| 2009年04月12日(日) |
プリンスリーグ関西 神戸科技−新宮 G大阪−京都 |
プリンスリーグもいよいよ開幕する。今年も各会場で1部と2部の試合を1試合ずつ行う。
新宮は高校総体3回、選手権7回、国体4回出場している伝統校である。近場の新宮商も何度も全国に出ている。私にとっては初橋が強くなる以前の強豪で、興味津々なのだが、新宮は淡路島よりもはるかに遠く、近くまで来てくれないと観戦できない。高校総体和歌山大会も新宮付近で行われることが多く、観戦不可能となる。他地域と違って、プリンス関西は前泊の必要のないケースが多いが、さすがに新宮からでは前泊しなければコンディション的に厳しいだろう。遠征費も気になるところだ。
対する神戸科学技術は毎年プリンスに参加しているので、毎年見ている。部員150人超らしい。新宮との力関係は不明だが、厳しいゲームの経験では圧倒しており、この試合の優位は疑いないところだ。
プリンスリーグ関西2部第1節 神戸科学技術高校−新宮高校 11時 G大阪グラウンド 晴れ ピッチ人工芝
神戸科技 新宮 −−−邨上�◆殤蛭�−−− −−−中本−−藏本−−− 呉島−−−伊佐−−−若松 −−−−−−−−−−−− −−洞ケ瀬−−神藤−−− 辻原�◆歙勝檗歡圻◆歔數� −−半田−荒木−織田−− 山本��田上−−庄司−望月 −−−−−古澤−−−−− −−−−−濱−−−−−−
神戸科技 GK 1 古澤智也 (3年・フレスカ神戸) 175cm68kg DF 4 織田秀利 (3年・御影中) 170cm58kg 2 荒木和哉 (3年・ヴィッセル神戸JY)172cm68kg 3 半田拓也 (3年・フレスカ神戸) 174cm63kg MF 15 神藤智宏 (3年・神戸FC) 165cm51kg 7 洞ケ瀬太一(3年・尼崎FC) 166cm56kg 17 若松宏紀 (3年・フレスカ神戸) 180cm62kg 14 呉島堂真 (3年・尼崎東ミュートス) 174cm60kg 10 伊佐耕平 (3年・尼崎FC) 177cm70kg FW 11 鷲尾康介 (3年・神野SC) 182cm72kg 13 邨上和幸 (2年・明倫クラブ) 172cm64kg
洞ケ瀬と伊佐がU-17関西トレセン、邨上がU-16県トレセン。
新宮 GK 1 濱貴之 (3年・城南中)175cm68kg DF 5 望月希視 (3年・城南中)172cm65kg 10 庄司諒冴 (3年・那智中)175cm72kg 8 田上勝也 (3年・緑丘中)166cm66kg 14 山本一樹 (2年・城南中)174cm62kg MF 18 惣坊航 (3年・那智中)170cm60kg 3 塚貴記 (2年・城南中)174cm63kg 6 西隆盛 (3年・光洋中)175cm60kg 19 辻原大輔 (2年・那智中)170cm59kg FW 9 藏本竜一朗(3年・緑丘中)170cm56kg 11 中本友樹 (3年・光洋中)168cm60kg
試合前、神戸科技は相手がサイドを破ったときの、ストッパーがマークを捨ててカバーに行くか、サイドに戻らせるか、その辺りのコーチングは遠いほうのDFがするように、という話をしていた。相手が強ければ重要なことだから、ということで。しかし試合は予想外の方向に流れる。
立ち上がり、新宮が猛然と前線からプレス、バックラインも押し上げる。まずはペースをつかもうという作戦である。しかし次の局面の予想が神戸科技のほうがはるかにいい。ちょっとした動きでプレスをかいくぐり、FWが少し横に流れて受けるとマークが外れていて、次に飛び込む選手がフリーになっている。新宮バックラインは4人が密集して形を保っているが、サイドに流れた選手を捕まえきれないし、ラインコントロールも大雑把なので、神戸科技がラインの前で受けるのも、間で受けるのも、はたまた裏を取るのも自由自在である。実戦経験のないままサッカーの教科書に載っていたプレッシングを実戦で使ってしまったというか。