サッカー観戦日記

2017年02月18日(土) デンソーチャレンジ 全日本−関東B北信越 関東A−関西

デンソーチャレンジは大学の地域対抗戦である。全日本大学選抜も含め、全国各地域の選抜チームが参加する。そのため大学単体の大会に比べると組織力はもちろん格段に落ちるが、逸材をまとめて観られるという特徴がある。8チームによるトーナメント方式でこの日は準決勝に当たる。会場はサッカーの街・刈谷の総合運動公園。刈谷は税収で潤っているのか、公共施設を結ぶバスは無料である。

デンソーカップチャレンジサッカー
全日本大学選抜−関東B・北信越選抜
刈谷市運動公園グリーングラウンド 良芝 晴


全日本          関東B北信越
−−ジャー−−旗手−−− −−−瀧本−−戸嶋−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−石川−−−−−
三苫−脇坂−−柴戸−名古 −中原−−高橋−−手塚−
小池−−宮−−鈴木−高尾 毛利−楠本−小笠原−会津
−−−−−小島−−−−− −−−−−蔦−−−−−−



全日本 監督:宮崎純一
GK 12 小島亨介  183/73 2年 早稲田大学 名古屋U18
DF  2 小池裕太  170/64 2年 流通経済大学 新潟ユース
    5 鈴木準弥  174/71 3年 早稲田大学 清水ユース
    6 眸瑠   181/67 2年 関西学院大学 名古屋U18
   22 宮大樹   185/78 3年 びわこ成蹊スポーツ大学 清明学院高校
MF  4 柴戸海   180/69 3年 明治大学 市立船橋高校
    8 名古新太郎 168/63 2年 順天堂大学 静岡学園高校
   14 脇坂泰斗  172/64 3年 阪南大学 川崎U−18
   17 三笘薫   177/66 1年 筑波大学 川崎U−18
FW  9 ジャーメイン良 181/72 3年 流通経済大学 流通経済大学付属柏
   16 旗手怜央  172/68 1年 順天堂大学 静岡学園

関東B北信越 監督:石川健太郎 国士舘大学
GK 12 蔦颯    182/69 3年 専修大学 前橋育英高校
DF  2 会津雄生  169/66 2年 筑波大学 柏U−18
    3 楠本卓海  182/76 3年 東京国際大学 大成高校
    4 毛利駿也  176/70 3年 順天堂大学 山梨学院大学附属高校
   14 小笠原佳祐 180/70 2年 筑波大学 東福岡高校
MF  6 手塚朋克  168/65 3年 慶應義塾大学 静岡学園高校
   11 中原輝   169/65 2年 駒澤大学 ルーテル学院高校
   13 高橋宏季  173/65 2年 東洋大学 FC東京U−18
   16 戸嶋祥郎  170/58 3年 筑波大学 市立浦和
FW  9 瀧本高志  182/78 2年 日本体育大学 履正社高校
   10 石川大地  176/65 3年 桐蔭横浜大学 水戸啓明高校



立ち上がりから個々の能力に優る全日本がボールを支配する。しかし関東B北信越も組織的に耐える。全日本はGK小島、左サイドバック小池、左CB宮がレフティー。小島は安定したキックと小まめなコーチングでバックラインをコントロール。完成度の高い選手だ。U−19アジア選手権初優勝チームのレギュラー。⊂池は素晴らしいスピード。優れたサイドバックを輩出することで知られる新潟ユースの傑作がまた一人。㉒宮は圧倒的な高さで空中戦に圧勝、潰しも素晴らしい。ノ詭擇篭中戦を宮に任せてカバー担当。クレバーな選手だ。ミスも少ない。ただしロングフィードや激しい潰しが少なく、スケール感に欠ける。高尾はバランスを見つつタイミングを図って上がり、ミスは全くなく、スピードもある。何よりアウトサイドだけでなく、中を持ち上れるのが魅力。ぜ童佑老磴靴つ戮靴抜鵑擦魅力。ノ詭擇キャプテンじゃなかったら彼がキャプテンじゃないかなあ?ミスも少ない。潰し屋系ボランチとして期待大。脇坂は長短のパスで味方を操る。しかも判断が非常に早い。守備でもタイミングよく顔を出し、インターセプトも地道な寄せも出来る。名古はカットイン多用のテクニシャンだが、あまり効果的にプレーできていなかった。裏に飛び出したり、中で受けたりできず、受け方の工夫が足りなかった。瓜案僂魯疋螢屮蕁次Bい。またトップスピードに乗るのも早く、受け方もいい。梓手は裏狙いでボールの引き出し方が上手いストライカー。ジャーメインは頑強な肉体を活かしたワイルドなプレーが魅力。ヘッドも高い。曲者揃いの全日本は相当なポテンシャルがあると思いました。
対する関東B北信越はF鑠椶空中戦でよく抵抗。GK蔦が素晴らしい反応を見せ、決定機を何度も阻止。中原は素晴らしい左足キックを披露し、セットプレーも担当。会津もいい右クロスあり。石川は柴戸に大苦戦しながらもゲームメイク。瀧本は空中戦で宮の完敗するも、足元に納まり、起点を何とか作る。高橋にはかなり負担がかかったと思うが、適切なポジショニングを取り続け、運動量もあった。手塚は確実な技術でタメを作れる。

