| 2007年10月21日(日) |
Ｊユースカップ Ｃ大阪−清水 |
Ｊユースカップ
セレッソ大阪−清水エスパルス
１４時 南津守 晴れ ピッチ並
セレッソ 清水
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Ｃ大阪はＪユースカップに入ってから３バックに変更。Ｕ−１５代表で杉本が抜け、左ハーフ丸橋もいない。ＤＦ陣も抜けて本来ボランチの１６８ｃｍ面家が最終ラインに下がった。開幕４連勝と好調だ。関西では総合力でＧ大阪に次ぐ力がある。
対する清水はクラセン静岡予選で敗退し、プリンスは２部に落ちるなど、今期は精彩を欠く。先日は鳥栖にも敗れた。当然今期初観戦である。夏までのエースで身体能力の高い藤牧をサイドバックで起用。
今期の結果からＣ大阪が優位と思われたこの試合だが、意外にも清水の入りがいい。いきなり藤牧が右から切れ込みシュート。左ハーフの佐野傑が再三ドリブルで仕掛ける。前田もドリブルが得意で、前田と佐野傑がからむと攻めが小さくなるが、その細かいドリブル・ワンツーはＣ大阪の脅威となった。３１分、Ｃ大阪・上月→山口健。Ｃ大阪もやや持ち直す。山口が左右に散らし、右に大きく開いた藤本がウイング的に突破を狙う。前半終了間際、清水はバックラインで回し、スコアレスで終わらせようとする。しかし右から左へのサイドチェンジがタッチを割りＣ大阪ボールへ。道上がドリブルで持ち上がり、中へ切れ込んで思い切ってシュート、これが右上隅に決まり、Ｃ大阪先制。
ハーフタイム、Ｃ大阪・藤本→大庭。運動量的にきつかったか。
後半はこう着状態が続く。清水はペナの手前までは迫るのだが、そこから攻め手がない。ＦＷ陣に高さがあれば、Ｃ大阪の弱点を突けたのだろうが……。後半７分、清水・望月→深澤。中央に入り、佐野孝が右ハーフ、前田がＦＷ。１８分、Ｃ大阪・篠原→道旗。速い選手。Ｃ大阪は徐々に守備を固めていく。一方清水は高さも点で合わせるＦＷもなく、前田頼りの攻撃となる。２３分、清水・佐野傑→成田。前田は再三ドリブルを見せるが前に進まない。４０分、清水・杉山→望月卓。Ｃ大阪・道上→西岡田。ロスタイム、Ｃ大阪・山口健→中東。タイムアップ。思い通りのゲーム運びでＣ大阪が逃げ切った。
個々の選手評を。
Ｃ大阪
篠原：１年生ながら堅実な守備を見せた。相手ＦＷが小柄だったため、空中戦も問題なし。
道上：１年生だが、攻撃面では西岡田をしのぐ。
山口蛍：パスに特化した選手だが、来年トップ昇格するには、ゴール前での怖さが必要。
藤本：いまどき珍しい生粋のウイング。
清水
藤牧：１８０ｃｍあって身体能力も高い。大学行けば１年からＡチームは入れるかも。
前田：特異な才を持つアタッカー。突破力に磨きをかければ来年の昇格あるかも。
佐野傑：この選手もドリブラー。スピードはイマイチか。
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