| 2006年08月07日(月) |
高校総体準決勝 広島観音−真岡 初芝橋本−帝京 |
高校総体 準決勝 広島観音−真岡 17時 長居第2 晴れ ピッチ並
広島観音 真岡 −−−古川−−佐山−−− −−−増渕−−大貫−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 田代−川上−−天根−天野 佐藤−吉田−−猪瀬−諸隅 梅本−−代−−山野−高橋 井上−中山−−久保−亀井 −−−−−中島−−−−− −−−−−形部−−−−−
28分:高橋の右FK、代が正面でドンピシャのヘッド。1−0。
シュートの少ないゲーム。広島観音の固い守りが目に付いた。お互い決定機が少なく、ゴール前を固めた守りを崩せなかった。攻撃面での意欲に欠けたゲーム。しかし総合力で勝った広島観音が勝利。
高校総体 準決勝 初芝橋本−帝京 19時 長居第2 晴れ ピッチ並
初芝橋本 帝京 赤木−−−水元−−−西口 −−−−新−−手塚−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−相原−−−−− −−山岡−岡田−東−−− 内澤−−岸−−鯨岡−鈴木 高垣−岡根−小西−太田浩 −−浅田−山田−浦田−− −−−−−太田弦−−−− −−−−−荒巻−−−−−
後半3分:初橋GKのキックミスを拾った新が体勢を崩しながらシュート。0−1。 後半10分:初橋右CK。高垣のキックが中央で競り合ったボールがファーにこぼれ、東がゴール上に押し込む。1−1。 後半18分:初橋右CK。高垣のキックがファーにこぼれ東が押し込む。2−1。
帝京3バックに対し初橋が3トップに変更して試合に臨む。登録上は4−4−2だったが。帝京はサイドでの人の受け渡しで混乱し、3分・9分と初橋・西口がバーを叩くシュート。完全に初橋ペースでゲームが進むが、帝京もギリギリの守備で対応。20分過ぎから帝京はマンマークのスペシャリスト・岸を最終ラインに下げた4バックで対応するがペースは変わらない。初橋はよくパスをつなぐスタイル。しかし後半激しいフォアチェックから相手のミスを誘い先制すると一時ペースをつかむ。しかしセットプレーから同じような形で初橋は得点し、終盤には帝京が退場者を出して初橋が逃げ切った。
高校総体はレベルとしてはクラブユース選手権より落ちる。もちろんクラブユース選手権はコンディションの良い第1日・第2日に観たのであり、4回戦・5回戦にあたる準々決勝・準決勝を観た高校総体との差は考慮しなければいけないが。 しかしサッカーの質はともかく、娯楽性では高校勢も劣ることはなかった。クラブサッカーというのは最終ラインから組み立て、中盤でサイドに振り、数的優位にならなければ戻して逆サイドを狙う、といった作業の繰り返しになることが多く、突破へのアクションが少ない。過剰にリスクマネージメントがいきとどいたサッカーになる。それに対して高校勢は突破の意識が強く、1対1の見せ場が数多くあった。 初橋は関西プリンスで上位4強には接戦ばかりだったとはいえ、4敗を喫している。4強とは差があったといってよい。岡田を中心にパスを回すサッカー自体はJユースと似ている。しかし積極性では大きく上回っている。クラブユース選手権優勝のG大阪は残念ながら中盤からのリスクチャレンジがほとんどなかった。初橋の躍進が関西サッカーに新たな潮流を引き起こしてくれればよいのだが。
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