サッカー観戦日記

2025年01月18日(土) 全女準決勝 日テレ・ベレーザ−新潟 浦和−INAC神戸

皇后杯全日本女子選手権準決勝
日テレ・東京ベレーザ−アルビレックス新潟レディース
1月18日 10時45分 サンガスタジアム ピッチ良 晴 1224人 主審・荒川里実氏


日テレ・東京ベレーザ アルビレックス新潟レディース
GK 31 野田にな 03.09.05 170.64
DF 22 坂部幸菜 03.09.17 166.57
DF 3 村松智子 (Cap.) 94.10.23 162.52
DF 5 松田紫野 01.03.27 160.53
MF 8 菅野奏音 00.10.30 160.52
MF 18 岩��心南 02.10.08 161.50
MF 19 山本柚月 02.09.01 165.56
MF 7 北村菜々美 99.11.25 162.50
FW 29 松永未夢 06.06.08 155.45
FW 11 土方麻椰 04.04.13 165.54
FW 27 樋渡百花 05.10.09 170.56
控え選手
GK 1 田中桃子 00.03.17 168.65
DF 2 小林海青 92.10.12 158.54
DF 4 三浦紗津紀 96.06.16 163.57
DF 26 青木夕菜 08.07.07 166.51
MF 10 木下桃香 03.03.02 163.55
MF 13 木村彩那 03.12.17 160.51
FW 23 氏原里穂菜 04.07.08 161.51
FW 32 鈴木陽     99.09.03 168.60

監督 松田岳夫


日テレ・東京ベレーザ アルビレックス新潟レディース
GK 1 平尾知佳    96.12.31 173.65
DF 6 有吉佐織    87.11.01 160.52
DF 32 白沢百合恵   04.04.09 164.57
DF 20 山谷瑠香    95.02.10 164.55
DF 7 園田瑞貴    96.11.21 164.54
MF 13 杉田亜未    92.03.14 157.50
MF 10 上尾野辺めぐみ 86.03.15 157.52
MF 17 滝川結女    99.08.31 153.50
MF 19 川澄奈穂美 (Cap.)85.09.23 157.51
MF 18 石田千尋    01.12.20 164.55
FW 23 山本結菜    03.02.01 156.54
控え選手
GK 21 高橋智子    97.04.07 166.63
DF 2 浦川璃子    98.01.14 180.66
DF 35 横山笑愛    06.10.10 180.64
MF 5 川村優理    89.05.17 168.58
MF 14 下吉優衣    05.11.22 162.56
MF 16 富岡千宙    01.08.15 161.58
MF 31 白井ひめ乃   00.05.25 163.56
FW 9 児野楓香    98.01.15 154.50
FW 33 田中聖愛    05.12.07 162.52
監督 橋川和晃


ベレーザ
二七
十一二九
七番八番十八十九
五番三番二二
一番

新潟
二三
十七十番十三十九
十八七番二十三二六番
一番


近年、女子のセンターバックの大型化が求められている。4バックなら170センチ前後無ければ厳しいというのが近年のWEリーグの状況だが、なかなかそのサイズをそろえられないため、代わりに3バック採用のチームが増えている。たとえばINACのような外国人CFに一人で対応できる日本人センターバックはなかなかいない。しかし体格不足で4バックが採用できないとなると、日本の女子サッカーの幅が狭くなってしまう。せめて168センチくらいをそろえられれば4バック可能だし、ユース年代でも大型化が進んでいるのだが……。今回新潟のサブに180センチ台が二人おり、今後が楽しみ。

