サッカー観戦日記

2010年04月10日(土) 関西学生リーグ第2節 同大−びわこ大 大院大−桃山大(観戦記アップ)

関西学生リーグ第2節
同志社大学−びわこ成蹊スポーツ大学
11時30分 鶴見緑地球 晴れ ピッチ悪

同大           びわこ大
−−−角島−−辻−−−− −−日永田−−澤西−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
杉山−早坂−−荒堀−東矢 山本−河村−−但馬−竹内
−林−安川−−佐川−三浦 二戸−石橋−−岡野−井村
−−−−−堀之内−−−− −−−−−本田−−−−−


同大 監督:望月慎之
GK  1 堀之内義博 182/79 4年 セレッソ大阪U−18
DF  2 林佳祐   163/60 4年 ヴィッセル神戸ユース
    3 安川有   183/70 4年 アビスパ福岡U−18
    5 佐川雅也  183/72 3年 ヴィッセル神戸ユース
   20 三浦修   177/64 3年 青森山田
MF  6 早坂賢太  184/75 3年 中京大中京
    8 荒堀謙次  167/62 4年・主将 野洲
   17 杉山和毅  171/60 3年 清水商
    7 東矢尚仁  170/62 3年 国見
FW 16 辻智人   172/64 3年 ヴィッセル神戸ユース
    9 角島康介  172/66 4年 鵬翔
リザーブ
GK 71 大杉崇仁    /   1年 ジュビロ磐田ユース
DF  4 川野晃生  181/75 4年 国学院久我山
   15 中祖昂   170/67 4年 小野
MF 29 矢野亮     /   1年 滝川第二
   67 志村圭幹  167/57 2年 帝塚山学院泉ヶ丘
FW 27 見宝憂   173/63 2年 青森山田
   22 石津令門  180/67 2年 丸岡


びわこ大 総監督:松田保 監督:望月聡
GK 17 本田豊   184/70 4年・主将 北陽
DF 28 井村昌彦  172/63 2年 エストレラ姫路FCユース
   18 石橋勇二  179/71 3年 北陽
    6 岡野雅俊  173/66 4年 草津東
    2 二戸将   172/67 3年 ガンバ大阪ユース
MF 44 山本泰平  165/65 2年 洛北
   15 但馬優斗  173/65 3年 大阪学院大学高
   36 河村大毅  162/61 2年 神戸弘陵
   33 竹内一貴  172/58 2年 浜松開誠館
FW  7 澤西宏典  178/67 4年 エストレラ姫路FCユース
   32 日永田祐作 170/63 3年 帝京
リザーブ
GK 47 増田翔太  178/75 3年 洛北
DF  5 佐藤友哉  182/77 4年 久御山
   14 鳥濱誠司  175/69 4年 滝川第二
MF 23 湯田逸友  170/68 3年 市立尼崎
   11 浅津知大  172/68 3年 立正大淞南
FW 20 若松宏之  166/55 4年 猪名川
    9 土井俊典  172/62 3年 エストレラ姫路FCユース

読みにくい名前の読み方
荒堀謙次(アラボリケンジ)、東矢尚仁(トウヤナオト)、角島康介(カドシマコウスケ)、
中祖昂(ナカソタカシ)、矢野亮(ヤノリョウ)、志村圭幹(シムラケイキ)、見宝憂(ケンポウユウ)、石津令門(イシヅレイモン)
二戸将(ニトマサシ)、竹内一貴(タケウチダイキ)、日永田祐作(ヒエダユウサク)、湯田逸友(ユダハヤト)


同大は中盤中央が早坂が守備的で荒堀が攻撃的。荒堀は一昨年はバランス感覚に秀でた大森を組み、機を見てどんどん飛び出すスタイル、昨年は攻撃的な北森と組み、守備重視なスタンスだったが、今年は早坂がほぼ守備に専念。荒堀は技術と攻撃センスはあるが、基本的にはきっちり守って機を見て前線に飛び出すタイプだと思うし、最初から攻撃的な姿勢を求められるこの日のやり方は、向いていないと思うし、同大は荒堀に依存しすぎだと思う。

びわこ大は今年も白地のユニに赤くKIRINのスポンサー名が入る。

3分、同大、左FKで東矢のキックに佐川飛び込むがかすっただけ。5分、びわこ大・二戸の左クロスに日永田、ジャンピングボレー、当たりそこね。16分、同大・東矢の右クロスに角倉競り、辻ダイレクトボレー、左隅に飛ぶがびわこ大GK本田セーブ。決定機。20分、角島の右クロスがDFの間を抜け、東矢へ。前が空いていて1対1を決める。1−0。23分、同大、正面25mFK。東矢(右足)、杉山(左足)が構え、杉山が狙い壁に当たり右へ飛ぶがGKキャッチ。28分、同大・杉山の右CKをファーで折り返し佐川インサイドで狙うが外れる。直後に林の左クロスを杉山ヘッド右隅に飛ぶがGK本田セーブ。38分、同大・杉山の右CKを安川が正面でヘッド、決まって2−0。44分、同大・角島に警告。ポストプレーの際手を使った。前半は2−0で終了。