12分、右クロスを梓手が合わせ1−0。13分にも右から連動して崩し梓手が決めて2−0。27分、右から崩し石川が追撃のゴール。2−1。29分、会津の右クロスを宛妖茱椒譟次2−2。34分、ぜ童佑坊拗陝バックチャージ。終了間際、全日本が左裏にスルーパスを出し、旗手がGKと1対1になったところを会津が故意に後方から倒し、決定機阻止で一発退場。時間帯や展開を考えたら、はっきり言って愚かな退場だった。大人しく失点しているべきだった。このFKは決まらず、前半は2−2で終了。

後半、関東B北信越は手塚が右サイドバックに。瀧本が1トップの4−4−1に変更。しかし格上相手に退場者を出しては苦しい。49分、瀧本が必死の守備で警告。54分、全日本梓手のダイレクトボレーが関東B北信越に当たりオウンゴール。4−2。56分、右クロスにぜ童郵腓錣撮機檻押4袷瓦縫押璽爐浪れてしまった。以下交代選手省略。64分、スルーパスに⊂池抜け出し決めて6−2。66分、タテ一本に瓜案冏瓦韻藤掘檻押70分、左裏を取った瓜案僂決めて8−2。全日本もペースダウンするも90分、⊂池の左クロスを名古押し込み9−2。92分、松田天馬のスルーパスに名古飛び出し流し込む10−2。タイムアップで全日本が決勝進出を決めた。

まあ個人能力も組織力も全日本が上だったが、関東B北信越が無謀な攻めに出て裏を取られまくった。壊滅的に弱いわけではなかった。選手たちは全日本へのアピールのつもりだったのだろうか?しかしこの日の出来では推薦できるような選手はいなかった。





関東A          関西
−渡邉−ディサロ−新垣− −−−竹下−−長谷川−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
荒木−鈴木−−守田−熱川 山本−田中−−藤原−國分
−−鳥海−鈴木−眞鍋−− 岩崎−荒木−−菊池−吉村
−−−−−長谷川−−−− −−−−−上田−−−−−



関東A 監督:三浦佑介
GK 12 長谷川洸  183/85 3年 日本体育大 東京ヴェルディ・ユース
DF  3 鳥海晃司  183/69 3年 明治大学 千葉U−18
    5 鈴木大誠  183/74 2年 筑波大学 星稜高校
   18 眞鍋旭輝  180/66 1年 桐蔭横浜大学 大津高校
MF  6 鈴木徳真  168/64 2年 筑波大学 前橋育英高校
    8 守田英正  177/72 3年 流通経済大学 金光大阪高校
   11 渡邉新太  170/64 3年 流通経済大学 新潟ユース
   15 荒木翔   165/65 3年 国士舘大学 日本航空高校
   20 熱川徳政  170/68 3年 駒澤大学 藤枝東高校
FW  9 ディサロ燦シルヴァーノ 175/64 2年 法政大学 三菱養和SCユース
   17 新垣貴之  170/65 2年 流通経済大学 流通経済大学付属柏高校

