サッカー観戦日記

2017年02月19日(日) 大阪高校女子新人戦決勝 大阪桐蔭−大商学園 U−16女子代表−大阪学芸

近年、大阪の高校女子サッカーは2強の構造が崩れ、昨夏に至っては高校総体予選準決勝でともに2強が敗れる状況になった。そしてかつては同等だった2強の力関係も徐々に大商学園が上回るようになり、2年続けて全国準優勝という好成績を収め、本来大阪桐蔭が攻撃的、大商学園が守備的なスタイルにもかかわらず、直接対決では大商学園が支配することが多くなっている。

大阪高校女子新人戦決勝
大阪桐蔭高校−大商学園高校
2月19日 堺S1 ピッチ良 晴


大阪桐蔭         大商学園
−−−中尾−−高田−−− −−−−−水江−−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−林涼−−−−−
杉山−和田−−廣崎−小川 竹井−林み−−藤原−的場
樋口−南里−−山田−野村 田中−林か−西垣内−日野
−−−−−川崎−−−−− −−−−−井上−−−−−



大阪桐蔭 監督:天野泰男
1  川崎麻由  2年 162 INAC神戸U15
2  皿谷莉奈  2年 153 新北島中
3  南里千尋  2年 155 セレッソ大阪堺レディース
5  田中未夢  2年 160 フラミンゴFC 
6  野村美巴  2年 163 京都精華中
9  山田りさ  2年 155 FCバイエルン ツネイシレディース
10 鈴木佐希  2年  155 豊田レディースFC
14 和田向美  1年 156 栗東LIBRO
15 杉山璃央奈 1年 163 上ヶ原中
18 川崎亜美  1年 159 ヴィスポさやま
19 樋口佳那子 1年 161 アルコパレーノ
21 廣崎日向  1年 158 伊賀くの一FCサテライト 
22 高田涼帆  1年 160 フラミンゴFC
23 小川真衣  1年 154 FCフェルボールMIMOSA
26 中尾梨々華 1年 153 フラミンゴFC

大商学園 監督:岡久奨
1  井上沙季  1年 160 FC HOTTS
3  田中藍巳  1年 154 オエステ福岡
4  竹井帆波  1年 160 FC HOPE
5  日野くるみ 1年 150 神戸FCレディース
6  藤原安佑  2年 155 ジェフレディース U−15
7  的場望杏  1年 159 CALDIO FC
8  林みのり  2年 161 OWLET FC U−15
9  水江彩乃  1年 162 Riopedora加賀U−15
10 林かおる  2年 160 OWLET FC U−15
11 林涼香   1年 158 オエステ福岡 
13 西垣内由唯 2年 165 セレッソ大阪L
14 志村瑠南  2年 154 浦和レッズレディースJY 
15 西山皐月  2年 158 FC VICTORIES 
19 北川かれん 1年 154 FC VICTORIES
26 前川望愛  1年 155 高槻FC 



選手リストについては情報をいただきました。ありがとうございました。

大阪桐蔭はGK\邵蠅料農欧蕕靴と娠が光る。CB山田はロングフィードが武器でFKも担当する。ボランチ㉑廣崎はキープ力が見事で、大商林みのりとも渡り合える力がある。大商では以前から一番うまい選手が10番をつけてCBに入ることが多かったが、今年も林かおるがキャプテンマークを付けCBに入る。体格もスピードもないが、技術と読みは素晴らしい。1年生からレギュラーの選手で、上のレベルではボランチ?双子のボランチ林みのりは展開力と寄せの激しさがあり、中盤を制圧する。林かおるとCBを組む西垣内は潰し屋。というか伝統的に大商学園は守備では局面で戦えるチーム。ζ8兇蝋況睫未
パスと飛び出しがある。トップ下林涼香は決定的なパスを出せる。昨年までのレギュラーFW西山が控えだが怪我だろうか?大商が支配し、引いて守る大阪桐蔭がロングカウンターを狙う展開だが、大阪桐蔭はロングパスの精度が高いので、いい勝負になる。前半は0−0。

