| 2009年04月11日(土) |
関西学生リーグ第1節 阪南大−大産大 びわこ大−大体大 |
大学サッカー、今年は開会式に余裕で間に合った。全大学が並び、簡単な挨拶が行われる。堺のナショトレは来年春オープンらしい。夏じゃなかったか。長年同大を率いていた古川勝已氏が他界されていたとのことで、黙祷が行われる。
大学サッカーはインカレ決勝以来3ヶ月ぶりだ。関西から大量にJリーガーを出した昨年と違い、今年はややレベルが落ちると予想されたが、春先のデンソーカップで関西選抜Aが優勝を飾った。全日本大学選抜に関西から大量に選ばれているわけではないので、個々の能力は高くはないのだろうが、なかなかうれしいニュースである。
通年リーグになって2年目。前年上位校の対戦は終盤に組まれるので、序盤は前年上位対下位のカードとなる。阪南大は昨年22試合でわずか6失点という誤植としか思えない守備力と、全国上位レベルの得点力で優勝した。シーズン通して一敗しか喫しない完璧な優勝だった。全日本選抜に東、木原、関西選抜Aに竹重、金、井手口、棚橋、関西選抜Bに長瀬は選ばれている。対する大産大は二部からの昇格だ。関西選抜Aに朴が選ばれている。
関西学生リーグ第1節 阪南大学−大阪産業大学 12時 長居陸 晴れ ピッチ並
阪南大 大産大 −−−棚橋��−木原−−− −−西之宮−−西原��−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 井上��長瀬−井手口�E譟檗 鬱稔1裟遶�−宮本��川村 −朴�J匯魁檗欹拈遏欟皚� −乾−佐道��−小椋−瀧北 −−−−−竹重−−−−− −−−−−朴��−−−−−
阪南大 GK 1 竹重安希彦(4年・西京) 184/75 DF 4 片山直哉 (4年・守山北) 180/72 5 細川睦樹 (4年・筑陽学園) 183/73 2 金泰弘 (3年・大阪朝鮮) 172/58 3 朴帝宣 (3年・大阪朝鮮) 178/70 MF 8 長瀬圭佑 (4年・ヴィッセル神戸ユース) 176/70 6 井手口正昭(3年・東福岡) 175/69 7 井上翔太 (2年・東福岡) 170/62 14 東浩史 (4年・主将・FCみやぎバルセロナ)168/57 FW 11 木原正和 (4年・サンフレッチェ広島ユース) 164/60 10 棚橋雄介 (3年・東福岡) 175/65
リザーブ GK 21 麻生悠太 (4年・熊本学園大学付属) 183/77 DF 30 飯尾竜太朗(1年・ヴィッセル神戸ユース) 175/66 24 下江佳裕 (2年・広島観音) 172/68 MF 27 高橋裕司 (1年・青森山田) 162/58 16 隅内勝起 (3年・四日市中央工業) 166/60 FW 15 小室俊之 (3年・作陽) 175/67 9 千代原孝徳(4年・東福岡) 178/69
大産大 総監督:塩谷武男 監督:櫛引 実
GK 1 朴寛明 (3年・大阪朝鮮) 178/72 DF 5 瀧北昌平 (4年・北陽) 176/65 3 佐道哲也 (2年・遊学館) 179/73 6 小椋康平 (4年・作陽) 177/66 4 乾圭太 (4年・川島) 169/63 MF 17 川村達郎 (4年・徳島商) 164/65 8 浦川祐基 (3年・徳島商) 173/64 7 宮本健二 (3年・神戸弘陵) 172/68 10 橘章斗 (3年・滝川第二) 173/68 FW 9 西之宮慎司 (4年・主将・鹿児島城西) 182/70 13 西原周平 (3年・城陽) 172/65
リザーブ GK 21 福岡弘隆 (4年・滝川第二) 180/73 DF 2 白波瀬翔 (4年・城陽) 171/63 24 渡辺弘城 (3年・江の川) 172/64 MF 14 藤下恭之 (4年・大産大附属高) 170/67 15 藤井大貴 (3年・北陽) 185/70 FW 11 林内秀樹 (4年・静岡学園) 178/70 12 鍔田有馬 (2年・伊吹) 187/73