ベレーザは㉒坂部がなかなかクレバー。中に絞って右サイドにスペースを作ったりタイミングを見て自ら上がったり寄せ方が上手かったり。3バックのストッパーは自ら運んでほしいのだが、それが完璧にできている。一発でガツンと潰す迫力もあるし、3バックでは一番目立った。キーパー野田はレフティ。高さも十分。実は若いウルフの才能を高く買っているのだが、野田からポジション奪うのは厄介かもしれない。�B湿召肋綣蠅ぁ�ミスしても即カバー。トラップミスしない選手は勿論うまいのだが、トラップが乱れてもスムーズにリカバリーできる選手は真に上手いと思う。��北村は左ウイングバックの位置から中もカバー。そしてワンツーでタテに抜ける迫力がある。�┸�野は強い。ガツンと当たる。ただ体格データそのものは並みだ。身体の使い方が上手い。�鎧核椶魯疋螢屮襪竜粥�タテにも中にも行けて、対面の新潟�伽佚弔魄掬櫃垢襦�スペースを見つけるのも上手い。新潟は5バックなのにスペースを見つける。�牡糯�はビルドアップの中心。㉙松永はちっこいドリブラー。緩急で抜いていく。メニーナ所属。ベレーザの右はドリブルと細かいワンツー。��土方はシャドーストライカー。身体をこじ入れてゴール前に飛び込む。1トップ㉗樋渡は身体能力が高い。170センチが目を引くが、実はスピードもある。もちろんパワーも。現代の国際レベルのセンターフォワードはワールドカップ優勝時の永里以来170センチは最低条件で、加えて何があるか、という世界だが、彼女にはプラスアルファがある。

新潟はキーパー➀平尾は安定している。高校時代から知っている�П狹弔郎献好肇奪僉爾法�レフティで、高い技術があるが、今の時代WEに高い技術があるのは当たり前だから。�柑鈎�はカバーが光る。㉜白沢はマークがしっかりしている。この3バックは165前後。��上尾野辺はトリッキーで見せる。今の時代数少ないファンタジスタ(死語?)国民栄誉賞メンバー。レフティ。新潟のファンは上尾野辺を観られるうちに観た方がいい。�垣鄒,旅駝臼浜西沺�なんだかんだでファイターで、ベレーザ左の攻撃をけん制している。ベレーザの攻撃は右がかりだが、左は川澄を意識していたせい?もはやスピードはないが、ポジショニングが絶妙。��杉田はミスしない。ベテランで計算が立つ。�餌貔遒論擇衒屬径膵イ�。しかし残念ながら攻守に効いてない。普段なら突破できるのだろうが。㉓山本は小柄ながら必死に体を張るが、孤立して大苦戦。しかし新潟には長身フォワードはいない。編成ミスか?

開始早々ベレーザ㉙松永の左シュートが決まり先制。以降ベレーザの主に右からの攻勢が続くが新潟はよく耐える。そして長い後半アディショナルタイム、新潟フリーキックのこぼれを�杏找�蹴り込み1−1の同点に。延長でも決着がつかず、引き分け。決勝進出決定のためPK戦へ。

このPK戦が問題になったのだが、まずコイントスで新潟サイドのゴールでPK戦が行われるようになった。そこでサンガスタジアムの新潟サイドに移動した。ところが延々と始まらず、サポーターと何か話をしている。そのうちにゴールを移動した。不可解だ。ベレーザサイドでPK戦が行われる。そこで逆のゴールまで移動した。サンガスタジアムの外壁を移動して辿り着く。どうやら主審が新潟のゴール裏に人がいることに難色を示したようである。高校生のゲームではPK戦の際にゴールの後ろから人を退去させることがある。がこのゲームはゴール裏にも観客を入れる有料試合だ。調べると主審の荒川里実氏はWEリーグでそれなりに笛を吹いている方だ。だが、もしかしてPK戦などのキャリアは少なかったか?高校生のゲームくらいセンシティブな対応だったが、有料試合で見せた未熟さだった。この一連の動きで動揺したのはベレーザの方だった。PKを3連続失敗し、3人全員決めた新潟がPK戦で勝ち、決勝進出した。

