サッカー観戦日記

2014年09月20日(土) プレミア西 東山ー名古屋 高校女子選手権京都大会決勝 精華−京都橘

最初に断っておきます。眼鏡を修理に出しているので、代わりの古い眼鏡は遠くを見るのに適しておらず、細かい局面も判別しづらいです。つまり観戦記の精度は低いです。はっきりわからない場合はそう書いてますが、そうでない部分も自信はありません。どのくらい自信がないかというと、陸上競技場で席から距離があるために背番号のメモを間違っていて公式記録を見て訂正したくらいです。


まず状況を説明しておこう。名古屋は開幕から上位につけ、一時は首位にいたがここにきて不調、逆転優勝にはもはや負けられない状況だ。対する東山は降格圏の9位につけ、8位富一とは僅差。少しでもホームで勝ち点を積み上げたい。

プレミアリーグWEST 東山高校−名古屋グランパスU-18
東山総合グラウンド陸上競技場
11時 人工芝 晴れ


東山           名古屋
−−−黒木−−鎌田−−− −−−梶山−−青山−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
守屋−宮本−−�睫據歐�本 −森−川崎−−笹沼−桜井
柴田−内山−−吉井−福重 吹ヶ−大島−−加藤−柴田
−−−−−迫−−−−−− −−−−−小島−−−−−


東山 監督:福重良一
GK  1 迫琢磨   178/66 3年 京都サンガFC U−15
DF 15 柴田拓海
   18 福重瑛貴  174/67 3年 日章学園中
   23 吉井悟
MF  6 杉本健祥  174/64 3年 京都紫光SC
   10 守屋諒
   13 �睫旁魴�
   14 鎌田大地  182/68 3年・主将 ガンバ大阪ジュニアユース
   16 内山皓雅  172/62 2年 京都J-マルカFC ジュニアユース
   21 宮本瑠威 
FW 11 黒木駿志  172/62 3年 京都市立陶化中
     
名古屋 監督:高田哲也
GK  1 小島亨介  184/72 3年
DF  2 大橋祐太朗 172/64 3年
    3 柴田駿   167/61 2年
   22 吹ヶ徳喜  174/67 2年 
MF  8 笹沼孔明  173/64 3年
   12 川崎健太郎 171/65 2年 千里丘FC
   25 加藤直生  168/63 2年
   32 梶山幹太  167/58 1年 FC五十嵐
FW  7 青山景昌  167/62 2年
   10 桜井昴   174/71 3年
   18 森晃太   172/67 2年

前回に続き東山は割り切ったサッカー。タテに速く、あまりつながない。以前の橘にも言えることだが、繋ぎの美学を持ったチームが勝つために蹴るサッカーに変わることを劣化とか批判的に見る人もいると思うが、サッカーは勝つためにするもの。勝つ見込みがないなら、より柔軟にスタイルを変えるのは素晴らしいことだ。育成年代において様々なサッカースタイルを持つことは後々のためになるし。

7分、東山��鎌田がタメて��黒木へ左をトップスピードで抜けて右に持ち替えシュートは右上に外れる。決定機。8分、東山��守屋の左クロスを��鎌田が中であわせるが上に外れる。超決定機。13分にも��守屋がタテ突破、これは止められる。14分、東山��鎌田の左FKはファーでこぼれ誰かがシュートもGKキャッチ。決定機。20分、東山、裏を取った��鎌田に出るがGKいい動きで前に出てキャッチ。21分、東山、右クロスに中フリーの��鎌田が左に外す。決定機。23分、名古屋�Ю鳥海�左ミドル、セーブされる。決定機。名古屋には初。このあたりから東山の攻勢が落ち、名古屋がいい位置でつなぎ始める。28分、東山��鎌田、左で1対1、しかし抜き切れずシュートはブロックされる。32分、東山��守屋、左で1対1、名古屋右サイドバック柴田は狙われている。中に入れて��黒木シュートは外れる。決定機。38分、��鎌田、タメて��守屋にスルーパスから左クロスはカット。左CKに。後方にだしミドルはブロック。40分、東山カウンター��黒木1対1もDF抜けずブロック、決定機。更に左パスを��守屋シュートも外れる。決定機。ロスタイム。東山がペナ内に突っ込むところを倒されPK。鎌田が決めて1−0。

ノートを観ても東山の猛攻が続いていたことがわかる。特に��鎌田は別格。しかし外しまくり、前半で勝負をつけられなかった。運動量では東山が上だっただけに後半のペースダウンが確実だから、前半のうちに勝負をつけておきたかった。シュート数7対5、CK数3対1、GK数5対3、クロス数7対2ファウル数4対1。黒木のポストプレーから��鎌田ミドルも上に外れる。決定機。59分、名古屋�何垢�右シュート、左に外れる。決定機。後半は明らかに名古屋ペースで、特に高速パスワークと前線の仕掛けについて行けなくなる。