両校とも中盤フラットで3列にきれいに並んだ4−4−2。大産大はバックラインから繋ごうとするが、怪しげで、なんども阪南大のプレスにかかり、奪われる。阪南大はプレスのかかりが良く、マイボールもたくみにつなぎ、大産大を振り回す。立ち上がりから力の差が感じられた。大産大は西之宮がポストプレーヤーだが、阪南大の強靭なCB陣の前になかなか空中戦に勝てない。しかし13分、西原が左に流れて受け、細川との1対1で、あっさりかわし、左クロス、中でカット。細川は腰高で、ドリブルに弱そう。15分、阪南大、東が右からドリブルで中に切れ込み中央でFKゲット。ここで大産大のGK朴が痛んでいる。鼻血っぽい。6分間中断。直後のFKを井上(右足)と朴(左足)が構え、井上が狙うが大きく上に外れる。25分、阪南大、木原が中央から時計回りに左へ切れ込み、スピードでマーカーを外しつつ左シュート、右上スミに決まる。1−0。個人能力に物を言わせたゴール。なお直後の場内放送では、「前半11分」などと無茶苦茶なことを言っていた。直後にもたどたどしい大産大最終ラインのパスを読んだ東のカットから中央の木原へスルーパス、GKと1対1だったが左に外す。超決定機。それにしても大産大はプレスの練習しかしていないようにバックラインのパス回しがまずい。どれだけ前からプレスを掛け、バックラインを高く保っても攻撃的サッカーとは言えない。相手ボール時ではなく、マイボール時の練習を積んでこそ攻撃サッカーは可能になるのだ。それが阪南大には可能なのだが、大産大は現時点では守備で精一杯で、徐々にバックラインからロングボールを蹴るようになり、いとも簡単にはね返される。34分、阪南大、カウンターから棚橋が1対1を迎えるがGK朴スーパーセーブ。朴は上背はないが落ち着いていていいGK。36分、阪南大、またもやフォアチェックで奪い、木原へ、しかしコントロールが甘く奪われる。ロスタイム5分、大産大・橘が左で受け、金をかわし左クロス、中ではね返す。結局前半は1−0。
前半は阪南大のフォアチェックで大産大はほとんど何も出来なかった。ファウル数は大産大が11あったが、前から激しく行ってのファウルではなく、押し込まれてのファウルで、非常に苦しい。
後半、いきなり大産大が攻め、完璧なパスワークから浦川が右クロスも誰にも合わず。6分、西之宮に警告。7分、阪南大の右FKが左に流れ、木原が1対1、奪われるが、こぼれを井手口ミドル、上に外れる。直後に大産大FWが細川を1対1でかわすが、パスはカットされる。細川は1対1に弱い印象。昨年の澤崎も強くはなかったが。13分、大産大、橘がドリブルで中央突破からミドル、上に外れる。決定機。15分、阪南大、井上が左で受けてDFと1対1も止められ、左CKへ。16分、大産大・川村→藤井。18分、阪南大、バックラインからのフィードを棚橋が落とし、木原から再び棚橋へ。しかしGKと1対1になりかけたが、なぜかパスを出してしまい逸機。阪南大は木原が小柄なので、全部棚橋が競っているが、ほとんど勝てない。23分、阪南大・木原が左で受けて藤井との1対1、タテに外してシュートもサイドネット。24分、大産大・乾に警告。東の突破を倒した。31分、阪南大・棚橋→小室。36分、大産大・西之宮→鍔田。36分、阪南大、カウンターから2対2となり木原から東へ、ループは上のネットへ。38分、阪南大・小室に警告。オフェンスファウル。40分、大産大・右スローインから左へ左へとつなぎ宮本シュート、GK足でセーブ。決定機。43分、阪南大。東が右からDFとの1対1になるも抜けない。阪南大はロスタイムにも右クロスから井上フリーでボレーもGK朴防ぐ。超決定機。結局1−0で終了。
大産大にもチャンスはあったが、阪南大の順当勝ちだろう。個々の能力でも組織力でも差があった。中盤から前は昨年も出ていた選手が多く、攻守に機動力があった。大産大は後半はまずまずだが、春の段階ではチーム作りが遅れているのか、イマイチだった。ただし守備時の1対1の強さは見事。特にRB瀧北は良く止めていた。組織力も強い個があってこそ。阪南大相手に1失点で止めたことは評価できる。阪南大はCB陣が成長すれば、今年も強そうだ。
この試合の川崎主審は安定感のあるレフェリング。イエローでコントロールすることもなく、それでいてファウルはきっちりとっていて、基準にブレもない、いいレフェリングだった。
第2試合は昨年2位のびわこ大と2部からの昇格の大体大の試合。大体大は総理大臣杯を制しているのでチャレンジャーという感じがしない。びわこ大は創部以来の松田監督が総監督になり、新たに滋賀出身で松田氏の教え子の元Jリーガー望月聡氏を監督に迎えている。メンバー表をみてぶっ飛んだ。昨年のエース平野甲斐がDF登録だ。おそらく右サイドバック。左の二戸も守備はまずい。超攻撃的布陣だが、現実的に機能するのか?
