サッカー観戦日記

2016年07月30日(土) 全国高校総体女子2回戦 日ノ本−前橋育英 星槎国際−作陽

全国高校総体は広域分散開催になって、今年は中国地方で岡山メイン開催、サッカー競技は男女とも広島県開催で、しかも全会場天然芝ピッチである。土日のうち土曜日は男子は休み、女子に足を運ぶ。2回戦の会場は2箇所で未見のチームが観られる福山市会場を選んだ。早起きや電車移動が苦手ではないこともあり、というかむしろ得意なので、通常は青春18切符で移動するのだが、福山へは始発移動でもどうにもならないので、新大阪〜福山間新幹線移動にした。竹ヶ端陸上競技場は最寄りのバス停からある程度歩く必要があるが、バスの運転手には間違った方向を教えられ、暑い中、30分くらい歩き回った。

日ノ本学園は全国高校総体の女子が採用されてから4連覇していて、当然ながら前人未到の5連覇を目指す。しかし近畿大会を観る限り圧倒的な強さは感じなかったし、全国のレベルも上がっている。高校女子は長らく常盤木学園の1強時代が続き、今は常盤木、日ノ本、藤枝順心の3強時代といったところだが、楽に勝てる相手はほとんどないのが現状だ。

全国高校総体女子2回戦
日ノ本学園高校−前橋育英高校
7月30日 10時 竹ヶ端陸 ピッチ並 晴

日ノ本学園        前橋育英
−−−−−澁川� 檗檗檗檗 檗檗歸臑沺檗歟羸勝檗檗�
−田中−−目原−−吉間�◆ 檗檗檗檗檗檗檗檗檗檗檗�
−−−平塚−−伊藤�◆檗檗[詭據歹眦帖殄拌��…嫉伐�
平田�ゞ睚伸◆歉庄吻�牛島��久保田��塩浦−星野−安達��
−−−−−米澤�◆檗檗檗檗 檗檗檗檗歉�暮−−−−−



日ノ本学園 監督:田邊 友恵
GK  1 米澤萌香  99/08/16 161/55 日テレ・メニーナ・セリアス
DF  2 金平莉紗  99/05/21 164/50 岡山湯郷Belle U−15 U−18
    3 松永未衣奈 99/09/12 162/47 徳島ラティーシャ 
    5 牛島理子  99/12/12 156/45 ロアッソ熊本ジュニアユース
   16 平田ひなの 01/03/18 161/53 FCヴィトーリア
MF  7 平塚万貴  98/08/11 162/53 西南フットボールクラブU−15
    8 吉間かれん 99/04/19 157/46 栃木サッカークラブ レディース
   15 田中美和  98/06/24 157/53 
    6 伊藤美玖  99/11/06 160/48 日テレ・メニーナ・セリアス
FW 10 目原莉奈  98/07/23 153/50 大分トリニータ レディース
   13 澁川鈴菜  00/11/25 166/56

前橋育英 監督:大手真智子
GK  1 小暮千晶  99/03/12 168/56 AC館林フェリス
DF  2 塩浦菜々美 99/02/05 165/55 川越レディースFC
   10 久保田明未 99/09/14 168/51 Pretty 310 Liebe
    4 安達雅 00/09/25 161/50 ザスパクサツ群馬U−15レディース
    5 星野志穂  98/09/17 155/50 AAC高崎ホワイトスター
MF  6 富沢亜友  01/01/09 163/55 ザスパクサツ群馬U−15レディース
    7 内田樹里  98/09/09 152/46 伊勢崎市立第二中
    3 勅使河原美涼 98/07/14 162/48 藤岡ブルートパ―ズ
    9 鈴木悠由  98/07/15 158/50 ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU−15
FW  8 中西萌衣  01/02/02 154/44 星稜PEL
   14 島袋奈美恵 98/06/10 155/50 AAC高崎ホワイトスター