5分、神戸科技・鷲尾がスルーパスに巧みに体を入れて一人かわしシュート、決まって1−0。6分、科技ハーフライン付近からのFK、伊佐がペナ正面外で胸トラップ、ルーズなマークをみて反転シュート、上に外れる。決定機。直後に科技・織田に警告。詳細不明。11分、右CKから伊佐が高いヘッド、バー。身体能力的には科技が圧倒的なスピードがあり、ちょっとしたフェイクで裏を取ってはスペースに走りこむ。新宮は身体能力だけでなく、基本的な戦術眼に欠ける為、後を追って走るばかり。11分、科技・若松がスピードでサイドを破る。右シュートはサイドネット。直後に左の呉島がたっぷりスペースを与えられ突破、切れ込み、マークを引きつけて横の鷲尾へ、インサイドで難なく決める。2−0。16分、神戸科技、サイドチェンジで右の若松へ、たっぷりスペースがある。ドリブルで運び、大外へ右クロス、呉島決める。3−0。新宮は同サイドに絞りすぎてサイドチェンジに弱い。かといって狭く絞ったエリアでもプレスが掛からないし、そもそもファウルが少なすぎる。激しい守備が出来ていたら、いかにフェアに守っていてもファウルはかさむものだ。18分、神戸科技、左CKで呉島から伊佐にドンピシャ。4−0。19分、呉島、凄いスピードで切れ込みラストパス、邨上は入れるだけ。5−0。26分、スルーパスに鷲尾抜け出しGKも左にかわし角度のないところから決める。6−0。31分、新宮、望月が右クロス、辻原がファーでワントラップシュートが決まり、6−1。初クロスに初シュート。科技に油断はなかったと思うが。32分、神戸科技・呉島が左を突破、左クロスを鷲尾受けるが、足元にトラップしてしまい撃てず、カットされる。34分、神戸科技、スルーパスに鷲尾左足でコントロール、持ち込んでGKと1対1になり、決める。7−1。36分、神戸科技・呉島の左クロス、邨上ボレー、8−1。新宮はチーム戦術が破綻しているのに戦い方に変化がない。前からプレス、中盤のプレスは機能せず、バックラインはパニック、という状態である。36分、神戸科技・呉島の左クロスを邨上ボレー、9−1。40分、神戸科技・若松の突破を新宮・田上が倒しPK。鷲尾が左足で決めて10−1。その後も神戸科技の猛攻が続いた。
手元集計で前半のシュート数は18(枠内10)対1(1)。神戸科技は完全に崩したイージーなシュートが多く、枠内シュートが全て決まっている。ファウル数は3対3で、押し込んだ神戸科技が少ないのは分かるが、押し込まれた新宮のファウル数の少なさは疑問だ。
ハーフタイムで2、17、13に代わり19藤本英泰、6富安奎真、22細川翔太。藤本がFW、富安が右WB、細川がスイーパー。
後半に入ってもペース変わらず。4分、呉島の左クロスを鷲尾が左足で右隅に決める。11−1。7分、スルーパスを受けた藤本が落ち着いてGKとの1対1を決める。12−1。8分、神戸科技の流れるようなパスワーク、呉島の左クロスを藤本フリーでシュート。決まって13−1。10分、呉島の左クロスを富安がなぜかフリー。決めて14−1。12分、神戸科技・15→9大佐和悠。13分、神戸科技・呉島のグラウンダー左クロスを藤本が決める。15−1。20分、神戸科技。呉島の浮き球左クロスを鷲尾ヘッドで決めて16−1。21分、神戸科技・藤本の左クロスを伊佐がボレー、GK好セーブもこぼれを呉島?が決める。17−1。この辺りから神戸科技はペースダウン。暑かったこともあるかもしれない。というか、この時間帯までフリーランニングを続けたスタミナが見事だ。新宮・14山本→13芝翔平。27分、新宮・18惣坊→7長座浩平。新宮はシュートシーンもあったが得点ならず。結局17−1で終了。
神戸科技は両WBのスピードと伊佐の捌き、鷲尾の得点力が光った。特に呉島がサイドを破るスピードだけでなく、ファーまで良く見えて正確なクロスを上げ、アシストを量産した。
私は今まで何度も20点ゲームを観ているが、新宮はそれらの敗戦チームよりもはるかに強かった。しかしチーム戦術の未消化があだとなり大量失点を喫した。プリンスリーグの中断前までに立て直すのは困難だろうが、戦術面を詰めて、終盤戦の逆襲に期待したい。