びわこ大では内野が関西選抜A、平野が関西選抜B、大体大では村田と川西が関西選抜A、藤春が関西選抜B。ただし村田は故障で外れている。
よくみるとびわこ大は胸に「KIRIN」の文字がある。流経大や筑波大の前例はあるが、関西ではスポンサーは初めてではないだろうか。しかし青地に赤い「KIRIN」だから見えにくい。宣伝効果あるのだろうか。もう少し考えたほうがいいと思う。
関西学生リーグ第1節 びわこ成蹊スポーツ大学−大阪体育大学 14時30分 長居陸 晴れ ピッチ並
びわこ大 大体大 −−−澤西��−原ノ園��− −−−山本−−川西��−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 小池−山田−−岡野��瀬古 松本−相川��−廣岡��梶本�� 二戸�∪亢境◆歹睫遶J震遏‘�春��菅原� 歟翕帖歔暗� −−−−−林��−−−−− −−−−−松本�◆檗檗檗�
びわこ大 総監督:松田 保 監督:望月 聡
GK 1 林将志 (3年・京都両洋) 179/67 DF 24 二戸将 (2年・ガンバ大阪ユース) 172/67 5 内野貴志 (3年・野洲) 179/72 31 石橋勇二 (2年・北陽) 179/71 13 平野甲斐 (4年・立正大学淞南) 171/63 MF 7 小池遼 (4年・主将・守山北) 180/72 14 岡野雅俊 (3年・草津東) 173/66 16 山田尚幸 (4年・枚方FC) 176/66 9 瀬古朋広 (4年・各務原) 172/63 FW 30 原ノ園大将 (3年・今宮) 172/61 20 澤西宏典 (3年・エストレラ姫路) 178/67
リザーブ GK 37 本田豊 (3年・北陽) 184/70 DF 4 村井孝暢 (4年・熱田) 168/62 18 安本真哉 (3年・ガンバ大阪ユース) 174/63 MF 23 湯田逸友 (2年・市立尼崎) 170/68 15 浅津知大 (2年・立正大学淞南) 172/68 FW 12 佐藤友哉 (3年・久御山) 182/77 19 土井俊典 (2年・エストレラ姫路) 172/62
大体大 総監督:坂本康博 GK 1 松本智広 (2年・奈良育英) 181/77 DF 2 前田涼太郎 (4年・FCみやぎバルセロナ) 165/58 26 菅原渉 (1年・青森山田) 175/64 4 中田臣士郎 (4年・奈良育英) 180/74 5 藤春廣輝 (3年・東海大仰星) 177/72 MF 17 梶本秀樹 (3年・済美) 173/69 7 廣岡太貴 (2年・清風) 171/59 14 相川茂樹 (3年・関西創価) 178/64 9 松本良太 (4年・主将・東海学園) 168/62 FW 10 川西翔太 (3年・青森山田) 177/72 11 山本翔一 (4年・作陽) 181/74
リザーブ GK 21 山本涼太 (2年・清明学院) 184/78 DF 22 皆口裕司 (2年・星稜) 173/66 27 濱上孝次 (1年・清明学院) 180/73 MF 16 石神貴登 (2年・都城工) 170/62 6 小竹一輝 (2年・青森山田) 174/62 20 松澤憲伸 (2年・東海大五) 161/53 29 田上勇輝 (1年・開志学園) 174/66
