地域チャンピオンズリーグとは地域リーグからJFL昇格を争う高いで日本一過酷な大会とされており、近年ではマニアックなファンが詰めかける。高校選手権が青春をかけた生きるか死ぬかの勝負としたら、社会人はサッカー人生をかけた生きるか死ぬかの勝負であり、残酷度でははるかに上回る。基本的に9地域リーグ王者は出場し、次に9地域の2位・3位チームの中から社会人選手権ベスト4から出場し、それでも足りない場合は9地域の中から輪番枠、つまり順番に2位3位の中からJFL昇格の意志のあるチームが出場する。今年でいえば輪番枠は浅間だ。ただしこの大会、全く予想が立たない大会としても知られる。今年でいえば松江ラウンドには関東無敗王者で潤沢な資金を持つ栃木ウ―ヴァ、国体チャンピオンのサウルコス福井、全社チャンピオンの松江シティが揃い。結果的には最強を見なされた栃木は1勝もできずに敗退し、松江が勝ち上がった。死闘だけにその場の状態や勢いが大きくものを言うので、勝敗は何とも言えない。
地域チャンピオンズリーグ1次リーグ第1戦
アルティスタ浅間−バンディオンセ加古川
11月9日 10時45分 長良川 ピッチ良 雨
浅間 加古川
−−−−−山田−−−−− −−−村井−−伊藤−−−
宮本−喜屋武−岡田−米倉 −−−−−−−−−−−−
−−−−−佐藤−−−−− 石山−水頭−−野村−伏木
−仲−寺田−−國井−鈴木 山口−長瀬−−福田−赤谷
−−−−−武田−−−−− −−−−−津司−−−−−
アルティスタ浅間
GK 31 武田大 177/74 89/10/24 AC長野パルセイロ
DF 2 國井拓也 179/79 95/06/17 東京国際大
5 寺田匡史 179/76 94/01/10 鹿児島ユナイテッドFC
6 仲啓輔 172/70 95/11/24 東海学園大
19 宮本恭兵 172/68 92/05/27 金沢星稜大
20 鈴木雄大 180/68 92/10/07 新潟経営大
MF 8 佐藤啓志郎 168/64 94/03/29 専修大
10 喜屋武聖矢 173/60 89/05/31 関東学院大
14 米倉拓巳 170/64 95/08/24 金沢星稜大
FW 7 岡田孝徳 169/61 94/01/01 神奈川大学
15 山田貴仁 178/75 96/01/04 大阪体育大
リザーブ
GK 1 大澤俊太 183/82 95/09/30 東海学園大
DF 4 永井鷹也 183/85 91/11/09 サウルコス福井
MF 16 田中僚 174/64 92/04/30 新潟経営大
25 室��雄斗 169/66 95/12/07 日本体育大学
FW 9 山田哲也 178/65 95/06/17 東海学園大学
11 塩沢勝吾 183/76 82/09/09 AC長野パルセイロ
13 近藤教文 175/67 92/10/13 北陸大
バンディオンセ加古川
GK 1 津司啓太 176/75 93/03/03 ルネス学園甲賀SC
DF 3 赤谷直紀 165/60 94/07/14 FC刈谷
4 福田俊太 175/68 88/06/14 近畿大
8 長瀬圭佑 178/72 87/12/28 阪南大
19 山口直大 172/64 83/08/31 J.FC MIYAZAKI
MF 5 野村朋成 172/69 91/04/04 ヴィアティン三重
13 伊藤圭斗 165/62 93/12/04 ヴィアティン三重
14 水頭廉 169/63 91/12/17 ノース・バンコクFC/タイ
18 石山大地 168/60 96/06/09 アルビレックス・S/シンガポール
22 伏木一紘 170/62 92/06/01 FC刈谷
FW 17 村井宏起 173/70 95/09/17 大阪経済大
リザーブ
GK 21 河野公寿 176/75 94/10/27 BIWAKO S.C. HIRA
DF 2 末政翔大 165/63 96/03/30 東海大学熊本
6 吉中波緒人 168/60 94/08/09 大阪産業大
MF 10 鈴木玲央 165/62 91/01/27 流通経済大学FC
15 原遥介 163/60 93/06/15 アルティスタ東御
24 森島渉 172/69 94/07/13 三菱重工長崎SC
FW 7 篠島吉輝 179/73 93/09/08 シュポルトフロインデ・デューレン1919/ドイツ
