| 2025年07月29日(火) |
全国高校総体3回戦 高知中央−大津 飯塚−米子北 帝長−滝二 尚志−桐光学園 |
さて、中一日空けて全国高校総体三日目三回戦である。基本的になかなか見られない各地の高校を見たいが三回戦まで生き残っているあまり有名じゃない高校は少ない。そんな中、高知中央が2回戦で前橋育英を破り3回戦に勝ち進んできたので観る。良く思っているのは高知県のフットボールは全国最弱ということ。高校生年代で全国制覇はなし。可能性も感じない。サッカースタジアムもなく、あらゆるカテゴリーが力不足で、強いてあげれば野地先生のときの高知大が総理大臣杯で準優勝したくらいで、ほかは勲章と言えるものがないのが高知県なのである。今シーズンJリーグに高知ユナイテッドが昇格してきたので、会場の雰囲気を確かめに行こうとは思うが。
で高知県の高校サッカーだが、近年高知高校が強い。もともとフットサルで高知中学が全国に出ていて技術はあるが、高校も繋いで崩すスタイルを高知県にあって地産地消で作り上げている。私は高知県の高校が地元の育成の成果として強くなってほしい、つまり高知県にフットボールが普及してほしいと思っているが、高知高校は理想である。しかしサッカー留学も否定しない。地元で育成しているのは大前提だが、地元への刺激にはなる。その留学主体なのが高知中央だ。関西からの留学主体に強化している。2回戦で前橋育英を破ったこのチームを確認したかった。
全国高校総体3回戦 高知中央高校−大津高校 7月29日 9時半 JヴィレッジP2 良芝 主審 野村尚太郎氏
高知中央 GK 1 守安正騎 (Cap.) 3年 172.68 柏田サッカークラブ DF 2 山川翔永 3年 161.57 SCエルマーノサッカークラブ DF 4 白川聡太 3年 177.66 FCリフォルマ DF 5 森田大雅 3年 178.70 岩田フットボールクラブ DF 6 新井永廉 2年 168.52 クマガヤサッカースポーツクラブ MF 7 坂本翔真 3年 165.60 住吉大社サッカークラブ MF 8 山添拓海 3年 171.67 FCリフォルマ MF 12 石川陽向 3年 168.54 テゾーロウフットボールクラブ MF 14 篠原仁 3年 165.57 WILD FLOWERS FW 9 小林夢歩 3年 165.64 プログレッソ佐野FC U−15 FW 10 三井虎翔 3年 166.60 高石中央FC 監督 近藤健一朗 大津 GK 1 村上葵 3年 177.67 カティオーラフットボールクラブU−15 DF 3 今井獅温 3年 189.72 V・ファーレン長崎U−15 DF 4 松野秀亮 3年 186.73 レノファ山口U−15 DF 5 村上慶 3年 182.74 アビスパ福岡U−15 DF 14 渡部友翔 2年 174.62 ソレッソ熊本 MF 6 福島悠士 3年 175.72 DESAFIORA.FC MF 7 岩��天利 3年 173.60 アルバランシア熊本U−15 MF 10 福島京次 (Cap.) 3年 174.63 ロアッソ熊本ジュニアユース MF 11 有村颯太 3年 168.59 FCK MARRY GOLD AMAKUSA U−15 FW 9 山下虎太郎 3年 162.58 FCK MARRY GOLD AMAKUSA U−15 FW 17 山本翼 2年 169.59 ソレッソ熊本 監督 山城朋大
高知中央 十四 十二 九番七番八番十番 二番四番五番六番 一番
大津 九番十七 十一七番 六番十番 十四四番三番五番 一番
試合開始。高知中央は必死に前から追う。フォアチェックを組織だって行う。センターバック以外は小柄なチームだが機動力はある。交わされても交わされても食らいつく。が、やがて撤退守備になる。ここまで高知中央のプラン通りか。観戦ノートには「どうみても全面的に大津が上」と書いている。個別評も高知中央については書いていない。つまりタレントはいない。大津については2回戦の野辺地西戦で書いているので省略。スピード差も大きい。前橋育英戦もこの要領で守ったのか?70分ゲームだから耐えられる時もあるだろう。しかしシュートに行けない。殆ど打てない。コーナーキックもなく、ゴールキックばかり増える。28分、大津�瓜核椶�ポストで落とし�κ‥舁�が裏に出し��山下が裏に抜けてキーパーとの1対1を沈めて大津先制。31分中に現れた�ヂ湿紊�ら��福島京が左足ミドル、これが高知中央に当たってコースが変わり、左隅に決まって0−2。ここでピッチ移動した。力の差から言って勝負が決まったと思った。前橋育英戦ではアディショナルタイムに2点取って逆転勝ちしているが、パワープレーもセットプレーもなさそうという印象だ。今大会配信は原則生だけで後では確認できない。