関西 監督:尾内伸行
GK  1 上田智輝  180/79 3年 関西学院大学 京都U−18
DF  2 吉村弦   174/69 2年 同志社大学 ガンバ大阪ユース
    3 菊池流帆  186/76 2年 大阪体育大学 青森山田高校
    4 岩崎尚将  177/62 3年 桃山学院大学 九州国際大学付属高校
   14 荒木隼人  185/75 2年 関西大学 広島ユース
MF  8 藤原奏哉  170/62 3年 阪南大学 ルーテル学院
   10 國分将   174/73 3年 近畿大学 札幌U−18
   18 田中駿汰  182/65 1年 大阪体育大学 履正社高校
   20 山本悠樹  173/62 1年 関西学院大学 草津東高校
FW 11 竹下玲王  176/72 3年 関西大学 磐田U−18
   15 長谷川覚之 170/65 3年 大阪学院大学 神戸弘陵高校



関東Aはリトリートではなく前からプレスを掛け続けるための3−4−3の布陣。全体に屈強な選手が多い。ディサロは身体能力が高く、体重がないながらも起点になれるし、飛び出すスピードも速い。荒木は正確な左足が武器。ξ詭擇鉢┝蘚弔離椒薀鵐舛魯轡鵐廛襪砲呂燭リズムを作る。特にξ詭擇離潺垢両なさ、技術の高さは特筆もので、勝負パスもある。3バックはパワーに物を言わせて潰し続けるが、関西のFW陣が弱いだけで、相対的に有利とは言え、パワー自体はそれほどないのでは?ポゼッションを高め、攻勢に出る。両ウイングが下がらなくていい状況で、力の差を感じる。対する関西はCB5特咾狼す臀淑で声をよく出し、空中戦に強く、勝てば「おっしゃあ!」と声を上げたり、自分ひとり高でなく、チームの士気を高める。吉村はアップダウンを繰り返し、上がる判断自体も早い。荒木は体重データの割に当たり負けていた。身体の使い方や寄せ方が菊池と比べると落ちる感じ。ご篋蠅眈紊って正確な左足を見せる。とは言え基本的には守備がしっかりしているタイプ。藤原は正確なキックでスルーパスを再三狙う。ポストプレーヤーがいれば効果的なのだろうが、FW陣が潰されまくっているので、サイドをもう少し使えばよかった。嘉鎮罎麓虍で劣勢に立つ。技術は問題ないが身体作りを。柑核椶魯繊璽爍韻離謄ニックを見せるが、サイドではスピードがなく、かと言って左サイドバックご篋蠅皀ンガン上がるタイプではないので、カットインを狙うが、囲まれ、FWにもパスを入れられない。國分はブロックドリブル得意。長谷川は目を覆うばかりの不出来だった。飛び出しも自ら持ち込みフィニッシュも出来る選手なのだが、潰され続け、1.5列目からの飛び出しも冴えず、パワーの無さと、それをカバーする工夫が見られなかった。コンディションが悪いのか?竹下は常に裏狙いで脅威を与えた。クサビは潰され続けたが、相手の長所短所の見極めが正確で、自らの長所を前面に出したプレー。関西は徐々に一気に裏へのボールが増えるも竹下への負担が大きくなる。

14分、関東A、左CKでマークを外したディサロがペナ内で倒されPK。これを自ら決めて1−0。43分、関西、國分に入り、右の竹下がダイレクトではたき柑核椶叩き込み1−1。
後半はかなり明確に関東Aペースになる。両ウイングバックが高いポジションを取り、関西のサイドハーフが引くしかなく、攻めはロングカウンター主体なのにFWがキープ出来ないので、どうにも手の打ちようがない。62分、関東Aスルーパスに交代出場の左WB⊇山陽介のクロスを渡邉がはたきディサロが決めて2−1。68分には運軍世離好襦璽僖垢豊渡邉が飛び出して決める。3−1。正直関西は手も足も出ない。結局3−1で試合終了した。

関西学生リーグにはプレッシングを意図したコンテ式の最新の3バックを採用するチームがないので、戦術的に完敗を喫してしまった。個人能力はそう劣っていなかったが、チームとして手の打ちようがなかった。関西は4バックばかりなので、世界の戦術トレンドに乗ったチームが一つ二つは欲しいところだ。経験の差だろう。


公式記録


 < 過去  INDEX  未来 >


T.K. [MAIL]