ぶつぶつ日記
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| 2002年03月29日(金) |
パレスチナ人は、絶滅できない |
イスラエスは自爆テロの報復として、 アラファト議長のいる議長府を攻撃している。 アラファトには現在、すでに往年の指導力はない。 自爆テロを、彼の力でとめることは出来ない。 なぜなら、実にパレスチナ人の80%以上が、 自爆テロを支持しているからだ。 自分たちの存在をアピールする方法が、 それしか彼らにはない。 パレスチナ初の女性自爆者のニュースで一番ショックだったのは、 彼女が「女性」だったからではなく、 ヘジャーブもかぶっていないような、 そしてある程度分別のつく年齢の、 決して「イスラム狂信者」ではなかった人物が 自爆テロに突き進んだ、ということだった。 普通の人が、まるで会社に行くように自爆テロへと進む。 実際、ほとんどの家族や友人たちは、 自爆テロで死んだ人たちのことを 「自爆テロなんてすると思わなかった。いつもと変わったところはないし、 イスラム原理主義や過激派に傾倒していたとも思えない。」 と言っている。
もう一度言おう。 アラファトには自爆テロを止める力はない。 そのアラファトを攻撃し、殺害死すると言うことがもしあったら、 それは本当に見せしめでしかない。 しかし、アラファトが死んだら、 彼のようにパレスチナを1つにまとめ上げられる力を持つ指導者は、 もはやパレスチナにはいないように思う。 そして、混迷はますます深まり、 自爆テロによるイスラエル側の死傷者と、 世界で起こるテロは増えていくことだろう。
イスラエルがなぜ建国できたか。 それはユダヤ人迫害、そしてホロコーストという組織的な 民族浄化作戦を持ってしても、 1つの民族を「浄化」など出来なかった、 その証拠に他ならない。 時代は、ヨーロッパが火器を持ってアメリカ大陸の住民を 思うように絶滅することが出来た、「古きよき時代」ではない。 相手も武器を持つ。 そして黙って殺されるのを待ってはいない。 鋭利な反撃の牙をむく。
その先にあるのは、絶望。
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