プリンスリーグ関西1部第1節 ガンバ大阪ユース−京都サンガU−18 13時30分 G大阪グラウンド 晴れ ピッチ人工芝
−−−石原�◆欷狂��◆檗檗 檗檗飮害辞◆鬱彿櫚 檗� −−関−−−−−−川岸�◆ 檗檗檗檗檗檗檗檗檗檗檗� −−−水野�◆歛膺広◆檗檗_屡���井上−−山田��伊藤�� 山田��内田−−平川−花木�々駑劉ヽ精�−−高橋�”霤� −−−−−金谷−−−−− −−−−−大西−−−−−
G大阪 カッコ内前所属の記名なしはジュニアユース出身 GK 1 金谷和幸 (3年) 185cm75kg DF 2 山田幹也 (2年) 164cm57kg 4 内田達也 (3年) 177cm70kg 5 平川直人 (3年・兵庫FC) 180cm66kg 23 花木直人 (1年) 168cm58kg MF 6 水野旭 (2年) 173cm63kg 10 関晧平 (3年・野洲中) 178cm68kg 8 大森晃太郎(2年) 170cm60kg 14 川岸柊 (2年) 175cm64kg FW 9 原口拓人 (2年) 172cm60kg 18 石原雅仁 (2年・ガンバ大阪門真)170cm62kg
リザーブ GK 21 田尻健 (1年) 181cm70kg DF 17 藤本昴洋(2年・フレスカ神戸) 178cm63kg 25 西野貴治(1年) 183cm65kg MF 7 望月聖矢(2年) 172cm63kg 11 塩川慎也(3年・EXE‘90FC) 165cm55kg 12 吉川陽 (3年・ガンバ大阪門真) 173cm70kg 13 竹中昴祐(3年・エテルノ青英FC)177cm70kg FW 19 岡本大地 24 小谷光穀(1年) 168cm60kg
京都 GK 1 大西健太(3年) 177cm68kg DF 15 武田有祐(3年) 177cm70kg 3 高橋祐治(1年) 179cm66kg 5 垣根拓也(3年) 172cm71kg 22 国領一平(1年) 175cm65kg MF 18 井上寛太(3年) 172cm69kg 19 伊藤優汰(2年) 172cm63kg 8 山下嗣紋(2年) 171cm63kg 28 山田俊穀(2年) 174cm68kg FW 14 下畠翔吾(2年・FC SETA 2002 SHIGA)177cm59kg 9 久保裕也(1年・鴻南中) 175cm68kg
リザーブ GK 29 村下達郎(2年) 183cm76kg DF 23 田中俊平(3年) 179cm71kg 20 岡井孝憲 30 上原大明 MF 21 枝連崇人(3年) 172cm64kg 33 駒井善成(2年) 167cm61kg 4 原川力(1年・レオーネ山口)173cm71kg FW 32 久永翼 27 沖剛史
1分:京都・山下の右クロスを久保が正面でボレー。0−1。 8分:京都DFのバックパスがG大阪・石原の足に当たり、GKの上を越える。1−1。 59分:G大阪・大森のパスを関が左足で右隅に。2−1。 60分:京都・下畠のスルーパスに久保が右隅に決める。2−2。 63分:京都・下畠の右からのパスを久保がスライディングシュート。3−2
(選手交代) G大阪:川岸→望月(64分)、関→塩川(70分、ボランチに入り大森が左ハーフへ。)、原口→岡本(79分)、石原→小谷(85分) 京都:伊藤→原川(27分、そのまま右のハーフ)、山田→枝連(HT)、山下→駒井(89分)
シュート数12対7。全体的にはG大阪がやや押していたが、京都は1年生久保が素晴らしい決定力を示した。京都は途中から久保をワントップとする4−1−4−1に変更。菅澤新監督の指導の成果か、柔軟な戦術で攻守のバランスを向上し、終盤は自陣を固め、シュートを打たさなかった。巧みな試合運びが見事だった。
公式記録
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