を得られる。
そしてまわりも、自分の時間を犠牲にしている親たちに対して、 好きなだけ時間を使える自分たちと 同じスタイルでなければ生活を楽しめない、 という風にするのではなく、 少しだけ、彼らの生活に自分たちを合わせてあげられれば、 子育ての負担というのは減って来るんじゃないかと思う。 例えば、大きな美術館や映画館に託児所を設けるとか、 夜の飲み会を企画するのではなく、 週末のランチタイムを一緒に過ごすとか。 それは行政と個人が一緒になって考えなくてはいけない問題であろう。 子供を大事に思うのなら、 大人の都合に子供を合わせるのではなく、 大人と子供と、双方の居場所を正しく造ることが大事だと思う。
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