| 2007年11月10日(土) |
高校選手権滋賀大会準決勝 草津東−守山北 野洲−守山 |
高校サッカー予選は準決勝が一番面白い。ほとんどの県で高校グラウンドではなく競技場を使うし、2試合開催だから、お得感もある。レベルも高いし、高校サッカー特有の悲壮感まである。
ここ5年くらい、関西の予選出足を運ぶのは滋賀と大阪、たまに京都といったところである。いずれも代表校がよく変わるし、滋賀は関西で一番レベルが高い、京都も頂点こそ他県に比べて落ちるかもしれないが、全体のレベルは高い。大阪はレベルは落ちるが混戦でどこが出てくるか全く読めない、といった特徴がある。
本来なら京都の決勝も考えたが、来週仕事が入る可能性があるので、テレビで観られる京都決勝は後回しにして滋賀準決勝に足を運んだ。ベスト4は草津東・守山北・野洲・守山と地域的には極端に偏っている。水口や北大津、比叡山あたりも例年は力があるが。
高校選手権滋賀大会 準決勝 草津東−守山北 12時 皇子山陸 晴れ ピッチ並
草津東 守山北 −−−立花−−小西−−− −−−−柳−−山田−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−向井−−−−− 平田−北川陽−辻倫−谷口 今村−山本−−天野−寺川�� 大谷�⇔喞将◆殍明遶�辻淳 −−竹内−松尾−奥野−− −−−−−林慎�◆檗檗檗檗 檗檗檗檗歔霾畢◆檗檗檗�
林慎は林慎也、林直は林直希、辻淳は辻淳樹、辻倫は辻倫太郎。監督は昨年までの小林先生から雨森先生に代わった。守山北の監督は長尾先生。「友情は最高の戦術」といういつもの横断幕。
草津東はずっと4バックだったチームが数年前に3バックに変わり、また4バックに戻った。新監督のポリシーか。バックラインを押し上げ中盤でプレスをかけ、10番北川陽大がサイドに展開、平田・谷口が突破を狙う。守山北は松尾がスイーパーとして後方に余る。中盤は飛ばし気味で向井が前線に飛び出しかき回す。まあ、対草津東用の戦術であろう。山田はスピードもテクニックもあるアタッカー。今村は左利きのテクニシャン。
1分、守山北がロングボールに山田走りこむが、GK林慎飛び出しCKへ。山田の右CKを今村正面ヘッド、バー。決定機。守山北はロングボールを蹴りこんだ後ドリブルやシンプルなワンツーで仕掛けて局面を巧みに打開する。5分、山田突破から誰か?スライディングシュート、ブロック右CK。これを山田が竹内へ。ヘッドは左に外れる。竹内は高い。178cm。松尾も180cmある。草津東も14分、右CKからニア立花高いヘッド、上に外れる。16分、草津東・北川陽が右にスルーパス、谷口が右クロス、平田飛び込むが届かず。惜しい。谷口は個人で突破できる選手。23分、草津東が正面27mFKを獲得。北川陽シュート上に外れる。28分、ハーフ付近のFKにペナ外から立花ヘッドで合わせる。前半はこのまま終了。シュート数6対2(枠内1)CK3対1、GK3対8、クロス数5対3、ファウル数0対7。まあ草津東ペースだったが、決定機はつかめず、守山北のゲームプラン通りだと思う。
ハーフタイムで守山北は向井→南田。左WBに入り、今村がトップ下に。開始早々、草津東が右クロス、こぼれを強シュート、サイドネット。直後に平田が左からシュート、セーブ。守山北も柳が右を突破、南田ヘラストパス、しかし待ち受けている間に走りこんだ谷口がカット。決定機未満。18分、守山北右ストッパー奥野がラフタックルで警告。20分、守山北・山田→宮崎。よく走っていたからだろうか。21分草津東左CK、こぼれを大谷左足シュート、左に外れる。決定機。22分、守山北・今村が中央で持ち込み南田シュート撃たず、今村に戻し、ミドル、GK好セーブ。23分、草津東・小西→上坂� �26分草津東・谷口の右クロスのこぼれを北川陽シュート、右外れる。決定機。守山北・竹内が足をつる。31分、守山北、攻めて草津東のクリアを右ストッパー奥野が拾い40mの距離から右アウトにかかったロングシュート、右隅に決まってゴール。0−1。33分、守山北・奥野→間宮、草津東・大谷→西村。ロスタイム、草津東、右70度22mFK獲得北川陽が狙うが壁に阻まれタイムアップ。
後半草津東は決定的チャンスが多かったが、枠内シュートは1本で守山北の4本を下回った。ゴールの可能性のあるシュートは5対2だったが、草津東は決定力に欠けた。守山北はまさかのロングシュートが決まったが、最大限勝機を追求できたいいゲーム運びだったと思う。
高校選手権滋賀大会 準決勝 野洲−守山 14時 皇子山陸 晴れ ピッチ並