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皇后杯全日本女子選手権準決勝
三菱重工浦和レッズレディース−INAC神戸レオネッサ
1月18日 14時20分 サンガスタジアム ピッチ良 晴 1813人 主審・兼松春奈氏



三菱重工浦和レッズレディース
GK 1 池田咲紀子 92.09.08 168.60
DF 2 遠藤優     97.10.29 157.54
DF 3 石川璃音 03.07.04 172.62
DF 4 後藤若葉 01.06.04 163.57
DF 6 栗島朱里 94.09.14 157.52
MF 5 伊藤美紀 95.09.10 150.44
MF 18 柴田華絵 (Cap.) 92.07.27 155.47
MF 15 島田芽依 02.05.08 168.62
MF 19 塩越柚歩 97.11.01 166.54
MF 20 高塚映奈 04.06.18 158.53
FW 7 高橋はな 00.02.19 169.67
控え選手
GK 12 福田史織 02.06.13 170.60
GK 23 伊能真弥 00.09.29 170.67
DF 13 長嶋玲奈 98.09.12 168.55
DF 22 岡村來佳 05.07.30 165.53
MF 8 猶本光     94.03.03 161.55
MF 14 角田楓佳 04.10.24 156.55
MF 24 竹内愛未 05.12.16 156.50
MF 26 丹野凜々香 03.07.10 158.52
FW 36 藤��智子    06.11.01 167.55
監督 楠瀬直木


INAC神戸レオネッサ
GK 1 大熊茜     04.09.15 173.65
DF 2 守屋都弥    96.08.22 164.54
DF 3 土光真代    96.05.03 164.55
DF 5 三宅史織 (Cap.) 95.10.13 165.53
DF 55 ヴィアン・サンプソン 96.07.02 173.61
DF 4 井手ひなた   03.08.10 166.55
MF 10 成宮唯     95.02.22 154.44
MF 18 パオラ・ソルデヴィラ 96.12.07 167.60
MF 20 桑原藍     04.08.18 167.53
FW 9 カルロタ・スアレス 97.07.19 175.66
FW 17 愛川陽菜    03.12.04 161.49
控え選手
GK 31 菊地優杏    05.05.11 168.64
GK 99 船田麻友    90.11.09 166.64
DF 21 カルラ・モレラ 95.03.17 165.55
DF 53 北村礼     09.05.01 172.60
DF 6 松原優菜    00.01.24 165.55
MF 7 山本摩也    93.02.05 162.55
MF 23 三谷和華奈   01.10.02 160.57
FW 11 �眄グ�実    90.11.10 164.61

監督 ジョルディ・フェロン

浦和
七番
  十九
二十十八五番十五
六番四番三番二番
一番

アイナック
九番
二十十番十七
十八三番
四番五番五五二番
一番


浦和は�Ч盒兇�今季はセンターフォワードなんですね。センターバックのイメージ。高さと足元の技術とスピードを兼ね備えているが、プレーイメージはDF寄りで、守備意識は高いが、相手がもしミスしたらこぼれてくるボールを狙う動きは全くない。アイナック相手に前線で起点になる存在はチームとしては大きいが、いまのところセンターバックの方が本人には向いている印象。ただ彼女を前線で起用できるのは��石川の存在が大きい。何が大きいってアイナックの��スアレスに個人で抵抗できるセンターバックはなかなかいないだろうが、まず高さで抵抗できるし連動して崩すアイナックに対応するクレバーさもあるし、そして精神的にスアレスに勝っていた。�じ綟�はWEではボランチと思っていたが何とかクレバーに守る。とはいえ頭脳だけでは……という感もある。間違いなく上手いが。キーパー�|單弔篭砲瓩動堕蠅靴討い襦���遠藤は速い。以前はウイング的なスタイルだったが、今はしっかりサイドバックになっている。周りを見てプレーできている。今が成熟期・全盛期だろう。�グ貌�は中学生の頃から凄いと思っていたが、きわめてクレバーで基本技術が高く、当時中田英寿みたい、と評した記憶がある。中盤の底から鋭いインサイドキックで組み立てる。�下禿弔呂茲�走る選手。彼女は日本でU−20ワールドカップが開催された時の主力(だった気がするが既に記憶曖昧)少し前の日本女子サッカーなら彼女のような選手は出てくる。いわば等身大の日本の育成で育てられる選手の最高峰。��島田はバランスを観ながら飛び出せて個人でも打開出来て国際大会向きの身体能力もある。観戦記執筆時のなでしこジャパンには選出されなかったが、選ばれるものだと思っていた。�換眥佑眄�熟した選手でサイドに張り付くときと中に飛び出すとき、戻るときの判断が適格だ。�咳�越はシャドーとして効いている。

