2006年06月03日(土) |
練習試合 U−16日本代表−びわこ大 |
練習試合 U−16日本代表−びわこ大 11時 ビッグレイク人工芝
関西学生春季リーグで2部への降格が決まったびわこ大はメンバーを落として臨むと思われたが、1本目・2本目はエース近藤岳登もいるベストメンバーだった。
U−16日本代表 1本目 −−−大塚−−斉藤−−− −柿谷−−−−−−辻−− −−−山田−−岡本−−− 山崎−甲斐−−山地−高橋 −−−−−廣永−−−−−
高橋がケガしてから
−−−大塚−−斉藤−−− −−−−−柿谷−−−−− 山崎−山田−−米本−辻− −−甲斐−岡本−山地−− −−−−−廣永−−−−−
18分;びわこ大、近藤の右サイド突破から113番へ。0−1。
一本目が現時点でのベストメンバーと思われる。廣永・山田・柿谷・斉藤らはアジアユース本大会の選出もほぼ確実。イマイチ機能せず、守備面では柿谷があまる動かずプレスの効果は薄かった。またDF陣が1対1に弱く、アジアユースでは守勢に回れば苦しそう。米本は運動量があり身体能力も高い好素材だ。しかしよく動く山田との相性は良くない。山田の控えとしては面白いが。国体でも注目してみよう。
U−16日本代表 2本目 −−−端戸−−長谷部−− −−−−−柿谷−−−−− 山崎−山田−−米本−水沼 −−浜田−岡本−山地−− −−−−−廣永−−−−−
時間不明、裏を取った近藤がループ、バーを叩くがこぼれを自ら決める。0−2。
柿谷がトップ下でよく機能。ドリブルを交え独特のタイミングでボールを離す。このチームは左サイドの攻撃が主体化と思っていたが、水沼がバランスをとりつつ攻撃面でも機をうかがっていい攻め上がりを見せる。端戸・長谷部ともよく動くタイプだが起点になりきれず。
U−16代表 3本目 −−−斉藤−−辻−−−− −−−−−−−−−−−− 前田−米本−−岡崎−山浦 中谷−甲斐−田中−庭月野 −−−−−森廣−−−−−−−
?分;びわこ大、右CKでニアに走りこんだ56のヘッドが決まる。0−3。 ?分;代表、右サイドを崩し辻が決める。1−3。 ?分;びわこ大、カウンターからタテ一本、42番が決める。1−4。 ?分;代表、辻のパスを斉藤が流し込む。2−4。 ?分;代表、山浦の右クロスをファで前田がフリーのヘッド。3−4。
びわこ大がメンバーを落としたため代表が健闘。山田抜きでの米本のプレーが光った。両サイドも攻撃的でびわこ大のプレスをかいくぐりよく攻めた。攻勢に出れば強いこのチームの特性が良く出た内容。
U−16代表 −−−水沼−−端戸−−− −−−−−岡崎−−−−− 中谷−山浦−前田−長谷部 −庭月野−田中−浜田−− −−−−−原−−−−−−
膠着状態が続いた。水沼・端戸のマリノスコンビはフィットせず。水沼は中盤のほうが生きそう。
コンセプトとしては田嶋ジャパンに似て、身体能力やポテンシャルよりも戦術眼に秀でた選手を集めクレバーなチームを作ろう、というもの。ポンポンと1タッチ・2タッチのパスを回していくような。佐伯尚平のようなポテンシャルは高いが、判断力に難があるタイプは苦しい。どうしても中体連出身者や高体連よりもクラブが有利となる。それでもDF陣の大型化は徐々に進んでいる。秋のDF陣は戦術眼に偏った選考だった。かつてはクレバーなだけで激しさ・寄せの厳しさは皆無だったが少し改善されている。ボランチは山田直輝という絶対的な選手がいるだけに守備のしっかりした相方しだいで強力なチームになりそう。秋は4−2−3−1も試されていたが、柿谷をトップ下で使うか、得意の左サイドで使うか思案のしどころ。4−2−3−1なら右サイド水沼、左が斉藤学、1トップに端戸仁とマリノスで固めるのも良いかもしれない。1トップには身体能力があり、動きまくれる大塚翔平や長谷部彩翔もいいかもしれないが、端戸にもその適性はある。 アジアユースでは組み合わせにも恵まれ、グループリーグは突破しそう。その先まで進めるかどうかは8月の豊田国際ユースで確認してみよう。
何人かについて
廣永遼太郎;ポテンシャルは高い。アジアユースは正GKとして迎えることとなるだろう。ただFC東京には権田修一というトップ昇格確実な正GKがいるだけに試合経験とそれに伴う伸びに不安も感じる。
岡本知剛;ボランチでスタート、後にCBへ。底知れぬポテンシャルの持ち主で、このチームには珍しいタイプ。