野洲 守山 −−−福原�◆欹篷椨◆檗檗 檗檗歛偲牒◆殃_�−−− −−−−−潮入�◆檗檗檗檗 檗檗檗檗歙佚牒◆檗檗檗� 冨田��中川��内久保−梅村 山元−立入�◆殍迷次歟翅辞� −−西口�∪通據殃)椨◆檗 檗飮�田�∈箘罅歸臈牒 � −−−−−横江�◆檗檗檗檗 檗檗檗檗飮杏福檗檗檗檗�
守山はユニが白地に蛍光色の背番号で極めて観難く、選手の判別が困難だった。別格だった14番福岡以外流れの中では全く区別できなかったといってもいい。そのため観戦記は野洲中心になります。
野洲は選手権優勝後入学したメンバー主体で、そのため進学校でもないのに2年生が8人を占める。登録上福原はFWだが、すぐに下がってボールを受ける。坂本が1トップのようにも見えるが、ここでは2トップで表記した。
立ち上がりから野洲がショートパスをつないでゲームを支配する。そして10分、坂本ポストに入り、反転シュート、右隅に決まり1−0。守山DFの寄せが甘かった。11分、守山、石田の左FK中で競り合って落ちたボールを山元が押し込み1−1。14分、野洲・潮入のスルーパスを坂本が左に流れながら受け、左隅を狙ったシュート、外れる。決定機。総合力で野洲が上回り、ボールをキープするシーンが多い。対する守山はおそらく滋賀ナンバーワンプレイヤーであろう福岡の打開力に賭ける。18分、守山・中村が右を突破、クロスはDFに当たるが、こぼれを(背番号が分からない誰か)シュート、右に外れる。決定機。25分野洲が自陣から守山DFの裏にロングボール、GK三品迷って前に出られず、野洲・福原が先にさわりゴールイン。2−1。守山は痛いミスでの失点。30分、野洲、右CK、坂本ヘッドは上に外れる。野洲、梅村の右クロスがファーに流れ、冨田の左クロス、梅村合わせるが左ポスト直撃。決定機。35分、守山・福岡が左からドリブル開始、2人をスピードでちぎり、強烈なシュート、GK横江正面。ロスタイムに野洲が坂本が足元ポストプレーから後方に落とし内久保ミドルシュート、これが守山DFに当たりコースが変わりゴールイン、3−1となった。
前半はシュート数8(3)対4(2)、CK数8対0、GK数1対4、右クロス5対1、左クロス6対0、ファウル4対3、カベ付きFK2対3、野洲がボールを回すのに対し、守山が直線的なカウンターを狙ったのがよく分かる数字だ。ただ決定機数は5対3と大差ない。
ハーフタイムでの選手交代はなし。後半立ち上がりは互角。シュートもない。9分、守山、中盤でのパスカットから村田にスルーパスが通り、GK横江との1対1となるが、これを外す。13分、野洲、左CK冨田のキックをファーで折り返し、坂本が蹴りこむ。4−1。直後にも冨田の左クロスを坂本シュート、やや弱い。21分、守山、石田の右FKがゴール前でこぼれ、坂井が決める。4−2。1点目と同じパターン。26分、守山・村田→松村。直後に野洲・冨田に警告。突破を身体で止めた。野洲も福原→松永、中川→端山。守山・中村(シュンスケという名前だ!)→雨森。33分、野洲、梅村が右を深深とえぐってペナスポット付近の潮入へ、しかしトラップミスでシュートならず。決定的チャンス。35分、守山、左CKで石田のキックがニアに飛び、誰かに当たってゴールイン。4−3。オウンゴールっぽいな、と思っていたら発表もオウンゴール。石田のキック精度は素晴らしい。総攻撃に出た守山に対し野洲はタテ1本のカウンターがつながり松永持ち込むがシュートは左上。39分、守山・立入に警告。ドリブルを後ろから倒した。まあ止むを得ないプレー。さらに守山は総攻撃を仕掛けるが、39分、中盤で野洲がドリブルをカット、2トップが抜け出し、右に坂本から左を走る松永へ、ドフリーを決めて5−3。直後に野洲・冨田→木村。時間稼ぎの交代。結局逃げ切って5−3で野洲が決勝進出。
後半はシュート数4(3)対4(1)、CK数2対1、ゴールキック数5対2、右クロス1対2(1)、左クロス3(1)対0、ファウル数8対5、カベ付きFK1対3、まあ五分の試合だった。
この試合のポイントである福岡対野洲DF陣の対決は福岡の身体能力の高さ(175cm、68kg)をよく封じ、危険なドリブル突破も1回に抑えた野洲DF陣に軍配が上がった。しかしセットプレーで石田の正確なキックが生き、守山が3得点。全国でもトップクラス、少なくとも高校総体や全日本ユースベスト4に引けをとらない破壊力を誇る攻撃面に比べて、守備面では大きな不安を残した。坂本はMOM級の活躍。U−17代表のポジションチェンジを多用するサッカーには合わなくとも、典型的9番としての力は十分ある。守山・福岡は(もし行くのなら)大学サッカーで頑張ってプロを目指してほしい好選手だ。
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