後半大商学園は選手交代を交え、特にζ8侠核明遒鬟櫂好肇廛譟璽筺爾箸靴藤藤廚貌れ、林涼香をボランチに入れたのはバランスを保ちながら攻撃力を高めるオプションだと思った。そしてサイドを走らせるスタイルからサイドハーフも入れ代える。しかし大阪桐蔭はサイドのスペースのFWが流れてロングカウンターという形を作り、支配されながらも押されてはいない。後半もスコア動かず、20分間の延長へ。

延長でもペースは変わらない。力としては大商が上だと思うが、大阪桐蔭も抵抗する術は心得ていて、必死に耐える。決定機ベースでは互角。そして試合終了。引き分けで優勝はPK戦で決めることになった。

大阪桐蔭:拡口、成功。真ん中
大商学園:林かおる、成功。逆を突いて左。
大阪桐蔭:㉑廣崎、成功。逆を突いて右。
大商学園:林涼香、失敗。左もコース甘くセーブ。
大阪桐蔭:F醂ぁ∪功。逆を突いて右。
大商学園:㉖前川、成功。逆を突いて右。
大阪桐蔭:㉓小川、成功。真ん中。
大商学園:E鎮罅∪功。真ん中。
大阪桐蔭:㉖中尾、成功。左。

結局PK戦の結果大阪桐蔭が3年ぶり6回目の新人戦優勝を決めた。

なお両校とも判定に対する異議が見られず(ベンチには見られたが)、このゲームを捌くレフェリーのレベルの高さはあったが、全く問題なくゲームが進んだ。私はレフェリーとの駆け引きも面白いと思っているが、選手のレベルを超えた力のあるレフェリーに対しては異議など唱えるべきではないと思っているし、それでも異議を唱えたいなら、自らの手でもっと力のあるレフェリーを育てたりと対案がないといけないと思っているので、このゲームの異議の無さは、レフェリーへの絶対服従などとは全く性質の違う気持ちのいいものだった。




練習試合
U−16女子代表−大阪学芸高校
堺S2 13時30分 ピッチ良 晴



U−16女子代表     大阪学芸
−−−十六−−十九−−− −−−六番−−九番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
二二−九番−−十四−三番 十七−三四−−二四−四三
二番−七番−−五番−六番 五番−三番−−三六−四番
−−−−−二十−−−−− −−−−−四一−−−−−

立ち上がりからU−16代表が丁寧に繋ぎ16番のポストからサイドに展開し、スピード豊かな22番が突っかけたり、9番の展開力で一気に右に出したり、テクニックもキープ力も高く単独で打開できる14番に預けたりと選択肢は多い。しかし守備面は、となると懸命に走る真面目なチームを目指しているのに、局面で激しく当たらず、大阪学芸に十分なプレッシャーになっていない。7番はいいフィード、5番はいい潰しあり。キャプテンで大柄な2番(マコト)は14番と並ぶチームの柱でよく走りよく潰す。対する大阪学芸は基本に忠実で長短のパスの変化があり、激しく潰せるチーム。30×3本の1本目は動きなし。

2本目、3番→11番がボランチに。14番右ハーフに。16番→4番FW。いきなり大阪学芸のロングボールが入り45番決めて0−1。14分にもロングボールに34番決めて0−2。しかし15分、カウンターから中シュート。1−2。更に終盤右クロスの14番ボレーで2−2。2本目は2−2で終了。

3本目に代表はこういう布陣↓

−−−十六−−七番−−− 
−−−−−−−−−−−− 
十番−十二−−十三−三番 
六番−八番−−二番−二四 
−−−−−誰々−−−−− 

5分、大阪学芸が加点2−3。17分、7番ターンシュート。3−3。20分、左から崩した大阪学芸が決めて3−4。25分、代表、スルーパスに16番抜け出し決めて4−4。最終スコア4−4。試合終了。

代表はかなりまずい状態だと思いました。キャプテン2番、中盤の14番、FW16番が軸かな?16番はクサビに入りつつフォアチェックし続けた。2番はCBとしての体格もあり、よく走った。しかしプレースタイルが単調で、単調なら単調でいいが、身体を張るプレーや強烈なパーソナリティーに欠けた。

女子は成長が早いので、この年代では2学年差は大きな差ではない。それだけに大阪学芸の強さは本物だと思いました。さすが副島さん。真っ向から勝負に出て攻撃サッカーを貫いた。大阪桐蔭と同じレベルだと思いました。


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T.K. [MAIL]