なお最終スコアは0−7で大津が大勝した。
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全国高校総体3回戦 飯塚高校―米子北高校 7月29日 9時半 JヴィレッジP7,8 ピッチ良 主審 森岡宏紀
飯塚 GK 1 原夢希 3年 178.75 V・ファーレン長崎U−15 DF 2 鮫島遼介 3年 167.63 C.A.Fukuocana DF 3 木下宗祐 3年 181.72 大阪東淀川FC DF 15 森本快 (Cap.) 3年 181.70 オリエントフットボールクラブU−15 DF 16 貞金大樹 2年 168.54 FCツネイシU−15 MF 4 坂本馳空 2年 178.68 オリエントフットボールクラブU−15 MF 6 保科剛 3年 173.67 CAグランロッサ MF 7 古畑魁斗 3年 171.65 小倉南フットボールクラブジュニアユース MF 13 新垣類 3年 165.55 アリーバFC FW 9 塚本一咲 3年 183.75 GULLID ASAKURA FC U−15 FW 28 杉本凛琥 2年 167.70 筑後FC U−15 監督 中辻喜敬
米子北 GK 1 酒井律輝 3年 182.75 尼崎フットボールクラブジュニア DF 2 藤原大空 3年 172.63 ガイナーレ鳥取U−15 DF 3 熊野俊典 2年 180.70 高槻フットボールクラブジュニアユース DF 4 浜梶優大 (Cap.) 3年 174.67 玉湯サッカークラブ DF 20 竹内晴太 3年 172.67 ボアソルテ美都フットボールクラブ MF 6 湯月哲大 3年 172.69 Jフィールド岡山F.C. MF 8 宮崎亮翔 3年 168.65 ガンバ大阪門真ジュニアユース MF 10 山下一圭 3年 170.65 宇治フットボールクラブジュニアユース MF 11 石飛五光 3年 177.63 RIP ACE SOCCER CLUB FW 9 田中太賀 3年 172.66 FC FARFALLA U−15 FW 18 妹川将基 3年 173.64 柏レイソルA.A.TOR‘82 監督 城市徳之
飯塚は福岡県に限らずリクルートしているし、米子北も鳥取県はほぼいない。 米子北は城市先生総監督、中村真吾先生が監督という体制が続いていたが、昨年度U−17日本高校選抜の監督も務めた中村監督が体罰事件を起こして休養。地方のサッカー留学主体の高校というものは必ずしも生徒の質、特に学力やモラルに問題を抱えるところが珍しくなく、指導が難しいものである。もちろん暴力はいけない。暴力に解決を見出した教師の未熟さは批判されなければならないが、しかし今の教員は必ずしも優秀な人材が職を争う立場ではないので、今後とも問題は起きるだろう。
さて後半から観戦。
飯塚 十一九番 五番六番四番十三 十六十五三番二番 一番
米子北 十八九番 十番八番六番十一 二十二番三番四番 一番
飯塚はボランチ�κ櫺福↓ず篷椶�下がって組み立て、サイドバックが高い位置を取る。��塚本はポストをこなす。センターバックコンビは180オーバーだが、必ずしも空中戦では勝てない。基本的にゲームを作るタイプのチームだが、あまり前進できない。
米子北は中盤で�ε魴遒�次々に奪い返し、敵陣に蹴り込む。ここは伝統的にゴール前に放り込み追い回す、小峰先生の国見以来のスタイルだ。フォワードも体格データの通り、172とか173とか大柄じゃないが、空中戦に強く、競り合いに強い。��山下は上手い。右サイドバック�ど由瓩論儷謀�に上がる。
スコアレスドローの雰囲気の中、終盤に飯塚はPK戦用キーパー
21 高田大雅 3年 191.115 FC Fuji ジュニアユース
が入る。でPK戦。飯塚のPK戦用のキーパーのはずなのに飛ぶ方向がことごとく逆で、米子北が外したこともあって4−4でサドンデスに入り、同じ方向に飛んだキックを長身を生かして止める。巨漢って素晴らしい。結局PK戦で飯塚は勝ち上がった。