前半はシュート数10対1。完全に同大ペース。力の差ははっきりしている。

後半0分、同大・角島の突破から左クロス、びわこ大・井村がこけ、辻がドンピシャヘッド、決まって3−0。3分、びわこ大・山本に警告。競ったボールにぶつかった。ちょっとかわいそうな警告。10分、同大左80度25mFK、早坂(右足)、杉山(左足)が構え、早坂狙うもガッカリするようなキックで大きく外れる。・11分、びわこ大日永田→湯田。13分、同大・林のクロスを辻シュート狙うもこぼれ、左の角倉シュートはGK正面。超決定機。14分、びわこ大、中盤でカットし山本が左を突破も左クロスはカットされる。14分、同大・角倉→見宝。23分、びわこ大・澤西の足元に入ったところを安川が倒しPK。かなり怪しい判定。これを澤西自身がGKの逆を突き左に決める。3−1。23分、同大・辻→石津。24分、びわこ大・山本→浅津。32分、びわこ大・竹内→佐藤。35分、同大、右クロスが大外へ、東矢に渡りドリブルシュート、決まって4−1。37分、同大・東矢→矢野。結局4−1で終了。

後半のシュート数は12対3。やはりワンサイドだった。力の差は大きい。

公式記録






関西学生リーグ第2節
大阪学院大学−桃山学院大学
14時 鶴見緑地球 晴れ ピッチ悪

大院大          桃山大
−−−小野−−四ヶ浦−− −−−斉藤−−中東−−−
−−−−−高橋−−−−− −小倉−−−−−−山瀬−
−平岡−−真鍋−−大藪− −−−岡田−−面家−−−
尾泉−辻井−−嶋尾−日高 古川−宮内−−田中−中嶋
−−−−−太田−−−−− −−−−−横畠−−−−−

大院大 監督:藤原義三
GK 21 太田岳志  190/76 2年 暁
DF 20 日高大地  168/60 3年 大阪桐蔭
    4 嶋尾巨人  176/70 3年 大阪学院大学高
   17 辻井勇人  184/70 3年 久御山
    5 尾泉大樹  174/67 3年 桐光学園
MF 12 真鍋裕也  164/63 3年 鹿児島実業
  102 大藪晋平  165/60 2年 龍谷大付属平安
    8 平岡大毅  167/59 3年 星稜
    6 高橋周也  175/65 3年・主将 福知山成美
FW  9 小野真国  168/60 3年 帝京
   10 四ヶ浦寛康 174/63 3年 京都橘
リザーブ
GK  1 松本傑   177/68 3年 前橋育英
DF 14 小湊貴裕  170/62 3年 成立学園
   24 大西泰裕  175/70 1年 大阪桐蔭
MF 80 東洸大郎  163/53 3年 伏見工業
   90 川添賢太  171/60 2年 立正大淞南
FW 23 山根雄太  180/75 4年 湘南工科大付属
   48 大槻周平  178/76 3年 福知山成美

桃山大 監督:松本直也
GK 19 横畠三郎  183/73 2年 鵬翔
DF  5 古川将大  177/70 4年 東京ヴェルディ1969ユース
    3 田中尚   177/72 4年 サンフレッチェ広島ユース
    4 宮内豪   182/72 4年 湘南ベルマーレユース
    2 中嶋亮   175/68 3年 水口
MF 10 小倉慎太郎 166/54 3年 静岡学園
    6 岡田翔太郎 164/68 4年・主将 初芝橋本
   15 面家康生  170/69 2年 セレッソ大阪U−18
   14 山瀬彰也  162/57 3年 大分トリタータU−18
FW 36 中東優治  181/75 2年 セレッソ大阪U−18
   11 斉藤達也  167/62 3年 高川学園
リザーブ
GK 21 圍謙太朗  187/77 1年 大津
DF 39 谷尾一樹  177/63 2年 ヴィッセル神戸ユース
   23 宮下航   172/65 2年 広島皆実
MF 30 草野雄也  175/63 2年 東福岡
    8 井戸環   167/63 4年 セレッソ大阪U−18
FW  7 宮澤龍二  170/65 4年 作陽
   18 須ノ又諭  166/62 3年 神戸科学技術

読みにくい名前の読み方
太田岳志(ガクシ)、嶋尾巨人(ナオト)、高橋周也(ヒロヤ)、小野真国(マクニ)、四ヶ浦寛康(シカウラ)、松本傑(スグル)、大西泰裕(タイスケ)、東洸大郎(ヒガシ)

横畠三郎(ヨコバタケ)、中嶋亮(リョウ)、面家康生(オモヤコウセイ)、中東優治(ナカヒガシ)、圍謙太朗(カコイ)、宮下航(コウ)

