サッカー観戦日記

2008年04月05日(土) 関西学生リーグ第1節 大院大−大教大 関大−立命大

いよいよ関西学生リーグ開幕。サッカーにシーズンなどないが、昔からみている関係上、大学サッカーの開幕こそがシーズン開幕という気がする。今期は観戦に遅刻しない、という目標を立てた。しかし開会式には20分遅刻。選手宣誓が聞けただけだった。ただ開会式が終わってしまえば、選手たちがスタンドに詰めかけ、観戦するので、それまでに着席できたのは大きい。

例年春季リーグのプログラムは500円だった。しかし通年リーグとなった関西学生リーグの春季プログラムは1000円に値上げで、しかもサッカー部による紹介文各チーム2Pがなくなり、質が落ちた。残念だ。

大院大は馬場が関西選抜。神戸の練習にも参加したらしい。千里山グラウンドが天然芝から人工芝になったということで、維持費が安上がりになった分、部費に反映されればよいが。

対する大教大は1部唯一の国公立大。しかし全国を見渡せば、国公立大の強豪は珍しくない。大久保が関西選抜。森原は強豪柳川中で1年時からメンバーに入っていた選手で技術とクレバーさは目を引いていたが、千里に進んでから観る機会がなかったので6年ぶりの観戦となる。大久保・山本は滝二で2年続けて主将だった。高垣は高校総体準優勝の攻撃的SB。

関西学生リーグ第1節  
大阪学院大−大阪教育大
12時 鶴見緑地球 晴れ ピッチ悪

大院大          大教大
−−−小野� 飮該���−− −−−佐藤� 歐晃境�−−
−−−−−馬場�ぁ檗檗檗檗 檗檗檗檗檗檗檗檗檗檗檗�
−佐藤�ぁ歐失遶ぁ歹�高� /慧牒せ姐キE賃絖|臀〆���
吉井��山本��−岡村�H�中�す盂性∋核椨�大久保�B臘蹲�
−−−−−古矢��−−−− −−−−−金川��−−−−

大阪学院大
GK 古矢光宏(3年・大院大高)DF 山本玲奈(3年・大院大高)吉井直人(3年・神戸弘陵)畑中俊逸(4年・富雄)岡村和哉(3年・セレッソ大阪 U-18)MF 馬場悠(4年・大淀)深作真也(4年・大院大高)佐藤直裕(4年・三菱養和)日高大地(1年・大阪桐蔭)FW 山根雄太(3年・湘南工科大学附属高)小野真国(1年・帝京)

リザーブ 竹内雅人(2年・岡山龍谷)辻井勇人(1年・久御山)杉本昌隆(1年・福知山成美)四ヶ浦寛康(1年・京都橘)大槻周平(1年・福知山成美)加藤健太(3年・横浜F・マリノスユース)尾花俊基(3年・愛媛FC)

大教大
GK 金川和也(3年・鵬翔)DF 高垣淳司(2年・初橋)大久保悟(3年・滝二)山本翔太(2年・滝二)大庭慧之(1年・セレッソ大阪U−18)MF 田代寛明(1年・広島観音)三好洋央(3年・大分トリニータU−18)新田一馬(4年・千里)仲宗根和(4年・市尼)FW 森原慎之祐(3年・千里)佐藤和馬(1年・初橋)

リザーブ 小門勇登(3年・近大和歌山)健名智順(県芦屋)重西敬太(4年・千里)土屋貴裕(4年・近大和歌山)伊藤良太(3年・西条)光山靖信(4年・群馬中央)田中俊一(2年・狭山)

昨秋チャンプの大院大の予想布陣では大黒柱の馬場がCBとなっている。しかしダイアモンド型の中盤のトップ下。マルチプレーヤーらしい起用である。大教大はフラットに構成された4−4−2でプレスをかけて奪ったボールを手数をかけず攻める。鍛え抜かれたスタミナが不可欠な戦術なので後半が問題だ。特徴的なのは前線でトリッキーなプレーを多用することだ。練習で意識付けられているのだろう。立ち上がりは大教大ペース。20分くらいまでやや押す。森原はタイミングよく動きボールを受けてさばく。突破力もある。三好もテクあり。高垣は強烈な左足でサイドチェンジもみせる。大院大の10番佐藤は目立てず。馬場はあらゆる局面に顔を出すが有効な動きが出来ない。22分、大教大・佐藤に警告。オフェンスファウル。26分、大教大、カウンターでタテパスを佐藤がトリッキーに落とし、森原へ。しかしオフサイド。32分、止まった状態から大院大、右クロス、ファーでヘッドは左に外れる。決定機。35分、大教大・三好に警告。抜かれたところを引っ張った。38分、大院大・深作に警告。大教大・田中の突破止めた。この日の主審はすぐに警告を出すなどカードでゲームをコントロールしようとし、注意など選手とコミュニケーションをとろうとせず、ファウルした選手に対し高圧的に接した。選手のみならずスタンドのストレスも溜まる。しかも副審の旗に気づくのも遅く、開幕戦を任されたとも思えぬ力不足を感じた。40分、大教大・田中に警告。ラフタックル。42分、大教大・佐藤が強烈ロング。GK正面。結局前半は0−0で終了。