負けられないゲームらしくリスクを冒さず、クロスも少なくシュートも確実に、というゲーム。オープニングシュートは加古川のロング。繋ぎ始めた浅間に対し、加古川はファウルを多発。主審は寛容なタイプだが、荒れることを想定して、この程度では警告を出すわけにはいかないという判断が働いたのかもしれない。それでも13分、�伽仍海�真後ろからのタックルで警告。明らかなラフプレーだが、気迫を見せたというか、こういうプレーはこの後も続く。16分、浅間、左FKで��喜屋武の左足はブロック。20分、浅間�γ隋�弾丸フリーキック、ワンタッチ、左CK。これも��喜屋武が担当。これをヘッドは上に外す。32分、浅間��喜屋武のFK,�セ�田がパワーで競り勝ちヘッド、決まって浅間先制。1−0。更にFKこぼれを�Р�田シュートは弱い。空中戦の競り合いは明らかにパワーに優る浅間が有利だ。終盤�Р�田から左フリー�概榾椒轡紂璽箸漏阿譴襦D況萃蟲 �
前半シュート数は3対3、CK数3対2、GK数4対1、ファウル数2対9。前半加古川は無理目なシュートばかりでファウルも多く、劣勢を覚悟のうえで、ファウルで止めてイライラを誘いペースをつかむ策に見えた。きっちり守っているのは分かった。この荒れ方こそ地域チャンピオンズリーグの醍醐味だ。私はファウルで止めるスタイルは嫌いじゃない。しかし攻め手が分からない。後半一気に決めるためか、ハーフタイム、浅間��山田→��塩沢。つまり高さを一段と上げた。
53分(後半8分)、浅間、左FK��喜屋武に正面でヘッド、GK正面に飛ぶ。決定機。55分、加古川�ヌ鄲爾坊拗陝�ラフ。56分、加古川ダイレクトパスが繋がり�ヌ鄲疾橘味沓蹈轡紂璽箸錬韮棒橘未鉾瑤屐�63分、浅間、��米倉→室崎。70分、加古川��赤谷のパスに抜けた��伊藤が上に外す。超決定機。この時間帯、加古川は高さで勝てないだけにスペース、それもサイドや裏を狙ってくる。高さに自信のある浅間は引いて確実に守るかと思ったが、これが浅間のスタイルなのだろう。浅間�γ腆��暗鎮罅��概榾椶�左サイドバック、��田中が左サイドハーフに。田中はインサイドにはいる。サイドのスペースの裏を固める意図か。27分、浅間��田中から��塩沢ポスト、��喜屋武左足ボレー上に外れる。決定機。喜屋武の左足が止まらなくなってきた。元々チーム1のテクニシャンだが、シャドーでの飛び出しがイマイチだったがスペースが空き始めると加古川がついてこられない。加古川も��伊藤の右足セットプレーがなかなかの精度だが、如何せん高さ・パワーで劣勢だ。87分、加古川�餌式罐肇薀奪廚�ら左で左足シュート、上に外れる。90分、浅間��喜屋武→�け憤罅C羈慇犬嚢饌猟耕鄙�抜に選ばれるも大成しなかった選手。結局1−0で浅間が勝利した。
浅間のほうが加古川より強かったが加古川も執念を見せた。ファウルでゲームの流れを作ろうとした。後半は流れをつかんだ時間帯もあったが、しっかり守る浅間の守備を崩せず。地域チャンピオンズリーグ出場の経緯としては加古川が関西王者、浅間が全社枠ですらなく、輪番枠だが、国体チャンピオンのサウルコス福井と終盤まで北信越王者を争っただけに決して甘くはなかった。とは言え、このブロックには本命視される鈴鹿アンリミテッドがいる。地域チャンピオンズリーグは何が起こるか分からない。まずは初戦勝ったことで良しとすべきだろう。
公式記録
地域チャンピオンズリーグ
鈴鹿アンリミテッド−J.FC MIYAZAKI
11月9日 13時30分 長良川 雨 ピッチ良
鈴鹿 宮崎
−−−藤沢−−エフ−−− −−−白坂−−黒津−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
堀河−和田−−北原−泉− 高橋−佐野−橘木−無津呂
野口−キロ−−藤井−中村 小松−−金−−チェ−徳重
−−−−−月成−−−−− −−−−−渡邊−−−−−
鈴鹿アンリミテッド 監督:辛島啓珠
GK 17 月成大輝 181/75 93/10/03 吉備国際大
DF 3 藤井竜 183/70 88/10/15 FC刈谷
4 キローラン木鈴 185/79 92/04/07 ヒラル・ベルクハイム/ドイツ
15 中村俊貴 182/78 93/05/17 ザスパクサツ群馬
34 野口遼太 181/72 86/06/24 ヴィアティン三重
MF 10 堀河俊大 168/62 89/05/28 カマタマーレ讃岐
11 泉宗太郎 170/63 92/08/05 Y.S.C.C.横浜
21 北原毅之 168/62 90/10/18 VONDS市原FC
25 和田篤紀 178/66 93/02/09 ソウル・イーランドFC/大韓民国
FW 7 エフライン・リンタロウ 186/78 91/07/23 ラインメール青森
9 藤沢ネット 184/81 95/01/24 FC岐阜SECOND
GK 1 曵地裕哉 192/84 90/09/02 愛媛FC
DF 2 原広樹 175/65 91/05/04 Criacao(クリアソン)