びわこ大は昨年と同じく中盤フラットで、左の二戸と小池と瀬古がレフティー。平野は予想通りガンガン上がる。大体大もフラット。藤春がレフティーで左足FKを担当。右足は廣岡。立ち上がり、大体大は思いっきり平野を狙う。平野は上がるタイミングが悪いうえ、戻りも遅い。10分間で大体大は4本も左クロスを上げた。13分またも大体大が決定的左クロス、中ではね返す。直後にびわこ大、スルーパスに瀬古持ち出し左シュート、セーブで右CKへ。決定機。18分大体大、川西、右から1対1、DFを良くついていく、構わずシュート、右に外れる。29分、大体大・前田が右を突破、マイナスのクロスも誰にも合わず。30分、前田、ワンツーで裏を抜けてDF2人を突破、中に入りシュートはセーブされ右CKへ。決定機。みやぎ出身らしい思い切った突破である。びわこ大は両SBが問題で、サイドを攻略されている。30分、大体大、その右CKで藤春が大外に出し、折り返しを松本ボレー、上に外れる。決定機。32分、びわこ大・平野がオーバーラップから加速して一人振り切り左足シュート、正面。元来身体能力が凄い選手だが、スペースがあると止めようがない。42分、大体大、平野の裏を取り左シュート、GK、横に倒れてキャッチ。43分、びわこ大・岡野ドリブル、原ノ園ポストプレーから澤西左足シュート正面。決定機。45分、びわこ大・瀬古左足右クロスも澤西トラップミスでシュートならず。前半はほぼ五分。しかし平野は機能せず。この選手は十分プロも射程圏内の素材だと思う。身体能力は図抜けているし、FWとして決定的な仕事もできる。しかしSBとしては全くの素人だ。学習能力が問われているのだろうが、1年でモノになるのだろうか?LBの二戸もイマイチで、びわこ大は中盤が強力なので、サイドがもっているが、上位校相手では厳しいだろう。
ハーフタイムでびわこ大・瀬古→朝津。昨年は素晴らしい活躍だった瀬古も全く機能せず。ただ本人だけの責任ではない。4分、平野、自陣でのイージーなパスをミス、カットされ川西コントロールシュート、右隅、外れる。決定機。7分、大体大、右クロス、平野がファーでマーク外されているが届かず。11分、大体大・梶本→田上。LHで松本がRHに回る。直後にインターセプトから内野がものすごいスピードで右を駆け上がりボールが来て右クロス、ファーに流れる。17分、代わったばかりの田上に警告。オフサイドをとられた際に異議。不用意な警告。19分、大体大カウンター、3対2も防がれる。川西の右への切り返しを完全に読まれていた。21分、誰かに警告?っぽいが、はっきりとカードが示されず、どちらに出たかも分からない。22分、びわこ大ゴール前にいれたボールがこぼれて誰かシュート、右隅もセーブ。決定機。22分、大体大、右クロスの田上と平野が競る。田上ファウル。エルボーか。平野は腰を押さえる。田上に警告2枚目で退場。まだ1年生だしこの辺の打算が出来ないのか。とにかく大学生としては軽率すぎる退場。大体大は山本1トップに川西が下がる。山本は空中戦に強いし、前半からびわこ大CB陣との競り合いで優位に立っていた。川西はドリブルのスピードがある。びわこ大・平野→村井。27分、びわこ大・朝津ループも上のネット。30分、カウンターから大体大・山本が受け、斜めにスルーパス、松本がDF2人の間を突破し左足シュート、右上隅に決まり、0−1と一人少ない大体大が先制。33分、大体大、キープに入るプレー。まだ時間はだいぶあるぞ。34分、びわこ大・小池→土井。37分、大体大・相川→小竹。この交代がエアポケットになったか、ゴール前に送り、原ノ園に出てDFを一人外しシュート、決まって1−1。その後も点は入らずドロー。
内容的には互角。SBを除けばびわこ大のほうが若干上の感じもあるが、大体大は相手の弱点を良くついた。びわこ大はスケールの大きいチームを狙っているのだろうが、そう上手くいくのか気になる。
|