| 2007年05月13日(日) |
AFCフットサル選手権 第1日 |
日本のフットサルのレベルはアジアではイランに次ぐレベルにある。かつては本格的に競技フットサルに取り組んでいたのがこの2カ国だけだったので、日本が準優勝するのは難しくなかった。しかし近年アジアでも環境整備が進み、AFCフットサル選手権のレベルも上がってきている。国内でプロリーグを立ち上げた国も出てきた。 開幕戦、対フィリピン戦は戦う前から勝利は確定している。大差がつく事も予想できる。しかし週末に観れるゲームがこれだけなので、アジアのフットサルレベルを見るべく会場に脚を運ぶ。アルゼンチン戦と比べると観客が少ない。半分程度だった。会場でハリセンを応援グッズとして配っている。
フィリピンのスターティングGKはあのパランパンだった。以前よりは少しスマートな印象。日本はゴレイロ川原、フィクソ鈴村(元Jリーガー)、アラ藤井、木暮。ピヴォ小野。立ち上がりはフィリピンが前からプレスをかけ、日本少し戸惑う。フィリピンは技術的には拙く、日本がプレスをかければすぐにクリア、浮きだまのロングパスを連発し、いとも簡単にカットされてしまう。おそらく大会最弱レベルだろう。イラン人監督が率い、イラン系フィリピン人が主体とのことだが、フットサルの体をなしておらず、下手なさっかー選手が慣れないフットサルに取り組んでいる印象。それでも日本の得点までは6分を要したが、スペイン2部で活躍するエース木暮が決めて先制。10分には金山が決めて2点目。その後も日本がゴールを量産し、結局16−0で大勝した。パランパンは何度も好セーブがあった。しかしフリーでシュートの雨嵐を浴びてはどうすることも出来ない。
この日観た4試合の中では日本のレベルが突出していた。絶えずポジションチェンジを繰り返す多彩な攻め、巧みなフットサルのフェイク、正確なシュート、グループリーグ突破は固いし、上位進出も間違いないだろう。タイもいいチーム。国内でプロリーグも昨年発足したらしいが、チャイマンのいた頃の体育館サッカーではなく、選手がこなれているし、攻守に隙がない。もともとサッカーでも小技が得意な国とあって技も多彩だ。ベスト4の力はありそうだ。8−0でクウェートに圧勝。
この日イランは別会場で観られなかったが、おそらくベスト4には残るだろうから最終日にチェックできるだろう。
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