| 2017年07月01日(土) |
関西リーグ アンドリュース−和歌山 プレミア西 神戸−神戸弘陵 |
全国には１種の全国リーグのチームが存在しない県が４つだけある。福井・和歌山・島根・高知である。関西の和歌山がＪＦＬに昇格するには基本的に関西リーグで優勝しなければならない。８チームのホーム&アウェイ年間１４試合中ここまで５勝２敗、２位と苦しんでいる。首位は昨年も終盤まで優勝争いを演じたアミティエで５勝２分け。２連敗中の和歌山としてはこれ以上負けると、直接対決で勝っても追いつかなくなる。アンドリュースは要するに桃山学院大のＢチームだ。
関西リーグ
St.Andrew's FC−アルテリーヴォ和歌山
７月１日 １１時 鶴見緑地 人工芝 晴
St.Andrew's FC アルテリーヴォ和歌山
−−−横浪−三田村−−− −−−−−白方−−−−−
−−−−−−−−−−−− −喜入−−西村−−堤−−
森中−沖西−−玉城−棚倉 −−−澤野−−矢澤−−−
樽谷−蓬莱−−今西−放生 堀野−土遠−−大北−角南
−−−−−松山−−−−− −−−−−池上−−−−−
ＧＫ １ 池上尚孝
２ 角南裕太
２６ 堀野翔
２７ 土遠修平
７ 大北啓介
１０ 白方淳弥
１６ 矢澤貴文
２５ 喜入翼
１３ 西村勇太
１４ 澤野康介
２３ 堤隆裕
和歌山 スタメンＧＫ１池上、２角南、２６堀野、２７土遠、７大北、１０白方、１６矢澤、２５喜入、１３西村、１４澤野、２３堤 ベンチＧＫ３１嘉味田、３米田、１７行方、１８松尾、５中舛、１９佐藤、２０岩宗
St.Andrew's FC スタメンＧＫ２１松山、３今西、５放生、６樽谷、２０棚倉、８沖西、１７蓬莱、２６玉城、１１横浪、１９森中、２３三田村 ベンチＧＫ３１中村、２木下、２２河野、７高橋、１８山本、２４水津、１４徳網
和歌山は自陣からじっくりパスを繋ぎ支配にかかる。２分、��角南の右クロスを㉓堤シュートはバー！決定機。和歌山はバックラインがボールを持てるので、押し込んでボランチを経由する必要もなく、次々にいいボールが入る。そしてトッティ式０トップの��白方が自由に引いて変化をつけ、前線のフリーマンとして大活躍。一方アンドリュースは桃山学院と違いプレッシングからのショートカウンターもなく、ただ自陣に引く。�潅�倉の突進力は目を引くが、すぐに囲まれる。１５分、和歌山、右クロスを��白方シュートは何とかブロック。超決定機。アンドリュースも��横浪の右クロスを㉓三田村持ち込みシュートはＧＫキャッチ。決定機。速やかに撃てばよかったのに余計な持ち込みで好機を逃した。３０分。和歌山��西村の右突破を�泳�莱故意に止めて警告。��西村は運動量豊富にあらゆる局面に顔を出しつつ、フリーマンの��白方に合わせてトップにも現れる選手。４０分、和歌山、左からの崩し、㉖堀野が左足で入れて㉓堤シュートは外れる。超決定機。前半０−０。
前半シュート数３対７。和歌山は決めるべきところを決められなかった。
ハーフタイムで少し和歌山がいじる。㉓堤がトップ下で��西村が右。相変わらず支配が続く。和歌山のサッカーはそこで完結するなら楽しい。パススピードも激しさもある。でもイマイチ加速しない。徹底的に押し込んだ後の崩しに工夫がない。前線に高さとスピードがなく、時折ワンツーが入るだけで、パスだけで崩そうとしている。５８分、アンドリュース、右ＣＫ、�蛙甲罎虜限�、ファーで届かず。５９分、和歌山、左ＣＫ��白方のキックにこぼれを㉕喜入シュートはブロック。６２分には��白方の展開から��澤野シュートは上に外れる。直後にも��白方が左に出しクロスに㉓堤シュートもブロック。決定機。決定機を外し続けるとどういうことになるか、観戦する方も何となく展開を予想し始める。６３分には右ＣＫでサインプレーもこのゲーム２度目のサイン見逃し。６６分、アンドリュース、㉓三田村→��徳網。左ハーフに。その入ったばかりの��徳網が左アーリークロスを裏へ、��横浪が裏を取って右隅に流し込む。１−０。以降は和歌山が必死に攻めるがシュートには行けず、結局アンドリュースが勝ち、和歌山は痛恨の３敗目。１４試合リーグで３敗目。極めて厳しい。
第２試合、首位アミティエが３位ＴＩＡＭＯ枚方を破ると、勝ち点差が５に広がり、アミティエが以後落さなければ、直接対決で勝っても追いつかず、和歌山は絶望だった。しかしＴＩＡＭＯが勝ち、２位浮上。つまり和歌山は上位２チームを破れば逆転優勝可能になった。さて、どうなるか？