シュート数3対2、CK1対0、クロス5対1、中盤での潰しあいが続いた。大教大としては先制したかっただろうが、大院大の慎重なゲーム運びの前に無得点。決定機は大院大の1回だけだった。

ハーフタイムで大教大・新田→田中�◆�FWに入り、佐藤がLH。3分、大院大の左FKがゴール前でこぼれる。山根が蹴りこみ先制。1−0。いつの間にか大院大・佐藤→四ケ浦。後半は大院大がいい。13分、インターセプトから日高がものすごいスピードで右を切り裂き、クロス、馬場ボレーも右に外れる。決定機。日高は流れの中で初めていいプレー。左CKになり深作からファーの山根折り返し山本シュート、ブロック。大教大はカウンターから細かい局面打開が持ち味だが、リードされてしまうとボールを持ってもサイドチェンジが出来ず、相手の罠にはまってしまう。17分、大院大・日高の右クロス、四ケ浦が落とし山根がシュート、これが大教大DFに当たりコースが変わり左隅にゴールイン。2−0。これで勝負が大方ついた感がある。22分、大教大・森原が右サイドを突破、ゴールライン際をドリブルし、ゴールそばまで迫るが、クリアされる。24分、大教大・佐藤→土屋�ぁ�26分、大教大・森原が左に流れて受けて仲宗根に落とす。仲宗根が左を突破し、ペナに侵入したところを倒されPK。自ら蹴るが、左をねらったボールはGK古矢がセーブ。スコア動かず。27分、大教大FK,三好がゴール前に入れ、GK古矢と大久保が激突。ファウル。大教大の滝二OBのCBコンビはクレバーだが高さもパワーもなく、徐々に苦しくなっていく。29分、大院大・馬場がワンツーで突破ペナ内で右に切り返しを入れたところをカットされる。余計なプレーだった。33分、大院大・馬場のキープから小野がシュート、上に外れる。決定機。33分、大院大・日高→尾花��。日高はまずまずのデビュー戦。38分、大教大・田代→伊藤��。39分、大院大・深作の左CKを山根がファーでドフリーヘッド、決まって3−0。44分、大院大・山根→大槻� �そのままタイムアップ。3−0。

後半はシュート数7対2。やはり大院大ペースだった。

大院大では馬場が良かった。あらゆるプレーの出来る万能型。Jに行くかもしれない。岡村は間合いの取り方をミスるなど、イマイチ。深作は前線にも顔を出し、幅広いプレーを見せた。大教大は180cmを超える選手がおらず、相手に前半は中盤を省略され、後半バテてからCFの足元に入れられたら持ちそうにない印象。一部残留が現実的な目標だろう。クレバーな選手が多いので、運動量が持てば面白い。



第2試合の関西大は優勝候補の本命だろう。ボールをつなげるサッカーは関西随一だ。しかし鶴見緑地のひどいピッチとの相性は最悪だ。立命にもチャンスはありそう。

関大は児玉・宇佐美・長島・佐藤祐・川口・前川・阪本・金園・藤澤と関西選抜経験者が揃う。また田中と大屋は全日本選抜の経験がある。一方立命大は畑・福本が関西選抜経験者。2部から上がってきた。しかし戦力的には関大が上だろう。

関西学生リーグ第1節  
関西大−立命館大
14時20分 鶴見緑地球 晴れ ピッチ悪

関大           立命大
−−−佐藤悠��西口�◆檗檗 檗檗鬱榿��ぁ欟摸哭�−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
藤澤�∪床���−大屋�ぐ雎性せ蓋��ね�田�ぁ殃)椨�是井��
田中�⊂�坂�∧震遶�佐藤祐�ち位遶�長谷川�と��ぁ欹監���
−−−−−三橋��−−−− −−−−−鈴木��−−−−

関大
GK 三橋博貴(3年・ガンバ大阪ユース)DF 田中雄大(2年・野洲)小坂翔(2年・静学)平野史明(3年・東邦)佐藤祐起(4年・ガンバ大阪ユース)MF 藤澤典隆(2年・サンフレッチェ広島ユース)西岡謙太(3年・鹿実)大屋翼(4年・サンフレッチェ広島ユース)稲垣侑也(4年・滝二)FW 西口大輔(2年・初橋)佐藤悠希(3年・奈良育英)