13 藏川洋平 173/73 77/08/10 ロアッソ熊本
22 芦田成利 180/65 93/11/16 立命大
MF 6 藤田浩平 177/70 89/06/19 カマタマーレ讃岐
8 小西洋平 170/66 93/11/04 中京大
FW 26 フェレイラ・パブロ・ヤン 176/76 94/08/30 ロアッソ熊本
J.FC MIYAZAKI 監督:与那城ジョージ
GK 1 渡邊敬人 183/70 95/08/02 埼玉工業大
DF 3 チェ・ボンウォン 183/80 94/05/16 FCスロヴァン・リベレツ(チェコ)
4 キム・ミンギ 186/81 94/06/09 ハンラ大学校/大韓民国
17 徳重翔大 173/65 89/04/04 MSU F.C
23 小松峻輔 173/65 95/07/02 中京大
MF 6 橘木勇弥 173/65 95/05/01 佐賀大
8 高橋健哉 174/65 92/06/25 早稲田ユナイテッド
10 佐野裕哉 174/67 82/04/22 FCマルヤス岡崎
FW 11 無津呂武瑠 172/65 94/06/24 九州産業大
13 白坂拓也 179/66 92/11/16 福岡大
34 黒津勝 180/69 82/08/20 ガイナーレ鳥取
GK 35 橋本辰哉 183/69 97/08/01 ブリオベッカ浦安
DF 5 松本文哉 175/68 96/10/08 桃山学院大
15 本玉林平 180/68 93/03/30 エベイユFC
MF 7 高瀬廉 172/65 93/06/21 福岡大
18 大槻佳記 172/65 91/07/05 FKルダル・プリェヴリャ/モンテネグロ
19 小笠原賢聖 172/65 95/03/26 Y.S.C.C.横浜
FW 20 渡辺正嗣 180/75 84/09/10 テゲバジャーロ宮崎
鈴鹿は昨年の全社を観た限り、戦力的には関東勢に対抗できるチームだと考えていた。しかし地域チャンピオンズリーグの厳しさ、昨年は決勝リーグに進めず、今年も準ホーム扱い、東海地区の長良川開催で栃木ウ―ヴァや松江シティ、サウルコス福井と別ブロックになり、ラッキーな組み合わせだと思った。しかし地域チャンピオンズリーグの厳しさを味わうことになる。対するJ.FC MIYAZAKI(以下宮崎)はキャプテン��佐野裕哉は東海大一中時代に全中5試合で10ゴール、決勝では3ゴール3アシストと圧倒的な才能があったトップ脇タイプの選手だが、プロ意識の無さか(ヘビースモーカーになったという話もある)、一流のアマチュアどまりになってしまった感がある。走れずキレもなくなり、技術に頼る選手になってしまった。
立ち上がりから鈴鹿は強力2トップに集める。��藤沢はポストとしてボールを納め、�Д┘侫薀ぅ鵑麓�まりつつ仕掛けることもできる。��泉は突破力に溢れ、��堀河のところでボールが落ち着く。�F0罅↓ぅ�ローランは圧倒的な高さ・パワーで潰し続け、危なっかしさがない。対する宮崎は�Φ面擇亮虍�での奮闘が光るが��佐野が守備で走らず、と言うか攻守に渡ってジョグばかりで、スルーパスにセンスを見せるが、いい選手だった㉞黒津も衰えたか走れず、スペースを活かせないので中で潰され続ける。センターバックコンビの��チェと�ぅ�ムは素晴らしい強さだが、それでも何とか抵抗できる程度で潰すところまではいかない。24分、��中村の右ロングスロー、GKキャッチミスを��藤沢が横に出し��堀河が蹴り込む。1−0。更に攻め立て、31分裏に出したボールに宮崎�影曾泥侫.Ε襪韮丕法�これを�Д┘侫薀ぅ鵝▲�ックが甘くセーブされる。たぶん流れからしてこのPKが決まっていたら勝負も決まっていた。しかし決まらず、その後もサイドを破り、次々にコーナーキックを獲得するが活かせない。手の内を隠しているのかもしれない。シュート数でも上回るが、宮崎もチャンスを作り始める。前半1−0で終了。
後半も鈴鹿ペースで進む。インサイドの㉑北原と㉕和田が強力で中で拾えるからサイドが生きる。しかし決定機は奪えなくなり、そして62分(後半17分)、逆にワンチャンスで宮崎PK獲得。�┨盒兇�左上に叩き込み1−1に。地域チャンピオンズリーグの怖さが出てしまった。力では鈴鹿だが、これは落とすかも、と思いつつも体力の温存を考えて、後半40分で帰路につく。ちなみにこのゲームは1−1の引き分けだった。そして両チームとも残り2試合を勝ち、勝ち点7で1位鈴鹿、2位ワイルドカード宮崎で1次リーグを突破した。
決勝リーグでも戦力的には鈴鹿(と松江)は有利だろう。しかし地域チャンピオンズリーグは何が起こるか分からない大会なので……。
公式記録