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さて、午後の第2試合である。帝長は11人制での全国制覇経験はない。全国ベスト4はやたらと多いが。かつては地元の子供を下部組織の長岡JYFCで育ててプロに送り込んだ高校だが、選手寮ができてから全国からタレントが集まっている。その理由の一つが、ここはやっているフットボールが魅力的だ。自陣から繋いで細かく連動して完全に崩して得点する攻撃的フットボール。遊び心があり、選手も育て、大学でも活躍できる選手を送り出している。おそらく成長しやすい環境だ。もちろん雪国なのだが、上手く順応して育てている。はっきり言うが、私が最も好きな高校チームの一つだ。 対する滝二は全国制覇経験もある高校だ。顧問が特に問題も起こしていないはずなのに、校内の他の部活の顧問に移ってから低迷して、全国上位には来れていなかった。細かいことは考えるな、個性を前面に出してプレーしろ、というチームで、選手の自由度が極めて高いカオスなチームである。
全国高校総体3回戦 帝京長岡高校−滝川第二高校 7月29日 12時半 JヴィレッジP1 良芝 主審 田原愼乃介氏
帝京長岡 GK 1 仲七璃 2年 183.71 FC東京U−15むさし DF 2 リヴキン辻アーロン 3年 180.66 ガンバ大阪ジュニアユース DF 3 吉田龍悟 2年 182.72 ジェファフットボールクラブU−15 DF 4 桑原脩斗 3年 182.80 北海道コンサドーレ札幌U−15 DF 5 西馬礼 (Cap.) 3年 182.73 フットボールクラブフレスカ神戸 MF 7 水澤那月 3年 168.62 FC Viparte MF 8 中澤昊介 3年 175.64 アイリスFC住吉 MF 14 和食陽向 2年 166.60 フットボールクラブフレスカ神戸 MF 20 樋口汐音 3年 180.70 SQUARE富山FC U−15 FW 9 児山雅稀 1年 173.67 フットボールクラブフレスカ神戸 FW 12 上田十輝 3年 177.65 千里丘FC 監督 古沢徹
滝川二 GK 1 岩橋晃大 3年 184.71 セレッソ大阪和歌山U−15 DF 2 山田悠生 3年 177.68 神戸フットボールクラブジュニアユース DF 3 浜口巧成 3年 186.73 虎ジュニアU−15 DF 4 滝澤呂澪 (Cap.) 3年 182.67 クラブテアトロJY DF 5 吉井悠 3年 175.65 FC BASARA HYOGO U−15 MF 7 南壮一郎 3年 177.67 神戸フットボールクラブジュニアユース MF 10 北村勇貴 2年 171.61 FC PATENO ITAMI MF 14 米田空眞 3年 174.59 セレッソ大阪和歌山U−15 MF 17 宮本蒼大 2年 174.59 三宮フットボールクラブジュニアユース FW 9 空久保善 3年 166.64 サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース FW 13 坂田淳哉 3年 176.67 アメージングアカデミー 監督 小森康宏
帝長 九番十二 十四 七番八番二十 二番四番五番三番 一番
滝二 十三九番 七番十四十七十番 五番四番三番二番 一番
高校野球で「いてまえ打線」というのがあるらしいが、滝二は「いてまえフットボール」である。一人一人があまり状況を考えずに目の前の敵に食らいつく。これはお互いに連動してスペースを作り合い生かし合う帝長の思うつぼだ。 帝長でまず驚いたのは��児玉だ。1年生なのに9番を与えられるなんて、と思ったが胸板が厚くて強いし、スピードもある。そしてタッチが柔らかい。下がってリズムを作っている。これは間違いなく「将来を期待されて」などではなく、「主力選手として期待されて」9番を与えられている。エースは��和食(わじき)だ。身体はないが上手いし、カウンターで仕掛ける迫力がある。パスもカットできそうでカットできないいやらしい。フットサル経験があるんじゃないかな?それもかなり。帝長のエースナンバー14番を与えられるだけはある。右足セットプレー担当。キーパー�|腓和�元だけでなく高さも安定している。�5氾弔呂�なり攻撃的で、彼が右ウイングバックの3バックかと思った。�ダ召魯譽侫謄�。ミスしないし鉄壁の守備力がある。大学サッカーでも楽しみ。�▲螢凜�ン辻もレフティ。右の吉田が超攻撃的だけに左の彼はバランスを取るの難しいと思うが、攻撃的姿勢を失わなかった。�し�原はカバーリング主体だが、やはり上手い。帝長のバックラインは全員タレントだ。�Э縷靴呂茲�見えている選手。帝長のサッカーは細かい技巧に走りがちなので彼のような存在は大きい。��北村はターンが鋭く、切れ込みが鋭い。��中澤はハードワーク。��上田は身体を張りつつ細かく考えて動く帝長フォワードらしい選手。