プレミアリーグＷＥＳＴ
ヴィッセル神戸Ｕ−１８−神戸弘陵学園高校
７月１日 １８時 いぶきの森 人工芝 晴
神戸 神戸弘陵
池田−−−原�◆檗檗歉�田� 檗檗歃仕帖檗殞�岩−−−
−−佐々木−−船越�◆檗檗 檗檗檗檗檗檗檗檗檗檗檗�
−−−−−谷川−−−−− 上月−高野�◆歸鎮罅歟歛�
宮田−小林�◆蘖ε牒∩粟遏〆０罩¬陛帖檗歟羈澄歙昌�
−−−−−坪井−−−−− −−−−−野村−−−−−
神戸 監督：野田知 前登録記載なしは神戸Ｕ−１５出身
ＧＫ １ 坪井湧也 182/72 99/08/23 三木市立自由が丘中
ＤＦ ２ 前川智敬 169/66 99/04/07
３ 宮田健太郎 174/70 99/07/14 セレッソ大阪Ｕ−１５
４ 小林友希 183/73 00/07/18
２０ 右田楓 175/68 00/05/18 バレイアＳＣ Ｕ−１５
ＭＦ ６ 谷川勇磨 166/65 99/07/26
８ 船越大夢 174/64 00/05/09
１３ 佐々木大樹 180/74 99/09/17 レスポール浜田ＦＣジュニアユース
ＦＷ １０ 原尊 171/68 00/06/17 上州ＦＣ高崎
１４ 池田修志 174/60 99/07/19 ギラヴァンツ北九州Ｕ−１５
２９ 小田裕太郎 178/65 01/08/12
神戸弘陵 監督：谷純一
ＧＫ １２ 野村昌平 173/70 00/05/13 ラドソン滋賀Ｕ−１５
ＤＦ ２ 田中滉大 178/64 99/07/13 エベイユＦＣ神戸
４ 西山克人 168/62 99/06/20 ＦＣ ＡＺＡＬＥＡ（アザーレア）三田Ｕ−１５
５ 綿田龍二 171/58 99/09/28 相生市立双葉中
２２ 中垣智博 174/72 99/10/16 ＦＣフレスカ神戸（第３種）
２９ 今井慈玄 176/66 00/04/06 ＦＣオリベ多治見ジュニアユース
ＭＦ ７ 高野裕維 172/59 00/08/04 ＦＣディアモ
８ 上月翔聖 169/59 00/02/01 イルソーレ小野ＦＣ
１０ 竹村史明 172/63 99/07/23 ＦＣフレスカ神戸（第３種）
ＦＷ １１ 住田翔 172/62 99/08/22 但馬ＳＣリベルテ
１４ 立岩玄輝 172/60 99/05/29 センアーノ神戸ジュニアユース
個々の能力ではあからさまに神戸が上回る。センターバック陣は高さ・パワー・足元の潰しとも圧勝。�ぞ�林はトップ昇格を狙える逸材で、左足からのロングフィードと素晴らしい高さが光る。上背がない�官ε弔眩農欧蕕靴ご鵑擦�光る。大学レベルならセンターバックでも何とかなるかもしれない。そして�∩粟遏↓５榲弔肋緘梢箸�強く、ロングスローが伸びる。�γ�川は素早い判断で散らし、��船越は攻守の切り替えが早い。��佐々木は圧倒的なパワーでキープできる。��池田はチーム1の突破力でスピードとキレに溢れ、カットインもタテ突破も冴える。㉙小田は華麗なターンが光るがタテ突破はイマイチ。左の方が活きる気はするが、この年代では悩むことも必要だ。プレーの幅が広がる。��原なバックラインと駆け引きを続ける戦術眼が光る。
対する神戸弘陵は余裕があればボランチ�Ч睫遒寮騎里淵�ックでの組みたて、�ヌ陛弔虜限�ロングフィードなどで後方からも組み立てる意識はある。しかし強烈なプレスにさらされ続け、本来の神戸弘陵の組み立てるスタイルはなかなか厳しい。神戸弘陵が狙って全国制覇するにはカウンターを磨かないと、いくらプレミア勢と言っても容易じゃないんじゃないかなあ？そのカウンターのカギを握るのが右の��竹村で突破にいいものを見せる。�┸�月も竹村に次ぐ突破力がありそう。２トップはポゼッションスタイルでは生きないが、カウンターを磨けば面白いかも知れない。
さてゲームは立ち上がりから神戸の猛攻が続く。２分、左ＦＫ��船越のキックは合わず。７分、��池田、切れ込むがカット。１２分、��船越の右足右ＣＫ、ファー折り返し�∩粟逎侫蝓璽悒奪匹郎犬乏阿譴襦Ｄ況萃蟲 �１７分、��池田、左から素晴らしいカットインから左クロス、ニアを襲うがキャッチ。神戸弘陵は昨年の経験からか、粘り強い守備はできている。連動した守備で２人目がしっかりカバーし、しかもただ人数で自陣を固めているわけでもない。しかしポゼッションスタイルの拘りからか、ポゼッションとカウンターの使い分けがイマイチで、攻撃面でいいところが出ない。つまりスピード感がない。２０分、神戸弘陵、右ＣＫ�だ昌海離�ックを㉒中垣に合うが頭頂部に届いただけ。神戸弘陵��立岩に警告。カウンターを故意に止めた。反スポーツ。神戸��船越タメて�γ�川スルーパス、カット。谷川はペースをフッと変えて突然加速するのが良い。��船越から㉙小田がシンプルにはたいて��佐々木ミドル、上に外れる。決定機。前半給水後、おそらくベンチの指示で、神戸��佐々木がＦＷに上がり２トップに。↓の感じ。