ともに強力な2トップを擁する。大院大・小野は1年次にゴールを量産した選手で、スピードと技術、得点感覚を備える。個人で局面を打開するちからもある。四ヶ浦は昨年からのエースで、スピードに乗ったドリブル突破で2列目からの飛び出しからの得点という形を持っている。得点王も狙えると思う。俊敏さが売りの2トップはカウンタに強そうだ。一方桃山大は中東がC大阪ユース伝統のCF兼CB(兼ボランチ)で体格データ以上に屈強な選手。空中戦に強く、足元もそれなりに確実。斉藤はスピード・得点感覚・決定力が高く、得点王争いも期待できる。中東が競って斉藤が裏を狙うという形がある。

試合は2分、大院大・平岡が裏に入れたボールを四ヶ浦があっさり決め先制。6分、大院大・尾泉の左クロスをニアで四ヶ浦ヘッド、左に外れる。決定機。更に大藪が一気にドリブルで中央突破から四ヶ浦ポストに入り、反転シュートは正面。15分、桃山大、中盤のこぼれ球を岡田が浮きだまパス、山瀬が浮き球でつないで、斉藤左後方からのボールをダイレクトボレー、わずかに上。決定機。斉藤のシュートテクニックにはいつも関心させられる。徐々に桃山大が押し込む。桃山大は守備の強い面家がよく奪い岡田につなぎ、前後左右に散らし、、また中東に浮き球で合わせ、中東がほとんど競り勝つので、斉藤などにいいボールが入る。大院大は尾泉が素晴らしい左足フィードを見せるが、敵陣深くからの左クロスはなく、俊敏な2トップにロングボールを入れてはほとんど空中で撃墜される。どうしようもない状況に陥っていた。24分、桃山大、左スローインを放り込み中東ヘッド、そらして裏の岡田へ、決めて1−1。中東もここまで競り勝ち続ければ気持ちいいだろう。28分、桃山大、右CK岡田が入れるもミスキック、はじき返したところをブロックし、再び岡田の足元へ、入れて中嶋競り、田中ボレー、決まって1−2。38分、桃山大、右からの攻め、中嶋、ペナ内で前を向くが囲まれて打てず、オフェンスファウル。39分、大院大、正面35mFKを尾泉直接狙うが上に外れる。大院大はロングボールを簡単に跳ね返されて攻め手がない。41分、桃山大ロングフィードを中東が裏で受けてドリを仕掛けシュート、上に外れる。中東はDFのまえで競ったかと思えば、裏も狙うバランス感覚で相手に絞らせず、いい動き。43分、桃山大・中嶋が右突破からクロス、ファーに詰めている岡田に届かず。44分、中嶋の右クロスを斉藤絶妙トラップもGK太田抑える。前半は1−2で終了。

前半大院大は快速2トップを活かしていない。ハイボールで全部負けている。シュート数4対8。クロス数2対5。

ハーフタイムで大院大・大藪→東。3分、桃山大・岡田の右クロスを斉藤好トラップもクリアで右CK、しかし大きく外れる。小倉が左突破、ニアをつぶすDFに対し、斉藤ファーに入り込みヘッド、上に外れる。素晴らしいストライカーらしい動き。6分、桃山大・中嶋のアーリークロスに大外で中東フリーヘッド、上に外れる。決定機。中東は頭を覆う。7分、中嶋の右クロス、低いボールが中東へ、シュートはブロックされるもこぼれを斉藤が決める。1−3。桃山大は中盤でよくつなげるのでSBがあがる時間がある。左SBの古川は守備的な選手なので、あまりクロスはあがらないが、中嶋は積極的に狙っている・8分、左クロスが山瀬に入り、マークがルーズと見て一人で切り返し左足シュート、右に外れる。決定機。9分、大院大・日高のロングシュート、小野を経由して四ヶ浦シュートもブロック、直線的ないい攻め。11分、大院大・小野→山根。長身CF。小野は何も出来なかった。13分、大院大、スペースへ出て四ヶ浦1対1を仕掛けるがとめられる。これは四ヶ浦得意の形。22分、桃山大・斉藤→須ノ又。似たタイプ。24分、大院大・平岡→大槻。長身。FWに入り、四ヶ浦がトップ下、高橋が左サイドに回る布陣変更。29分、桃山大・小倉→宮澤。FWに。布陣がやや混乱。30分、大院大、カウンターで四ヶ浦から裏の山根へ、オフサイドなしで切れ込み右45度左足シュート、決まって2−3。35分、桃山大・古川に警告。選手交代で大院大はペース掴む。39分、カウンター高橋左80度シュートは上に外れる。決定機。41分、桃山大、右CKで岡田のキックはニアで須ノ又サイドヘッド、右に外れる。44分、大院大・四ヶ浦に警告。異議。45分、大院大・嶋尾に警告。カウンターで体でとめた。結局2−3で終了。

後半のシュート数は7対7、クロス数3対7、大院大が押していたと思う。

大院大は大柄な2トップに変更してからチームが機能した。桃山大の選手交代も裏目に出た。斉藤がよく機能していたのだから、下げずにカウンター狙えばよかった。失点は攻めていたときに守備が薄くなっていた。今期初めて互角の勝負を観た気がする。

公式記録


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