アイナックは国内トップクラブだけに主力が年俸の高い海外に引き抜かれるので、スペイン人監督のもと、スペイン人を軸に据える策に出た。秋に観た時は全然フィットしてなかった。
キーパー�‖膩Г和�元が確かでカバーリングがよく、高さも信頼感十分。今のキーパーに求められる170センチ超の高さと技術と身体能力を兼ね備えている。55サンプソンは高い。長身センターバック市場は国内だとまだ不足気味だが、海外から取って来る判断は正しい。浦和�Ч盒兇鯆戮擦呂靴覆�ったが、危険な位置で高さ負けしなかった。�セ安陲倭農欧蕕靴ぅ侫�ードがあった。�⊆蕾阿魯�ンガン上がり攻撃に厚みを加えるが、この観戦記執筆時では海外移籍が発表された。�ぐ羲蠅盥況盪臆辰�持ち味。それを支えるのが、今はボランチの�E攜�だ。サイズがないからセンターバックは厳しいと踏んでいたが、今季は下がり目のボランチとして後方のカバーを意識しつつ、持ち前の技術で正確に捌いている。状況によっては完全にバックラインに入り、サイドバックを迷いなく上がらせている。チームのキーパーソン。�殴愁襯妊凜�ラはガツンと潰し、正確に捌く。彼女の闘争心は欠かせない。�慣�原はタメを作り、カットインもできるがこのゲームは大人しかった。�碓�川はボールプレーヤーなのだが、仕掛けられず。��成宮は全くの不振。本来ならなでしこジャパンに選ばれて当然の技術があるのだが、正直闘争心が見えなかった。��スアレスは攻撃の肝。長身センターフォワードで彼女が勝つ前提でチームが作られている。圧倒的な高さとパワーは浦和��石川の抵抗で必ずしも十全に発揮できなかったが、WEリーグを観るファンは彼女を目当てに観ればいいと思う。やはりセンターフォワードにとってサイズは魅力だ。

さて22分、アイナック�ぐ羲蠅離蹈鵐哀好蹇爾�55サンプソンが頭で競り勝ち、中で競り合ったこぼれを再びサンプソンが足で蹴り込み先制。0−1。しかしアイナックは闘争心がイマイチ。42分、浦和が右に広げて��遠藤のクロスを�Ч盒兇�合わせて1−1。アディショナルタイム、左クロスを�Ч盒況劼い妊僖垢鉾瓦噂个靴伸�島田が決めて1−2と浦和逆転。

ハーフタイムでアイナックはスペイン人二人含む三枚替え。喝を入れるということか。戦えてなかった。

後半66分、浦和の左クロスを�Ч盒桐遒箸靴謄▲ぅ淵奪�のバックラインがかっさらわれて�咳�越が決めて1−3。73分、相手クリアミスを拾って�グ貌�が決めて1−4。ここで帰った。最終スコアも1−4。アイナックはどうしたのだろう?前半にはフェロン監督が「VamoVamo」(行け行け!)と叫んでいたが、無気力に近いゲーム。ちょっと酷かった。チームの中で何かあった、と思われる。これでは勝てない。残念だ。


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T.K. [MAIL]