直ぐに目についたのは、前橋育英のCBコンビ、��塩浦と�ダ洩遒老茲靴銅紊�ないのに日ノ本のCF��澁川が圧倒的な高さとパワーでポストに入り前線で起点を作ること。しかも技術も高い。まだ1年生で、しかもメンバー表に前登録の記載もなく、近畿大会にも出ていなかったので何者か分からない。のちにハーフタイムに保護者に聞いても分からない。実はINACのU−15でプレーしていて、もとエリプロだった。只者じゃないはずだ。彼女が中で勝ち続け、日ノ本が一方的に押し込む。��目原もリアルストライカーらしい動きに専念でき、引き気味からシュートチャンスを狙い、危険な動きを繰り返す。��平塚は自由に動き、しかも並のチームなら平塚のワンマンチームになるのだろうが、あくまでチームを構成するパ−ツの一つとして機能。平塚が上がっても�Π貌�がカバーしつつ、ミスもしない。また伊藤はセットプレーのキッカーを務めるキック精度もある。��田中も素晴らしい飛び出しを見せ、�サ軼腓琉掬歸�な推進力、GK米澤の声など、高い能力を見せ、近畿大会よりも数段いい。前橋育英では14島袋がテクニックがある上に周囲が見えていて、変化をつけられる。��久保田のキック精度は高いが守備が脆い。GK�‐�暮はキックが良く伸び、身体能力も高く並の選手じゃない。双方GKはレベルが高い。
1分、日ノ本、右FK素早く裏に出し�┻抜嵌瑤喀个垢皀�フサイド。10分、日ノ本�サ軼腓�右を破り力強いクロスはニアでカット。この力強さも並の選手ではない。11分、日ノ本スルーパスに��澁川ギリギリで抜けるが前橋育英チャージで止める。バックラインとの駆け引きにも長けているのか。12分、日ノ本、右パスに��澁川スライディングシュート、GKクリア。15分、日ノ本��田中の突破から�┻抜屬離轡紂璽箸榔Ε櫂好函�超決定機。18分、日ノ本��澁川の力強いポストから右の�┻抜屬離�ロスを飛び込んだ��平塚がワンタッチで決める。1−0。22分、日ノ本��澁川落とし��目原から��平塚ぺ。逸機。24分、��澁川ポストプレーからターン、運んで��目原左隅に決める。2−0。その後も日ノ本の猛攻が続き、34分には�サ軼腓留圓ぅ�ロスを前橋育英辛うじてクリアして前半終了。

前半シュート数8(5)対0、CK数0対1、GK数0対1、オフサイド2対0、クロス数6対1、ファウル数4対1。まあ前橋育英も十分強いと思うが、この日の日ノ本はレベルが違った。前線で確実に起点を作れるので、前橋育英が守備のセオリーを守っていても個人能力差でやられてしまっていた。

後半開始。39分(35分ハーフ)、日ノ本GK�(鈍靴僚个靴織棔璽襪鯆靴擁屬形斡彊蕷傳隠甘臑泙�ポストプレーからターン、ボレーは外れる。超決定機。46分、日ノ本��澁川→��古庄和奏。まだ勝負はついていないし、大活躍の選手を代えたのは温存交代とは考えにくいから、1年生だけにスタミナ不足?51分、前橋育英�D嫉伐聾侠���松丸かなた。52分、日ノ本、リズミカルなワンツー��古庄シュートは正面。53分、日ノ本��目原→14宮本華乃。今度こそ温存交代だろう。目原は絶対的なエースなので。ただし宮本も十分な力量のある選手。右ハーフに入り、�┻抜屬魯肇奪弉次5訖絅織ぅ爐魘瓦鵑韮僑以�、14宮本の右クロスを��田中外す。超決定機。61分、日ノ本�以薪弔�左ミドル、左上を襲うがGK�‐�暮ナイスセーブ。やはり並のGKではない。平田のシュートも威力あった。63分、日ノ本�┻抜屏��奥盒郷�。FW。前橋育英も��中西→�姥綟0/陝�65分、日ノ本14宮本の右クロスに��古庄ヒールで落とすが誰もいない。直後に日ノ本��平塚がスーパーな展開力で右の14宮本へカット。70分、日ノ本�以薪弔虜献�ロスに��古庄がファーでフリーも外す。観戦ノートには「なんで外せる!」と書いているくらいの超決定機だった。70分、前橋育英4安達→��塩崎裕衣。日ノ本14宮本の右シュートは左ポストを叩く。超決定機。71分、日ノ本14宮本から右の�Π貌�へ、右クロスを��古庄がヘッド、左上に決まり、3−0。72分日ノ本��田中→���眦膺雋�。74分、日ノ本、�Π貌�のカットから一気に裏へ、��古庄が1対1を流し込む。4−0。ここで試合終了。日ノ本が大勝した。