ハーフタイムで�┷�沼→��池庭諒耶。

後半開始。いきなり�何垢錬餌丕院▲轡紂�ㇳはワンタッチ、左CKに。55分、㉒吹ヶが突っ込み、�何垢僕遒箸轡轡紂璽箸魯弌次�こぼれを��桜井ボレーも左に外れる。59分、�温�木のポストプレーから��鎌田ミドルも上に外れる。決定機。59分、名古屋�何垢�右シュート、左に外れる。決定機。後半は明らかに名古屋ペースで、特に高速パスワークと前線の仕掛けについて行けなくなる。東山�科―鄭���種村幸也。東山はコーナーが多いが名古屋のゾーンを破れず。60分、名古屋が猛攻、�何垢了迭櫃院�㉒吹ヶのーバーラップ、�Ю鳥海離好�ルな落としと仕掛け、��川崎の右に展開��柴田の攻撃力。名古屋の持ち味が次々に出てくる。66分、名古屋、右FKはファーでブロック。いい形。東山��東山→��北野晴矢、68分、�何喉���澤居道。69分、東山��守屋→�嬰鎚嬪垰痢�73分、名古屋、電光石火のパス回し、柴田を起点にペナ内で高速パスワークで振り回し㉜梶山がペナ外からミドル、きれいに決まり1−1。ここで次の会場に行く関係でグラウンドは後にするしかなかった。この時点で展開を大ざっぱに説明すると、前半は東山が押しまくりながら決め切れず。後半は名古屋が支配し、東山は走らされる一方、そしてたえきれず失点した内容から、このまま引き分ければ上出来だと思ったら、結果的にはやはり耐え切れず、東山1−2名古屋で終わっている。

東山は鎌田がダントツの存在感だった。守屋や黒木もよかった。しかし名古屋は森や吹ヶなどのタレントで上回り、総合力があった。吹ヶは相当力がある選手だと思う。。結果は順当かと。

公式記録




高校女子選手権関西予選は以前は府県大会などなくていきなり関西大会だった。しかし高体連サッカー部の急増に伴い、府県予選は開催されるようになった。特に参加校の多い大阪と兵庫は関西予選に2校送れることになっている。京都は1枠。その決勝である。率直に言って勝敗は試合前から分かっている。問題はどこまで抵抗できるかだ。京都橘は以前あまり真剣にサッカーをしていないようなチームで全国に出ていた。その後聖母学院が力をつけたが全国には届かなかった。そして精華女子が台頭。今夏の全国高校総体では日ノ本との関西勢決勝の結果準優勝している。私は全国トップクラスに5点差負けなら全国レベルで戦える、もしくはいずれ戦えるようになる、という判断基準を持っている。したがって京都橘がどこまで食らいつけるかが注目ポイントだった。ご存知の通り共学化されて出来た男子サッカー部はここ2年小屋松(現名古屋)の活躍もあって選手権準優勝(PK負け)、ベスト4と実績を積み、伝統校的な勝負強さを身につけている。女子がどこまで刺激を受けたか。準決勝は聖母学院を下している。

東山グラウンドからすっ飛んできたが5分遅刻。この時点で0−0。

高校女子選手権京都大会決勝
京都精華女子高校−京都橘高校
アクアパルコ洛西 14時 芝 並 晴れ時々曇り

精華           橘
−−−−−山下−−−−− −−−−−−−九番−−−
−谷口−−中松−−小路�◆ 檗檗歃住諭檗檗檗檗檗檗�
−−−金塚�◆欟霖�−−− 十番−十八−−十九−七番
西村�〜胃掘檗歔粟遶‘K椨〇揚屐欷淅屐檗殤使屐歃衆�
−−−−−井藤� 檗檗檗檗 檗檗檗檗歟�々−−−−−

京都精華女子 監督:越智健一郎
GK 12 井藤菜月  1年
DF 15 藤本那奈  1年
   11 前川恵里佳 1年
    6 前澤彩香  3年
    3 西村かんな 1年
MF  4 駒谷早紀  3年
    7 金塚咲恵  2年
   16 小路葉都紀 2年
    8 中松瑞月  3年
    9 谷口木乃実 3年
FW 19 山下えりい 2年

精華は勝てると踏んでテスト的な起用と思われる。橘で驚いたのは声がよく出ていること。闘志が前面に出ていること。あまり具体的な指示は少ないが、とにかく戦う意思は伝わってきた。全国に出ていた時の、あの同好会的なチームが……と驚きを禁じ得なかった。精華は一人一人のボールタッチが多く、ゆっくりした展開。�ざ霖�や�Ф眥佑里箸海蹐妊棔璽襪�持てるので、長身ポストプレーヤー�鎧害爾魴找�するとサイドが空く。そこに突破力のある�鮎�路と��谷口がいるのでサイドで1対1になると立花は分が悪い。かといって�鎧害爾楼貎容鷽佑罵泙┐蕕譴襪錣韻任呂覆い里如�橘は4−4のブロックを作って守備に徹する。精華は両サイドバックが効果的な上がりを見せられず、攻めが中央に偏ってしまい、攻撃が薄い。しかしロングパスを織り交ぜ、大きな展開もあるところが技術自慢にありがちな狭い攻撃になることを防いでいる。
10分、精華、右60度FK、��谷口が右足で左上に決める。1−0。シュートスピード自体はそれほどでもなかったが正確なコントロールシュート。16分、精華、��谷口、ペナ内左で鋭いターンからシュート、橘GKナイスセーブもこぼれを�鮎�路押し込む。2−0。24分、精華�鎧害次∪橘未納�けてターン、右に回り込みながら強引にシュート、決まって3−0。27分、精華、ベンチの指示で布陣変更。↓の通り。