11分、帝長�Э縷靴虜献�ロスを��児玉が合わせて先制。帝長の猛攻が続き前半アディショナルタイム、��上田のパスに��児玉が絶妙なファーストタッチで抜け出して流し込む。2−0。さらに��児玉から�▲螢凜�ン辻に通って決めて前半3−0。
勝負ありとみてハーフタイムでピッチ移動したが、実は後半は滝二が2点追撃した。帝長としては強豪校のゲーム運びではない。後々禍根残すぞ、と思ったら、準々決勝は配信見る限り冴えない内容で尚志にPK負けしてしまった。高校生のメンタルは難しい。
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全国高校総体3回戦 尚志高校−桐光学園高校 7月29日 12時半 JヴィレッジP2 良芝 主審 藤岡慶悟氏 尚志 GK 16 門井宏樹 3年 180.68 クラブ・ドラゴンズ柏U−15 DF 2 木村心貴 3年 178.62 セレッソ大阪和歌山U−15 DF 3 西村圭人 (Cap.) 3年 177.68 アルビレックス新潟U−15 DF 5 榎本司 3年 175.62 川崎フロンターレU−15 DF 17 星宗介 2年 174.63 矢板サッカークラブ DF 20 迫田悠聖 2年 177.65 1FC川越水上公園 MF 7 臼井蒼悟 3年 171.62 栃木サッカークラブU−15 MF 8 阿部大翔 3年 176.64 アトラエンセFC平塚 MF 10 田上真大 3年 172.64 シュートJrユースFC MF 14 若林衣武希 2年 170.60 シュートJrユースFC FW 9 根木翔大 3年 178.64 フットボールクラブフレスカ神戸 監督 仲村浩二
桐光学園 GK 1 斎藤准也 3年 194.83 川崎フロンターレU−15 DF 2 武山陽介 3年 178.74 FC東京U−15むさし DF 3 田中智也 3年 175.73 淞南ベルマーレU−15EAST DF 4 川谷駿斗 3年 188.83 東急SレイエスFC U−15 DF 5 陶山響 3年 175.65 川崎フロンターレU−15 MF 6 米川洋輝 2年 175.72 FC町田ゼルビアジュニアユース MF 7 宇留江生叶 2年 175.65 FC厚木ジュニアユースDREAMS MF 8 松岡奏友 3年 174.65 名古屋グランパスU−15 MF 11 萩原慶 2年 175.61 シュートJrユースFC FW 9 西城大翔 2年 171.65 東急SレイエスFC U−15 FW 10 倉持慶太 (Cap.) 3年 172.66 SOLTILO TOKYO FC 監督 鈴木勝大
さて後半から観るこのゲームだが、尚志に前半退場者が出ている。つまり�┛ど瑤�終了間際に退場して、前半は1−1で終了している。
さてこの両校は一言でいえば現実主義である。尚志は勝つためには地元福島の子だけではなく、サッカー留学が必要と考えて強化して、最低限繋ぐが、カウンターが得意で、PK戦もかなり練習している、そういうタイプの高校だ。プレミアも経験している。対する桐光学園は佐熊監督の時代は繋ぐスタイルで知られていたが、鈴木監督になってからは割と結果にこだわるタイプで、守備を固めてカウンター主体。地元川崎フロンターレなど、リクルート事情は良い。
尚志 十番九番七番 二十十七 二番三番五番四番 十六
桐光学園 九番十番 六番七番八番十一 五番三番二番四番 一番
桐光学園と言えば、判別困難な番号だが、反省して改めてくれたのだな。わざと分かりにくくするチームは観る方からすれば最悪なので。
さて当然のように桐光学園は押し込むのだが、自分から崩すのは苦手なチームなので詰まってしまう。敵陣に入ってからのパスがスムーズではない。尚志は左の��田上がタレントで、個で仕掛けられるが、桐光学園も警戒していて、むしろ右の�П碓罎離好圈璽匹鮴犬�したカウンターが脅威になる。結局ゲームは膠着気味で終わりPK戦に。退場者を出したゲームのPK戦は両校蹴る人数を10人にして行う。キーパーも蹴って二巡目で尚志が勝ち、準々決勝進出を決めた。
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