米本拓司;最大の発見。このチームとしては例外的に生まれが遅く、それだけに今後の伸びが期待される。身体能力の高さと豊富な運動量で中盤を制圧できるセントラルMF。
柿谷曜一朗;守備面では運動量が足りず、サボったシーンも目立ったが、攻撃面ではこの選手抜きでは成り立たない。確実なキープと素早い捌き。ドリブルで決定機を演出。
水沼宏太;父に似てとてもクレバーな選手。バランス感覚は天性のもの。もう少し積極性が出てくれば右サイドのレギュラーが確実となるだろう。ライバルが積極性に秀でた辻なだけに。
GK 廣永 遼太郎 HIRONAGA Ryotaro 1990.01.09 183cm 75kg FC東京U-18 原 裕太郎 HARA Yutaro 1990.04.23 186cm 78kg サンフレッチェ広島ユース 森廣 泰彦 MORIHIRO Yasuhiko 1990.05.30 180cm 65kg ガンバ大阪ユース DF 山地 翔 YAMAJI Sho 1990.04.14 181cm 70kg 浦和レッズユース 中谷 柾名 NAKATANI Masana 1990.04.28 171cm 56kg ヴィッセル神戸ユース 高橋 峻希 TAKAHASHI Shunki 1990.05.04 164cm 54kg 浦和レッズユース 山崎 正登 YAMAZAKI Masato 1990.05.12 170cm 57kg 柏レイソルU-18 甲斐 公博 KAI Kimihiro 1990.05.16 176cm 60kg 横浜F・マリノスユース 浜田 水輝 HAMADA Mizuki 1990.05.18 182cm 74kg 浦和レッズユース 岡本 知剛 OKAMOTO Tomotaka 1990.06.29 174cm 63kg サンフレッチェ広島ユース MF 柿谷 曜一朗 KAKITANI Yoichiro 1990.01.03 172cm 58kg セレッソ大阪 八反田 康平 HATTANDA Kohei 1990.01.08 168cm 50kg 鹿児島県立鹿児島中央高校 金井 貢史 KANAI Takashi 1990.02.05 173cm 61kg 横浜F・マリノスユース 水沼 宏太 MIZUNUMA Kota 1990.02.22 174cm 66kg 横浜F・マリノスユース 斎藤 学 SAITO Manabu 1990.04.04 165cm 58kg 横浜F・マリノスユース 田中 裕人 TANAKA Hiroto 1990.04.26 170cm 60kg ガンバ大阪ユース 比嘉 厚平 HIGA Kohei 1990.04.30 163cm 55kg 柏レイソルU-18 前田 陽平 MAEDA Yohei 1990.05.19 170cm 60kg 清水エスパルスユース 山田 直輝 YAMADA Naoki 1990.07.04 165cm 60kg 浦和レッズユース 和田 拓也 WADA Takuya 1990.07.28 170cm 62kg ヴェルディユース 米本 拓司 YONEMOTO Takuji 1990.12.03 172cm 58kg 兵庫県立伊丹高校 FW 原田 開 HARADA Kai 1990.02.02 156cm 55kg ジュビロ磐田ユース 長谷部 彩翔 HASEBE Ayato 1990.02.06 176cm 63kg アルビレックス新潟ユース 辻 智人 TSUJI Tomohito 1990.03.12 170cm 60kg ヴィッセル神戸ユース 大塚 翔平 OTSUKA Shohei 1990.04.11 177cm 64kg ガンバ大阪ユース
◇不参加選手
MF 和田 拓也 (ヴェルディユース) ケガのため MF 比嘉 厚平 (柏レイソルU−18) ケガのため MF 八反田 康平 (鹿児島中央高校) チーム事情のため FW 原田 開 (ジュビロ磐田ユース) ケガのため
◇追加招集選手
MF 山浦 公裕 (FC東京U−18) 1990.10.29 170cm/58kg MF 庭月野 仁 (日本航空高校) 1990.04.10 176cm/67kg MF 岡崎 建哉 (ガンバ大阪ユース) 1990.05.31 168cm/51kg FW 端戸 仁 (横浜F・マリノスユース) 1990.05.31 173cm/58kg
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