神戸
−−−原�◆檗欹粥耕據檗�
池田−−−−−−−小田� �
−−−谷川−−船越−−−
宮田−小林�◆蘖ε牒∩粟遏�
−−−−−坪井−−−−−
佐々木のパワーがポストで生き、原のタテに抜けるスピードが活きる。そして両サイドが押し込み、サイドバックのロングスローが何度も炸裂する。そして３６分、�ぞ�林が鋭い左足フィード、��池田がカットインからニアを破る。１−０。フィードもカットインもスーパーなゴールだった。直後にも��佐々木のキープから��池田カットインシュートは右に外れる。４１分、��佐々木スルーパス㉙小田カットイン、右ＣＫへ。これはファーに合わず。４４分、神戸弘陵、右ＦＫ、右４５度２７ｍＦＫ、��立岩のキックにファーで合わせるが右ポスト。決定機。前半は１−０で終了。
前半シュート数７（３）対１、ＣＫ数２対０、ＧＫ数４対７、オフサイド数１対０、クロス数２対２、ファウル数７対４、ＦＫ数１対１。
まあ神戸の猛攻を神戸弘陵がよく耐えたという内容だった。粘り強い守備はできている。しかしスタミナの消耗もあるし、攻め手がないので極めて厳しい。竹村辺りは高校レベルとしては別格だと思うのだが、チーム力の差の前に持ち味を消されている。
後半開始。４７分（後半２分）、神戸、右ＦＫ、船越（右足）、宮田（左足）が構えて宮田のキックはキャッチ。５３分、神戸弘陵、��立岩から��竹村が素晴らしいクロス、ファーで�┥綏邱腓錣擦襪皹Δ乏阿譴襦７萃蟲 �５５分、神戸、右ＦＫ、ファーで合わせるが外れる。５６分、神戸㉙小田突破をファウルで倒され、右ＦＫ。��船越（右足）、�５榲帖丙限�）が構え、船越蹴るが上に外れる。５８分、神戸弘陵��田中サイドチェンジ、�┥綏逎轡紂璽箸肋紊乏阿譴襦�６１分、神戸�５榲弔�ら��池田、リターンを�５榲頂献�ロス、��船越落とし��佐々木がファーに詰める。２−０。きれいに崩した。６３分、神戸弘陵ＧＫのミスを��池田ダイレクトシュート、上に外れる。６４分、神戸弘陵右スルーパスに��立岩ターンシュート、右に外れる。６７分、神戸弘陵�Ч睫遐���山岡柊威。そのままボランチ。この辺りから神戸㉙小田の切り返し、カットインに神戸弘陵ついて行けなくなる。７１分、神戸弘陵��立岩がタメて��竹村ミドル、わずかに左に外れる。決定機。７２分、神戸�５榲帳��ニ椹獲據�７３分、神戸�∩粟遽Ε◆璽蝓璽�ロスに��池田ボレー、抑える。決定機。神戸��池田から��船越が裏に�ニ椹該献�ロスカット。７４分、左クロスに�∩粟逎潺疋襪皀察璽屐７萃蟲 �神戸弘陵、��住田→��小西力生。��立岩→��渡邉一也。２トップが限界まで走り、ロースコアゲームに大いに貢献した。特に��立岩は攻撃面でも活躍。精神力が強そうだ。素晴らしい闘争心だった。８２分、神戸、左ＦＫ��船越のキックに�官ε張瀬ぅ咼鵐哀悒奪鼻�８３分、神戸弘陵��竹村→�虻０耄誕澄�４１分、神戸��佐々木→��秋山駿。８７分、��原→��泉柊椰。９１分㉙小田→㉓谷村尚哉。結局２−０で神戸が勝利。快勝だった。
後半シュート数１２（５）対３（０）、ＣＫ数０対３、ＧＫ数６対９、オフサイド数０対１、クロス数６対１ファウル数２対７、ＦＫ数３対０。
神戸は全員観るべきものがあったが、力の差もあってトップ昇格云々を予想するのは難しい。��池田、��佐々木あたりかな？と思うけど、今年観た他のゲームでは良かったもののイマイチパンチに欠けるので何とも。下級生では何といっても小林と小田。船越は身体作りがカギか。いずれにせよ強いチームなのは間違いない。
一方の神戸弘陵が耐えつつ攻撃面でも見せ場を作ったがシュート数が少なすぎる。カウンターを磨くのはマストだと思う。ポゼッションで攻め倒すのは無理じゃないか？
公式記録
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