後半シュート数8(5)対2、CK数2対1、GK数3対1、オフサイド数2対0、クロス数7対2、ファウル数1対1。 

とにかくこの日の日ノ本は強すぎた。前橋育英も関東代表として恥ずかしくないレベルだったが、中で起点を作られてはどうしようもなかった。澁川が凄すぎた。ただ上のレベルを考えたとき、あのスタイルは170cm以上は要る。プレーの幅を広げる必要はありそう。高校では今のままで全く問題ないが。


公式記録






全国高校総体女子2回戦
星槎国際湘南高校−岡山県作陽高校
7月30日 12時 竹ヶ端陸 ピッチ並 晴

星槎            作陽
−加藤� 歐�山�◆鬱槹鍬◆ 檗檗殍綿�−−越島�◆檗�
−−−百瀬�◆蘖�野−−− −−−−−−−−−−−−
−−−−−山室−−−−− 山下−山���⊂湘隋鬱躓彿櫚�
渋谷�_凸椨◆殄管陝鬱氾牒⊂彰櫚∀[忰◆歐綱椨�冨田
−−−−−鹿島�◆檗檗檗檗 檗檗檗檗歹E帖檗檗檗檗�



星槎国際 監督:柄澤俊介 前登録記載なしはOSAレイアFC出身
GK 16 鹿島栞   99/11/26 163/59
DF 2 夏目萌由  00/03/24 160/55 シロキFCリベルタ
    3 吉田実来  99/08/22 158/51
    4 渋谷巴菜  01/03/03 160/50 日テレ・メニーナ・セリアス
    5 百武初樹  98/09/04 165/58  
MF  6 百瀬碧依  00/01/01 162/50
    9 宮澤ひなた 99/11/28 159/48
   10 塩野海風  98/04/24 167/55
   11 山室佳代  99/01/30 160/54
FW  7 杉山華乃  99/07/24 159/52 日テレ・メニーナ・セリアス
   14 加藤もも  01/01/28 157/49 NGU名古屋FCレディースユース
 
岡山県作陽 監督:池田浩子
GK  1 藤田みあ  98/09/28 168/65 ディアブロッサ高田FCソヒィーゾ
DF  2 冨田実侑  99/02/05 152/41 MELSA熊本フットボールクラブソヒーア
    3 蓮輪真琴  99/04/06 168/58  中津フットボールクラブPOMATO
    5 森本紗也佳 99/05/12 163/55 F.C.コーマレディースアザレア
   13 松丸綾花  00/03/28 157/49 FC.VI  DAレディース
MF  6 山下沙耶香 98/11/12 153/53 戸木南ボンバーズFC
    8 山��涼帆  00/02/13 164/63 丸亀ELF女子F.C
    9 松島育美  98/05/26 162/53 フットボールクラブ小松
   10 北方沙映  98/08/27 158/52 ヴィスポ狭山
FW 12 越島杏佳  99/11/24 153/47 星稜PEL
   17 牛久保鈴子 99/12/12 164/49 日テレ・メニーナ・セリアス