リザーブ 児玉剛(3年・京都パープルサンガユース)川岸裕弥(1年・ヴィッセル神戸ユース)宇佐美宏和(3年・セレッソ大阪U-18)鳥本綱大(4年・京都パープルサンガユース)中村祐哉(3年・大分トリニータU-18)森勇貴(4年・ガンバ大阪ユース)金園英学(2年・立正大淞南)

立命大
GK 鈴木彩貴(3年・中京大中京)DF 前野貴徳(2年・愛媛FCユース)畑尚行(4年・草津東)長谷川卓登(4年・近大附)佐藤将(4年・サンフレッチェ広島ユース)MF 山口卓也(4年・桐蔭学園)有田祐大(4年・桐蔭学園)福本尚純(3年・サンフレッチェ広島ユース)是井優輔(3年・神国大附)FW 宮尾勇輝(4年・仙台育英)玉林 郷(3年・南宇和)

リザーブ 金山隼樹(2年・サンフレッチェ広島ユース)館野駿介(4年・仙台育英)阪田將輝(3年・平安)篠原翔(1年・柏レイソルU-18)加藤恒平(1年・ジェフユナイテッド市原・千葉U-18)佐原啓泰(2年・藤枝東)伊藤了(1年・中京大中京)

試合は中盤で細かいパスをつながず、大きなサイドチェンジを連発し、オープンスペースを次々に突くサッカーが展開される。正確なミドルパスと戦術眼に支えられたサッカーで、第1試合より面白い。しかし双方守備もよくシュートはほとんどない。関大では小坂が高い。大屋は両足での展開があり、ボランチとしてすごい出来のよさ。関西ナンバー1プレーヤーの有力候補だ。藤澤のドリブルは相変わらず冴えている。立命大では前野が早く、左足も正確でなかなかの好タレント。福本は高い技術。しかし身体能力は並か。是井は突破力がある。長谷川は左足のフィードがよく、FWにずばずば入る。しかしFW宮尾は持ちこたえられず、関大のパワフルなCB陣につぶされる。有田は素晴らしいフリーランニングでボールを受ける。山口は技術は高いが判断はイマイチか。

さて試合は23分、関大がクロスを西口がシュート、シュートらしいシュートは初めて。25分には佐藤悠の浮き球右クロスを大屋が正面でトラップ、マーカーを浮かせて外し左足で右隅に決め先制。40分、立命大・是井→加藤� �左ハーフ。山口が右に回る。結局前半は1−0で終了。

シュート数2対2。クロス数4対3。中盤の潰しあいという感じでもなく、よくアタッキングサードまでボールを運んでいたが、そこから双方の攻守が光った。面白い試合。

後半に入り、試合は関大ペースとなる。ピッチにも慣れ、ある程度つなげるようになり。立命を押し込む。4分、正面25mFK。大屋の右足か、田中の左足と見せて西岡が蹴るがカベ。ガッカリ。関大控え部員が大声で応援しているのに対し、立命はだんだん大人しくなる。10分、関大が左からの攻め、田中のスルーパスを西口がペナで受けるがシュートはブロック、決定機。16分、立命大・玉林→伊藤了� ィ隠絞�、関大・西口→金園�◆�西口はシンプルにプレー出来なかった。21分、関大、左スローイン、ダイレクトでつなぎ大屋が左からシュート、浮いて右に外れるが稲垣が詰めて狙う、上に外れる。決定機。28分、関大・稲垣→森�ぁ�ガンバユース出身のFWだが、ガンバからはなかなかFWが育たない歴史どおりというか、MFでの起用。30分、立命大・加藤に警告。この試合のレフェリーは第1試合と違って落ち着いていて、カードを使わず巧みにコントロール。名前も挙げたいところだが、メンバー用紙はなく、カベに張り出していた紙もいつの間にかないため分からない(笑)。31分、FKから森シュート左に外れる。決定機。ここまでは全くの関大ペースで、立命大はシュート0クロス0ゴールキックは0対5と押されまくっていたのだが、よく耐えていた。そして33分、佐藤の右クロスを宮尾がポストプレーで落とし、伊藤が決めて1−1。これがフットボール。いきなり立命大ペースとなる。34分、立命大・福本→篠原� �39分関大・佐藤悠→中村��。立命大・篠原は鋭いドリブルでかきまぜる。関大はペースをつかめない。結局1−1でタイムアップ。サッカーの恐ろしさがよく分かるゲームだった。

チーム力としては、やはり関大が一枚上だった。75分まではゲームを支配していた。しかしワンチャンスを決められてからは立命大が支配。立命大は残留が当分の目標だろうが、上位にも顔を出すかも。

それにしてもかつては関西学生リーグにガンバユースより弱そうなチームもあったが、この日は2部から昇格してきた2チームのポテンシャルが感じられ、12チームに増えたリーグもレベルは下がってなさそうである。今後が楽しみだ。


 < 過去  INDEX  未来 >


T.K. [MAIL]