精華           
−−−−−山下−−−−− 
−谷口−−中松−−小路�◆�
−−−前澤−−金塚�◆檗檗�
西村�‘K椨 歔粟遶ゞ霖�
−−−−−井藤� 檗檗檗檗�

色々適性を見ているのだろう。いずれにせよテスト的な試合運びということはよくわかる。前半は3−0で終了。

この時点で橘の「5点差負け」の可能性を考える。前半から走らされているし、スタミナ的には厳しかろう。攻撃に行きたい前線と、大敗は避けたい守備陣の間で意識の乖離が起こり、バランスが崩れるかもしれない。しかし万一前半のペースのまま持てば、精華がベストではないにせよ、戦えるチームの誕生となる。無責任なギャラリーとしては常に鮮烈な輝きを持つ新星の登場に期待するものだから。厳密にいえば全国経験のある橘は新星じゃないが。

後半も橘は守備重視の戦い方。無理に攻めて3点差を追いつく意思はないようだ。それでいいと思う。重要なのは戦いきることだ。声も出ている。40分(35分ハーフ)、精華�鎧害璽�ープから落とし右パスをファーで��谷口?シュート、決まって4−0。42分、誰か(見えず)シュートが決まり5−0。43分、精華��西村→�セ害捨萋燹複映�)、�ざ霖�→��木原杏(1年)。ベンチの指示で3バックに変更。なお45分にも�鮎�路→�影眦勅刑漫複映�)。まとめると↓の通り。

精華
−−−−−山下え�◆檗檗檗�
−谷口−−−−−−内田� �
金塚�∩胃掘歟羮勝飮害捨茘 �
−−木原�〜粟遶‘K椨 檗�
−−−−−井藤� 檗檗檗檗�

50分、たぶん山下玲奈が右からブルドーザードリブル、左隅に決めて6−0。52分、精華�α胃窟���園田瑞貴、��藤本那奈→�牡篋衫て燹複嫁�)。↓に見える。

精華
−−−−−山下え�◆檗檗檗�
−谷口−−−−−−金塚�◆�
園田−中松−山下玲�‘眦牒 �
−−木原�ヾ篋雖∩粟遶 檗�
−−−−−井藤� 檗檗檗檗�

ただし園田も明確なウイングバックではなく、中央に絞り気味。レフティーで力強いドリブルと強烈なキックが売りのエース。54分、精華、��谷口がカットイン、�鎧害爾�中で合わせる。7−0。55分、��園田が圧倒的なドリブル中央突破、�Ф眥諭�右シュート、左隅に決めて8−0。55分、��園田が一気にサイドチェンジ、右の�セ害捨萋燹�が右シュート、左サイドネットに決める。9−0。62分、精華、右シュートが左サイドネットに突き刺さる。10−0。この時間帯橘は完全に足が止まり、精華に狙いすましたシュートを撃たれている。全部サイドネット。精華�鎧害爾┐蠅あ�㉕渡邉和(1年)。そのままCF。67分、精華��木原、左でタメて��谷口左シュート、右隅に決まり11−0。71分、�セ害捨萋爐�突っかけて左に、折り返しを��木原が決める。12−0。結局12−0で試合終了。

精華は��谷口が圧倒的でしかもCFではなくサイドで突破力を活かしていた。�鎧害爾┐蠅い�関西大会レベルでCFとしてどこまでやれるか。この日の出来なら十分やれるのではないか?��園田が圧倒的な突破力で流れを変えた。�Ф眥佑楼堕蠅靴織�ープ力があり、中央でもプレーできるけど本番はどこでの起用になるんでしょう?

橘は新星にはなれなかった。しかし真剣に戦ったのは伝わった。試合後選手たちは号泣。3年生は引退だが、下級生はこれからだ。再び全国を目指すには、まず精華相手に5点差以内の勝負ができるようになること。そうすれば、少なくとも関西外の全国への代表校とは勝負できる。

試合後確認したが、やはり今年は全国への関西枠は4枠+兵庫の地元枠とのこと。つまり関西大会初戦で勝てば全国に行ける。すでに始まっている大阪決勝リーグでは2強の桐蔭と大商が初戦を勝っていて、関西大会に出てきそうだ。兵庫1位も日ノ本だろう。つまり精華・桐蔭・大商・日ノ本はシードされるだろうから、初戦でこの4校に抵抗できるとしたら、滋賀の八幡商か、兵庫2位ということになる。和歌山優勝の和歌山北は記念写真見ると10人しかいなかったし、奈良もレベルは落ちる。したがって4強は抽選で奈良か和歌山を引き当てたいところだろう。


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T.K. [MAIL]