ぶつぶつ日記
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2002年05月24日(金) アラブ式ブラックジョーク

アラブで一番ブラックジョークが
好きなのはエジプト人ということになっている。
彼らはそれを「ノクタ」と言っていて、
政治から下ネタまで、辛らつにこけ下ろす。
時には自分たちのことすら、ネタにしてしまう。
例えばこれはかなり有名なノクタだが、
ある時砂漠に3人の罪人が流刑になった。
1人はフランス人で、1人はドイツ人、そして残るはエジ。
最後のお情けに何でも好きなものを一つだけ用意してやると言われて、
フランス人は「恋人を連れてきて欲しい」という。
ドイツ人は「ビアホールが欲しい。」と頼む。
エジは・・・「アーイズ・シガーラ(タバコが欲しい)。」

これはエジの無欲さを褒め称えているノクタでは、全然ない。
その証拠に後日談がある。
数年後、彼らがどうしているか様子を見に行くと、
フランス人は恋人とよろしくやっていて、子供が生まれている。
ドイツ人は毎日ビアホールで楽しく飲んだくれている。
エジは・・・、同じ場所に立っていてやってきた人に言う
「フィー・カブリート?(マッチ、ある?)」

カタールのアルジャジーラを自宅で見ることが出来ないので、
ネット版をよくみている。
記事をプリントアウトして読むこともあるのだが、
一番のお気に位置は「漫画」のコーナー。
もちろん、「アラブ」なテレビ局なので、
現在ではイスラエル問題が多く、
シャロンとブッシュが槍玉に載せられていることが多いが、
その他、アラブ人の心情がよく表現されていると思う。

例えば、シャロンの載った戦車がばんばんパレスチナ人を
なぎ倒しているその後ろから、
亀に乗った国連軍が監視をしながらのろのろついて行っている、とか、
ブッシュからの親書を持ったシャロンがアラファトに、
「籠から飛び出す鳥のように、自由になれるんだ。」
とアラファトを飛び立たせるが、
それはバンジ−ジャンプでアラファトとシャロンの足が
がっちりロープで結ばれていたり。
時にはそれがアラブ各国の首脳に向けられることもあり、
パレスチナの子連れの女性が射殺される映像をバックに、
歌い、たらふくのご馳走を食べている
それぞれの国の民族的特長を備えている男性たち。
その下には「このように、私たちはパレスチナを助けている」
と書かれている。

かなり厳しいブラックジョーク。
そんなことでもしなくっちゃ、
やってられないって!


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