星槎国際は関東1位。地元クラブから丁寧に育成し、理想の高いサッカーをしている。対する作陽は男子同様サッカー留学中心に逸材を集め、全国制覇も十分射程圏内にいる。星槎国際は立ち上がりから支配にかかり、中盤を制圧、繋ぎ倒す。��夏目のロングフィードとか�ド管陲領篭�い潰しとか守備がきっちりしていて、堅いCBから丁寧にビルドアップ。��山室の組み立てと後方がしっかりしていてアタッキングサードで高速パスワークを発揮、理想の高いサッカーを展開する。しかし作陽もサイドの守備が堅く、��冨田、��松丸の守備力が光る。星槎国際は回せるけど突破が出来ない状況に持ち込まれる。8分、星槎国際、左FK、��山室の右足がこぼれ�Э�山シュートは正面。12分作陽、左CK、CBの�タ綱椶�いれるがクリア。14分、作陽��北方鋭い切り返しから左上を襲うミドル、セーブ。22分、作陽、右CK、��北方ボレー、左に外れるが詰めるも届かず。直後に作陽DFミスを星槎国際、�� 
宮澤右クロスをカット。26分、星槎国際バックパスミスを右CKに逃げて、��北方にこぼれるがクリア。更にこぼれを�┿鎌�シュートはブロック。31分、星槎国際、�Э�山から ��宮澤、�Э�山とリターン、突っ込むがトラップ大きく逸機。決定機。34分、星槎国際、高速パスワークから��宮澤が右パス、�Э�山に届かず。決定機、全般0−0。

前半シュート数1対4、CK数1対5、GK数3対0、オフサイド数0対2、クロス数3対0、ファウル数2対6、FK数1対0。星槎国際は強烈な光を放つ新星だ。未熟で支配しつつもやや作陽にぺースを握られているが、かなり楽しみなチーム。両チームの差は作陽��北方の存在で引き球多用してキープしつつ自ら運べる超危険人物。サッカーの格言に「チーム力が互角な場合、一番うまい選手がいる方が勝つ、というものがあるが、まさにそんな感じである。

後半開始。いきなり星槎国際��宮澤のクロスがこぼれるも右CKに逃げる。これを��夏目が左足で蹴るが直接狙いキャッチ。自信があるのか、正確なキックだった。41分、星槎国際��山室の右FKに誰か合わせるが右上に外れる。43分、作陽��北方がタメて�┿鎌�クロスに��越島合わせるがブロック。この時間帯作陽は��冨田も上がれるようになり、星槎国際の支配力を押し返し始める。44分、作陽�欝躓彿蘗���田中莉乃、そのまま右ハーフに。45分、作陽�タ綱椶留β�はパンチ。48分、作陽、�タ綱椶裡藤法い海椶讚�山下ミドル、弾くも��松島蹴り込む。0−1。51分、星槎国際�そ唾�、強烈なミドル、右上はGKナイスセーブ。その右CK,��夏目の左足に�Э�山のヘッド、弾くもこぼれっを��山室叩き込む。1−1。55分、作陽��山下カットからミドルは左上を襲うがセーブ。超決定機。双方GKは素晴らしい。直後にも��北方のスルーパスに��田中抜け出しかける。そして61分、作陽左FK,��北方のキックをファーで�┿鎌�落とし�タ綱楫茲瓩襦�1−2.何というか耐えていたがついに決壊したか、という感じ。63分、星槎国際�Э�山→��安保舞美。67分、作陽、��田中の右クロスがブロック。71分にも��田中が右クロス、��北方ボレー、ブロック。作陽�┿鎌�→�だ�野智里。73分作陽��山下持ち込みシュートは外れる。73分、作陽��越島→�飴蓋�日南貴。結局1−2で作陽が勝利した。

後半シュート数6(5)対8(5)、CK数3対2、GK数2対1、クロス数1対3、ファウル数4対3、FK数0対3。後半は嫌と言うほど作陽の強さが光った。星槎国際は3トップなのに作陽の鉄壁のサイドバックに封じられた。冨田の出来が良かった。そして��北方の圧倒的存在感。とは言え星槎国際もなかなかのレベルにまで来ている。このチーム相手にはどこも苦戦するだろう。


公式記録


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